2月2日にアメリカ上空で確認され、大きな騒ぎとなった中国の偵察用と見られる気球。結果的に米空軍機により撃墜され習近平国家主席の面子が潰れた格好となってしまいましたが、この騒動、誰が何の目的で仕組んだのでしょうか。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では台湾出身の評論家・黄文雄さんが、気球を米上空に飛来させた勢力を推測する専門家の分析を紹介。さらに中国の歴史を紐解きつつ、この気球事件が対外戦争にまで発展する危険性があることを示唆しています。
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プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。
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戦争する気満々の偵察気球が露わにした習近平のボロ。中国のお家芸「失脚なら処刑」も?
● 中国、気球問題で対米姿勢急変-遺憾の意表明から一転、報復を警告
アメリカ本土に中国の気球が飛来し、これをアメリカ空軍が撃墜したことは、すでにニュースなどでご存知のことでしょう。事の起こりは2月2日、アメリカ国防総省の報道官が、中国による偵察用気球がアメリカに飛来したと発表したことからでした。
この気球はアメリカを横断し、2月4日、サウスカロライナ沖に出たところで、米空軍のF22戦闘機によって撃墜されました。被害を回避するため、海上に出たところで撃墜したわけです。この件に絡んで、ブリンケン国務長官は、2月5日から予定していた中国訪問を延期することを発表しました。
中国政府は当初、気球は民間の気象研究用であり、不可抗力によってアメリカ領空に入ったと説明し、「遺憾の意」を表明していましたが、撃墜後の5日には「明らかな過剰反応」だとアメリカを非難し、報復措置の可能性も示唆し、態度を急変させています。
来るなら迎撃するまでだ。スパイ気球は日本に飛来の過去も
中国の気球は中米コスタリカでも確認されており、中国はこちらに対しても不可抗力で進入したとして「遺憾の意」を示しています。2つもの気球がいずれも計画航路をそれて他国へ進入したことになりますが、そのようなことがあるのでしょうか。同様の気球は、日本でも2020年に仙台で目撃されています。
そもそも、民間のものだというなら、その民間会社の責任者が記者会見なりを開いてもよさそうですが、そういう動きもなく、また、中国政府はその民間会社の名前も明かしていません。これも不思議なことです。
中国外務省の毛寧報道官は、メディアから「中国はなぜ自国の気球をコントロールすることがそんなに難しいのか」と問われ、「私は専門家ではないので答えられない」と答えをはぐらかしたそうです。
この気球がスパイ用だったかどうかは、今後のアメリカでの分析で明らかになると思いますが、いま中国問題の研究家のあいだで話題になっているのは、習近平政権は、なぜ世界中に撃墜シーンが映し出され、面目が丸つぶれになるようなことを、わざわざしたのかということです。アメリカが撃墜しないとタカを括っていたのでしょうか。他国の領空を侵犯するような物体を飛来させておいて、それではあまりにも能天気です。
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米上空に偵察気球を飛来させたのは誰か?バカにされた「中国最大の小学生」習近平
ニューヨーク・タイムズやフィナンシャル・タイムズは、この事件は習近平の指導力に疑問を投げかける出来事であるとし、習近平政権が誇るコントロール体制や内部セキュリティが、言うほどきちんと構築されていない、または有効ではない可能性があると指摘しています。
