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謙遜は本当に「美徳」なのか?やりすぎる人の人生が好転しないワケ

日本独特の表現に“謙遜”があります。謙遜は美徳とも言われますが、「それをやりすぎてしまうと自分にとって良くない」と語るのは、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょうおんさん。それは一体なぜなのでしょう? 佐藤さんは、その理由について解説しています。

謙遜バイアスを外す

他者に何か良いことをした時、例えば募金や寄付行為をした時に、

 ▼ ほんの少しですが…
 ▼ 大した金額じゃないのですが…
 ▼ 自慢できる金額ではないのですが…

みたいに謙遜する人っていますよね。

たしかに謙遜の意味があるわけですが、このセリフがクセになると運勢は良くなりません。

金額が少ないかどうか、そのおカネや行為が相手の役に立っているかどうかは、施しをしたあなたが判断することではないんです。たとえ100円であれ、better than nothing なんですから。

あなたは出来得る範囲で、施しをした、サポートをしたということを誇りに思えば良いんです。それを打ち消すかのような謙遜に意味はありません。

私は運勢を変えるために、コンビニで募金箱を見掛けたら10円で良いから募金しなさいということを話すのですが、これだって

 ■ たったの10円で人生が変わるわけないじゃん

と思ってやる人には、幸運はやって来ないんです。だって、募金という行為を、人生が変わるわけがないという言葉で打ち消してしまったんですから。

 ● この10円の積み重ねが私の人生を変えるのだ!ガッハッハッ!!

と言える人の方がサクッと、圧倒的に人生を好転させられるんです。

あなたが注目すべきは「行為」

寄付とか募金という行為は、たしかにリターンを求めてやるモノではありませんが、わざわざその効果をゼロにするような呪いの言葉を掛ける必要もまたないのですよ。だいたい良いことをしているのに、気分を下げてどうする、ということですから。

どうせなら、

 ● なかなか良いことをしたなぁ~、気分が良いなぁ~

って言えた方が良いでしょ。

謙遜自体は日本の文化なので、これを全面的に否定するつもりはないんですが、もうちょっと違うところに注目というか着目して欲しいわけですよ。

あなたが注目すべきは「行為」であって、それを「評価」することではありません。そもそも自分のした行為を自分が評価する、評価できると考えるのが傲慢だと思いますけどね。評価をせず、効果を求めず、ただ淡々と自分がやるべきことを続けることが、人生に効くんですよ。

あなたが唯一評価して良いのは、そんな行為を続けているということだけです。行為の大きさや重さでもなく、行為の結果や成果でもなく、「続けていること自体」を評価する、

 ● 私は○○を10年続けているのだ!

これだけですよ、やって良いのは。

後のことは、自分の手からリリースして、他の人に任せなさい。そして他の人がどう評価しようが、そんなモノは一切気にせず、馬耳東風を貫いて、それでもあなたがやるべきだと考えたその行為を続けなさい。

修行も募金も、寄付も、ボランティア活動も、自分が考える善行については、この姿勢を持って続けることが一番効果が高くなるんですからね。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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