しかも、ブリンケン国務長官の訪中を前にして、わざわざアメリカを刺激するような事態を引き起こしてしまったわけですから、わざわざ緊張関係を作り出してしまったことになります。
MITの安全保障研究プログラムディレクターのテリー・フー主任研究員は、ブリンケン米国務長官の訪中が予定されていることや、習近平が気球の航路を知っていたなら放出を承認することはなかったと思われることから、「気球が発見された場合の政治的影響を認識していなかったか、あるいは長期計画で取り組んでいたため存在を忘れていたか、そうでなければ、米中関係の緩和を望まない解放軍による策動」と論じています。
また、シンガポール国立大学リー・クアンユー公共政策大学院の元上級客員研究員である唐安竹氏は、人民解放軍と党中央委員会との連携不足、あるいは習近平の米中関係緩和を妨害する共産党による陰謀の可能性があると指摘しています。
元国務次官補(アジア太平洋担当)のスーザン・シャーク氏はニューヨーク・タイムズ紙に対し、「特に中国にとって国際的にも国内的にもダメージが大きいのは、中国政府の能力に対する疑問を投げかけ、それが習近平のリーダーシップに対する疑念を深める可能性がある」と述べています。
シャーク氏は、習近平は若い頃は小学校までしか正規の教育を受けておらず、中学生の時に文化大革命の「下野」運動で中断されたことが中国のネット村民に暴露され、「中国最大の小学生」と言われることがあると指摘。
今回の気球事件は、中国の誇る安全保障機構である習近平政権内のコミュニケーションとコントロールが、米国領空の不正利用や無謀な軍事的奇襲など、自信を持って世界に示すほど首尾一貫していない可能性や円滑に機能していない可能性を世界に知らしめたとし、中国がグローバルパワーとしての地位を高めることを管理できるのか、中国研究家は疑問を持ち始めていると報告しています。
痴話ゲンカに涙目?習近平政権で内紛か
つまり、以上の意見はすべて、反習近平派が仕掛けた可能性を指摘しているわけです。中国ではどんなに権力を掌握しても、反対派による策動が湧いて出てくることが歴史上、繰り返されてきました。建国の父である毛沢東も、中華人民共和国成立後ですら何度も政治的失脚の危機が繰り返され、その結果、熾烈な権力闘争が展開され、文化大革命をはじめとする大動乱へとつながっていったのです。
振り返れば、習近平の外交機会にあわせて、それを邪魔するかのようなことが起こる、ということは何度も起こっています。
たとえば2014年9月、習近平はインドを初訪問しましたが、その最中、中国と国境を接するインド北西部ラダック地方では、約1,000人の中国軍部隊がインド側に越境し、インド軍と衝突するという事件が起こりました。
よりにもよって、インド初訪問時に、中国側からインド軍を挑発するような行為が行われたのです。もちろんインドのモディ首相はこれに対して抗議し、習近平は面子を潰すことになりました。さすがにこれは習近平の指示とは考えにくいでしょう。
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権力闘争に負けたものは「処刑」が中国の“お家芸”
中国という国は、大きすぎるために統制も大変です。習近平政権は数億台の監視カメラを使い、言論や思想の自由を統制しようとしていますが、それも完全にはできません。最近は、ゼロコロナ政策に反対するデモ「白紙革命」が起こりました。
独裁国家ではあるものの、極めて不安定なのです。中国では秦の始皇帝からラストエンペラーの清の宣統帝まで、約2,000年のあいだで皇帝は209人でした(通史)。しかしそのうちの63人は殺されており、じつに皇帝の3分の1は天寿を全うできなかったのです。しかも80歳まで生きることができたのはわずか5人しかおらず、殺害されずとも、さまざまな軋轢によって早逝した皇帝も少なくありません。
明朝最後の皇帝である崇禎帝は、反乱軍が都に迫る中、娘に手をかける際、「なぜそなたは皇帝の娘などに生まれたのだ」と嘆いたことは有名です。
このように、独裁政権をめぐる権力闘争が繰り返されるため、中国の政治は常に不安定でありつづけました。そして、こうした内部の権力闘争は、対外戦争に転嫁されやすいというのも、中国の特徴です。
始皇帝亡き後の秦王朝で専横を極めた宦官の超高は、権力闘争のライバルを蹴落とすため、楚との戦いに出た名将・章邯に援軍を送らず、敗戦の責任を取らせて誅殺しようとしました。
鄧小平は華国鋒との権力闘争に勝利するために、1972年、ベトナムに戦争を仕掛けて中越戦争を起こしました。軍を動かせるのが自分であることを示すと同時に、政敵の軍を最前線に立たせて敵に殲滅してもらい、政敵の力を削ぐためです。
このように、中国の政治権力は奇々怪々であり、その不安定さが対外戦争の原因に成ることも少なくありません。今回の気球事件の不可解さは、中国政権内部で大きな変化が起こっている可能性と、中国の対外冒険主義が増大する危険性をも示しています。
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2023年1月配信分
- 中国製ソーラーが有事の際、中国軍のピンポイント標的になる可能性/リニューアルが進む台湾の歴史ある市場(1/26)
- ついに人口減少の中国。ゼロコロナ解除は高齢者減らしのためか?/人気商品のパッケージもプロパガンダとして利用する中国(1/18)
- 日本と韓国のみビザ発給停止したことで自ら首を締めた中国/出自不明の医薬品が出回る台湾、裏に中国の薬買い占めが関係?(1/11)
- 次は「煙花革命」? 国内の感染者と不満を海外に転嫁する中国共産党/習近平が新年の演説で「台湾統一」を口にしなかった理由(1/4)
2022年12月配信分
- コロナ死者急増で中国に万人坑が出現。変異株が再び世界を襲う可能性(12/28)
- TikTokと中国警察の在外拠点の関係(12/21)
- 各国における中国の影響力比較を発表、日本は?/来年のWBCで中国が台湾国旗に圧力をかける可能性(12/14)
「台湾独立不支持」を首相に迫る立憲民主党は中国の台湾侵攻を煽っている/「白紙 - 革命」後、加速する新たな弾圧と侵略(12/7)
2022年11月配信分
- 台湾統一地方選挙、本当の敗北者は習近平だった(11/30)
- 失踪児童と強制労働と中国企業躍進の関係/中国の人質外交の駒にされる台湾人(11/23)
- 「四つんばい」現象は中国版「ええじゃないか」か?/日本や世界にも影響必至の台湾統一地方選挙(11/16)
- ツイッター大量解雇の裏で「中国のスパイ」もリストラか/台湾で起こる凶悪犯罪、マフィアの裏に中国がいる可能性(11/9)
- 中国の台湾統一で日本の「戦後からの脱却」は不可能となる/日本企業も台湾有事に備え始めた(11/2)
2022年10月配信分
- 共産党大会の人事が示す中国の悲惨な未来/台湾の建国記念日に登場した日本の高校の吹奏楽部が巻き起こした感動(10/26)
- 他国の主権を平気で踏みにじる中国のメンタリティ/インターネットで人民を抑圧する中国と自由度アジアトップの台湾との差(10/19)
- 香港で進む中国式愛国教育がポスト習近平後の中国を崩壊させる/「安倍晋三友の会」が発足、台湾側の日台交流の礎となる(10/12)
- 総統選の前哨戦・台北市長選挙の行方(10/6)
2022年9月配信分
- 国葬を通して浮かび上がった「反対派」の正体/台湾で大人気アジアン・ホラー(9/28)
- なぜ高齢者ほど円安で安倍叩きを加速し、若者は安倍支持に向かうのか/統一地方選挙に向けて動き出した台湾(9/21)
- 習近平のエリザベス女王への弔意が示す英中・日英関係の今後/中国の国内粛清激化から見えてくる習近平の焦り(9/14)
- 中国にはめられたラオス。統一教会問題で揺れる日本はスパイ防止法の好機/いまだ危険で不衛生な中国製食品の実態(9/7)
2022年8月配信分
- 国も地方もこぞって罰金をでっち上げる中国のヤバイ経済状況(8/31)
- 中国IT機器を排除しきれない日本は台湾以上に危ない/台湾人の被害が続々!他国を犯罪の巣窟化する「一帯一路」の実態(8/24)
- 習近平が進める「王化」を示すための少数民族弾圧/「台湾統一」の妄想を現実化させようという京台高速鉄道の噴飯(8/17)
- 中国が荒唐無稽な理由を掲げて領土主張する理由/「ペロシ・ショック」で中国に踏み絵を迫られる台湾芸能界(8/10)
- メンツを潰され暴走する習近平政権の行方/いまこそ台湾は脱中国の好機が到来(8/3)
2022年7月配信分
- 中国からの中国人大逃亡が過去最大になっているヤバさ/独裁国家で行われる死刑の恐ろしさ(7/27)
- 空前の安倍ブームが続く台湾、なおも印象操作に走る日本メディア(7/20)
- 日本・台湾で受け継がれる安倍精神/台湾青年を中国に引きずり込む習近平と国民党の策謀(7/13)
- 10億人のデータ流出! 裏に熾烈な権力闘争か/日本で熱い視線を集める台湾文学(7/6)
2022年6月配信分
- 中国の12万分の1の小国が中国の恫喝に屈しない理由/7年前の台湾の悲劇を振り返り、夏の事故に気をつけよう(6/29)
- 新空母「福建」の名称に潜む日本侵攻の野望/台湾の玄関口に中国人民解放軍関係企業の製品が潜む危険性(6/22)
- 中国お墨付きのハッカー集団の実態と暴走の恐怖/自国の非道を他国になすりつけて批判する中国(6/15)
- 密告奨励をさらに強める中国、日本人に迫る危機/天安門事件を知らぬ若者のうっかり言動が命取りに(6/8)
- 日韓関係が進展しそうなときこそ警戒を怠るな/台湾のコロナ事情と、入国緩和した日本に高まる期待(6/1)
2022年5月配信分
- ウイグル内部情報が流出、サイバー攻撃側の中国が攻撃される側に/40年の時を経てようやく民主暗黒時代の幕が下りた台湾(5/25)
- プーチンと習近平、国民から見捨てられるのはどちらが早いか(5/18)
- 「日本国憲法脳」に侵された護憲派は、世界の危機に気づかない/台湾映画が監督・山下敦弘、脚本・宮藤官九郎で日本でリメイク(5/11)
- 「馬某」騒動から見える習近平政権の危うい状況/台湾の新型コロナ、ピークアウトは5月中旬以降か(5/4)
2022年4月配信分
- 親中の国で高まる反中意識/台湾の新型コロナ対策、中国との対比(4/28)
- 国歌さえも「反国家的」として歌えなくなった中国(4/20)
- 新型コロナ下で墓荒らしが横行する中国の危ない未来/台湾と日本が食でつながる機会が続々(4/13)
- ロシアの影でオーストラリアの裏庭に進出する中国のヤバイ実態(4/10)
- 中国のロシア擁護から読み解く台湾侵攻戦略(4/6)
2022年3月配信分
- ロシアでクーデターが起これば習近平政権も中国も大崩壊(3/30)
- 日本の国会で演説のゼレンスキー、台湾の反中意識も高めてしまう/台湾の漆塗りの生みの親は日本人だった(3/23)
- 中国の台湾侵略の予定時期が発覚! 習近平プーチン化の恐れと日本の惰弱/震災11年目、ますます強まる日台の心の交流(3/16)
- ウクライナ危機が台湾独立と習近平退場をもたらす/中国の責任転嫁は台湾侵攻のシグナルか(3/9)
- ウクライナで急速に悪化する対中感情、裏にある中国の誤算/東アジアで明確になる敵味方の勢力図(3/2)
2022年2月配信分
- ウクライナ危機に乗じて中国は日本侵略を加速する/やっぱり異常だった北京五輪、パラリンピックに広がる懸念(2/24)
- 帰国選手から漏れ始めた「北京五輪は最悪」の声と今後の重大な懸念/日本が台湾に残した弁当文化の素晴らしさ(2/16)
- 疑惑判定と中国当局の茶番続出の北京冬季五輪/台湾の日本産食品輸入解禁ででデマを拡散する中国と国民党(2/9)
- 台湾に北京五輪開閉会式参加を迫ったIOCと中国の黒い思惑/すべての「解釈権」を主張する中国の傲慢(2/2)
2022年1月配信分
- 北京冬季五輪では選手までもが踏み絵を踏まされる可能性(1/26)
- 北京五輪、選手の個人機器から情報抜かれる懸念、そんな国で五輪をやる矛盾/行動履歴を追跡する台湾、春節に向けて感染増加するか(1/19)
- 韓国人の嫌いな国1位中国、2位日本だったことが示す異常な小中華の歴史観/国民党復活につながらなかったリベンジ・リコール(1/12)
- 2022年は世界大変化の年になる/2022年「ゼロコロナ」に失敗した中国は反日教育と尖閣侵略に動く(1/5)
2021年12月配信分
- イーロン・マスクの衛星が中国に乗っ取られる?/中国に「犯罪者」認定された海外の外国人が中国に強制送致される日(12/29)
- 「愛国者治港」の次は「愛国者治台」「愛国者治日」を狙う習近平/中国のお先棒を担ぐ売国政党に成り下がった台湾国民党(12/22)
- 60カ国以上に輸出された中国製AIが反乱を起こすとき/岸田首相ゆかりの建物修復、台湾の日本愛は不変(12/16)
- 「馬鹿」の故事と瓜二つ「中国的民主」の噴飯/台湾統一は2035年? その年、習近平が消える可能性(12/8)
- 中国に屈服した台湾企業に見る北京五輪スポンサーとなる危うさ/中国離れこそが国家繁栄につながることが証明され始めた(12/1)
2021年11月配信分
- 【特別号】ソロモン、WHO、IOC…中国に忖度するほど世界の反中が強まる理由/台湾企業への嫌がらせで墓穴を掘る習近平政権(11/29)
- 台湾も参加。12月の「民主主義サミット」で加速する北京五輪ボイコット(11/24)
- 女子テニス選手による共産党幹部の告発で加速する北京五輪ボイコット/コロナの被害を食い止めた台湾の衛生観念は日本人がつくった(11/17)
- 言論の自由・民主で日台共闘。日本で台湾書籍のフェアが続々開催/愚民化政策で無気力化が進む中国の若者たち(11/10)
- 【特別号】台湾独立派の刑事責任を追及する習近平、自身に迫る刑事告発(11/8)
- 竹のカーテンを閉じ始めた中国、続々と逃げ出す外国企業(11/3)
2021年10月配信分
- 北京五輪後の有事に備え中国通信企業の活動を禁止した米国。日本は?/自由主義陣営が台湾を支持するほど国内統制を強める中国(10/27)
- 中国の不穏な経済情勢、台湾威嚇の裏に権力闘争の激化か/台湾を近代化に導いた日本の教育の復活を!(10/20)
- 【特別号】失いたくない「台湾社会の緩さ」(10/18)
- 日本人に知ってもらいたい「突然、日本人でなくなった」台湾人の悲哀(10/13)
- 歴史的に中国と不正は切っても切れない関係にある(10/10)
- 岸田政権、日本は再びアジアのリーダーになれ(10/8)
2021年9月配信分
- ウソも100回言えば真実に。日本人に広がる「旭日旗=戦犯旗」論/結党35周年の民進党、習近平が支持表明する国民党(9/30)
- 【特別号】中国・台湾のTPP加入申請で風雲急を告げるアジア情勢、日本の次期総理が鍵となる(9/23)
- AUKUSに見る豪州のフランス切りの理由と切迫したアジア情勢(9/22)
- 30兆円規模の企業破綻が間近。国内統制強化を急ぐ習近平の危うさ/謝長廷氏をディスって墓穴、「中国の情報工作」疑惑(9/15)
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- ついに始まった「文革2.0」で習近平はラストエンペラーになる/「血の同盟」北朝鮮も中国製ワクチンはお断り(9/1)
2021年8月配信分
- 中国が外交でマイクロ波兵器を利用した疑い/アフガン接近で漢の武帝の二の舞になる中国(8/25)
- 【臨時号】いま台湾でもっとも話題のドラマ『斯卡羅』に注目!(8/23)
- 今日のカブールは「明日の台湾」ではなく「昨日の香港」(8/18)
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- 人口280万人のリトアニアはなぜ中国の恫喝に屈しないのか(8/11)
- 国内も国外も好評価に転換した東京五輪、課題は次のチャンスに活かすべき(8/9)
- 北京五輪を前に外国人記者への脅しを強める中国、沈黙する日本企業(8/4)
- 夏以降、台湾映画の魅力が詰まった作品が続々日本公開(8/2)
2021年7月配信分
- 五輪開会式で日本が「台湾」を連呼した背景(7/28)
- 【特別号】消滅の危機にあった「台湾語」が世界で評価(7/26)
- 日本の飲食店は、韓国人への思いやりで「入店お断り」すべき(7/21)
- 日本の至宝・大谷翔平はなぜ台湾の至宝でもあるのか(7/14)
- 中国の台湾・尖閣侵略は日清戦争の復仇、だから次は沖縄が危ない/ワクチンで明らかになる国民党特権(7/7)
2021年6月配信分
- 在外中国人の口封じのため暴力恫喝する中国共産党/いまだ異民族虐殺を続ける中国。虐殺史から中国の本質を読み解く!(6/30)
- 中国式民主主義とは民意を盗聴して潰すこと/他国からの善意を政権批判に使う国民党と中国の卑劣(6/25)
- 郭台銘のワクチン調達協力は、次期総統選挙への布石か(6/20)
- 今度は中国の「臓器狩り」が世界的な問題になりつつある(6/16)
- G7での対中批判の共同声明で、在中日本人が逮捕される可能性(6/10)
- 漢人が抱く人口減への危機感と少数民族の断種政策/台湾に中国製ワクチンを使用させようと画策する中国の手口(6/2)
2021年5月配信分
- 【特別号】中国のワクチン購入妨害でさらに深まる日台の絆(5/29)
- 中国「チベット解放70周年」、次は「沖縄解放○周年」か(5/27)
- ついにウイグル問題の悪影響が日本企業を直撃/新型コロナ急増の裏で中国人の不法上陸が発覚した台湾(5/19)
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- 【中国】新型コロナは中国のバイオ兵器だった疑いが急拡大、ブラジル大統領も中国関与を示唆(5/12)
- 【特別号】「日本がつくった台湾」の英断に日本は学べ(5/8)
- 今年の6月4日は世界で「もっとも危険」な日になる(5/5)
- 5月8日、台湾のダム建設の恩人・八田與一に思いを馳せる(5/2)
2021年4月配信分
- いよいよ現実化する日本の「ファイブ・アイズ」入りと重大な懸念(4/28)
- もう中国とのビジネス自体が致命的なリスクとなる/人民解放軍からの命令で対日スパイになる一般中国人たち(4/21)
- (特別号)日台の絆の深さがわかる航空会社のツアーが続々(4/18)
- 中国政府の制裁に「感謝」するアリババの末路と日本の危機(4/14)
- (特別号)改革を阻む国民党勢力と繰り返される台湾鉄道の事故(4/11)
- 日本人が捨てた日本統治時代の記憶を掘り起こす台湾(4/7)
- (号外)台湾鉄道の事故の状況と、日本とのゆかりの深い花蓮県(4/4)
2021年3月配信分
- 中国人も嫌がる中国産ワクチン、あまりの不人気に政府は珍奇な宣伝と強制接種を敢行(3/31)
- 新型コロナ同様、脱中国化の遅れが致命的となった日本のSNS/深まるパラオと台湾の絆、高まる世界の反中感情(3/24)
- 【追加記事】もう中国の台湾への嫌がらせも限界がみえてきた(3/18)
- アジアの若者に広がる中国嫌い「ミルクティー同盟」の背景に歴史的反華僑(3/17)
- 中国人・中国企業の「なりすまし」に警戒せよ/芸術で世界的評価を次々獲得する台湾の若者たち(3/10)
- 世界で相次ぐ中国のジェノサイド認定と日本のギャップ/日本に広がる台湾の魅力(3/3)
2021年2月配信分
- 「紅二代」との権力闘争激化で習近平は失脚か?/いまも昔も収容所が中国の文化(2/24)
- 偽ワクチンの横行と隠蔽に走る中国の深い闇/日帝残滓を用日に利用する韓国のご都合主義(2/17)
- 北京五輪を糾弾しない森喜朗氏批判の偽善者たち/中国に政治を乗っ取られる南アの不安(2/10)
- 他国批判で自国評価を上げようとする中国の卑しさ/汚職と結びついた中国人体ビジネスの実態(2/3)
2021年1月配信分
- バイデン政権が表明「戦略的忍耐」と日本の覚悟/戦後台湾に中国語を広めた外省人アナウンサー、波乱の生涯を閉じる(1/27)
- 台湾代表が大統領就任式に初招待、中国は深夜の恫喝外交/台湾市議を組織的リコールに追い込んだ国民党と中国の卑劣(1/22)
- トランプの「置き土産」が中国の野望を崩す/独裁を求める秩序なき中国人、自発的に秩序を守れる日本人(1/13)
- イランが「我が国の歴史は韓国の仕打ちを忘れない」と激怒する理由/年初から国内統制強化・外国をシャットダウンする中国の断末魔(1/6)
2020年12月配信分
- 【来年を迎えるにあたって】(12/30)
- コロナ対策に失敗したドイツを礼賛、成功した台湾を無視する日本のリベラル/ゲーム背景まで検閲する中国の限界(12/23)
- 外交問題を「用日」で乗り越えようとする韓国に警戒せよ/中国離れを加速させる企業の課題と小国の時代(12/16)
- アメリカで高まる日本の機密情報網入りへの期待と課題/中国の情報撹乱でも台湾がアジア最高の自由と民主主義を謳歌する理由(12/09)
- 香港の次は「台湾独立」派を取り締まる中国/お得意の「写真捏造」で他国を貶し始めた中国(12/02)
2020年11月配信分
- 台湾人が望むトランプ大統領の訪台と国家承認の現実性/反中の意味が込められている台湾のアカデミー賞「金馬奨」(11/25)
- 危険なRCEPより中国排除のTPPで日台連携を/何でも政局化させる国民党の「万年野党化」ぶり(11/18)
- バイデン次期大統領に世界から上がる不安の声、日本自立のときがきた/中華世界ではいまなお暴力が文化(11/11)
- 日本人も他人事ではない中国共産党の「アリペイ統制」/台湾ドンキ1号店のスタッフ募集に台湾人2倍の申込みがあった訳(11/04)
2020年10月配信分
- 日米同盟の強化にもつながる「日台交流基本法」の早期制定を/学習院での講演会報告(10/28)
- 嫌われても世界に中華思想を押し付ける中国/中国の「戦狼外交」は必ず自滅する(10/21)
- 台湾人スパイの懺悔をでっち上げる滑稽な中国の焦り/日本学術会議こそ中国の「三戦」を研究せよ(10/14)
- なぜ日本の学者は中国の軍事的脅威をわざと無視するのか/台湾の若き政治家たちへの期待と長年の愚民教育への懸念(10/07)
2020年9月配信分
- 対米戦略に国連中心主義を持ち出した中国の欺瞞/「中国の台湾化」が世界を救う(9/30)
- 人民解放軍の「文攻武嚇」PRのお粗末ぶり/習近平が目指す全体主義の正体(9/23)
- 強まる弾圧と狭まる習近平包囲網/歴史を知らない韓国人が歴史を説教する厚顔(9/16)
- 9月15日から、ついに世界で敵と味方が明確になる/中国と絡むと映像作品も政治になる(9/09)
- 安倍首相辞任、次期総裁選びと親中派の焦り/世界の民主主義国が台湾を訪れて連帯を示し始めた(9/02)
2020年8月配信分
- チベット人の自由と権利のために戦った女戦士の死/世界が辟易し始めた韓国のご都合主義とOINK(8/26)
- ドル経済圏から追放される中国の焦り/台湾に受け継がれる日本人の自然観(8/19)
- なぜいま中国は香港民主活動家を次々逮捕するのか/香港潰しの次に中国は確実に台湾を狙う(8/12)
- 反日親中メディアの終焉/李登輝元総統との思い出と台湾が抱える課題(8/05)
2020年7月配信分
- 銅像で相手を貶めるのは中華の文化/ようやく中国の本質を理解したアメリカ(7/29)
- いよいよ日本企業も中国企業との取引が生死を分けるときがきた/三浦春馬氏の死に衝撃を受ける台湾(7/22)
- 中国にとって国際法とはなにか/「台湾鉄道の父」を日本人から中国人に変えようとする姑息な動き(7/15)
- 日本も本気で中国のスパイ対策に乗り出すべきとき/徴用工問題の報復を恐れる韓国が狙うWTO事務局長(7/08)
- 次は台湾を狙う中国と、滅びゆく香港の力を結集する台湾/三峡ダム決壊が招く中国分裂(7/01)
2020年6月配信分
- 朝日新聞が「中国の宣伝機関」としてアメリカに認定される可能性/ゲームの中で展開される反中闘争(6/24)
- もう歴史問題で韓国を相手にしても意味がない/ついにウイグル化がはじまった香港(6/18)
- 中国に近づいてやっぱりバカを見たインドネシア/台湾で国民党独裁からの民主化を描いたドラマ解禁(6/10)
- 中国のアメリカ暴動への関与疑惑が出はじめた/コロナで中国は旧ソ連と同じ道を辿るか(6/03)
2020年5月配信分
- 中国制定の「香港国家安全法」が日本の護憲派を殺す/親中カンボジアの「中国に近づきすぎたツケ」(5/27)
- 中国の恫喝はもう台湾に通用しない/世界が注目する蔡英文の総統就任スピーチ全文(5/20)
- 「元慰安婦」から反日利権を暴露された韓国慰安婦支援団体/中国から台湾に逃げてくる動きが加速(5/13)
- アメリカが暴露した中国の悪質な本性/韓国瑜へのリコール投票に見る「コロナ後の台湾」の変化(5/06)
2020年4月配信分
- 世界からの賠償要求5500兆円!中国は破産するか/他国へも情報統制を求める中国の卑劣(4/30)
- 「アベノマスク」も被害。今度は不良品マスクを世界に拡散する中国/フルーツ天国・台湾は日本人がつくった(4/22)
- コロナ発生源の中国が今度は黒人に責任転嫁/台湾発「WHO can help?」が世界に問いかけること(4/16)
- もう国民が国内旅行を楽しむ台湾と、緊急事態宣言の日本(4/08)
- 台湾の民主化とともに歩んだ志村けんさん/死者数の嘘が暴かれ始めた中国(4/01)
2020年3月配信分
- 欧州の新型コロナ感染爆発は中国共産党員が原因だった/国内では隠蔽、海外では恩の押し売りを続ける中国(3/26)
- 習近平の「救世主化」と天皇利用への警戒/小国発展のバロメーターとなる台湾(3/18)
- 【台湾】新型コロナ対策で注目される台湾の若きIT大臣が日本に降臨!?(3/11)
- 新型コロナへの対処法は「中国断ち」をした台湾に学べ/新型肺炎の責任を日本に押し付けはじめた中国(3/05)
2020年2月配信分
- 『韓非子』の時代から何も変わっていない中国(2/26)
- 「中国発パンデミック」はなぜ厄介なのか/蔡英文再選後、ますます進む日台連携(2/19)
- 新型肺炎のどさくさで反体制派狩りをする習近平の姑息/戦後日本の軍事研究忌避が新型肺炎の感染拡大の一因(2/12)
- 新型肺炎が世界にとって思わぬプラスとなる可能性/疫病のみならず他国に厄災をばら撒く中国(2/05)
2020年1月配信分
- WHOを操る疫病発生地・中国の魂胆(1/29)
- 「中国発パンデミック」はなぜ厄介なのか/蔡英文再選後、ますます進む日台連携(1/22)
- 中国の目論見がことごとく外れた台湾総統選/ご都合主義の中国が民主主義と人類を危機に陥れる(1/15)
- 黄文雄メルマガスタッフの台湾選挙レポート(1/13)
- 文化が残らない中国の宿命/中華にはびこる黒道治国と台湾総統選挙を左右する「賭盤」(1/08)
- 謹賀新年のご挨拶―激動の年の幕開け(1/01)