国内避難民が70万人を超えたと報道されるなど、激化するスーダン紛争。この内乱を取り上げているのは、ジャーナリスト・作家として活躍中の宇田川敬介さん。宇田川さんは自身のメルマガ『宇田川敬介の日本の裏側の見えない世界の話』で、「なぜ、常に反乱が起きるのか?」アフリカという地域が持つ特徴について解説しています。
植民地時代からの因縁のスーダン紛争
さて今回は、4月の後半になってにわかに激化した「スーダン内乱
以前、アフリカ開発会議(TICAD)のお手伝いをしていたこと
アフリカというのは、世界最後のフロンティアであり、様々な資源
しかし、同時に「昔のまま」の生活がそのまま残っているというこ
元々「民族」や「生活習慣」で小さなコロニー型の王国になってい
第二次世界大戦は、日本のポツダム宣言受託によって幕を閉じます
この恩恵を最も大きく受けたのが、インドであり、また東南アジア
そのことは、そのまま現代にも通じて問題になっています。
要するに「無理やり植民地にして、民族や文化、居住区を分断し、
そのうえ、アフリカの国々には、さまざまな民族の対立、それも貧
そもそも現在の国境というものは、彼らの民族にとってはあまり意
そのうえ、現在の支配階級や金持ちは、植民地時代に宗主国の「手
中には彼らによって、親族を奴隷として売られたような人々もいる
そのうえ、各植民地は、独立後もどのようにして政治を行ってよい
その為に、現地の言葉や文化を大事にしている人や、その伝統を守
そのようなことから、アフリカの国々には、様々な矛盾が起きてい
そのために、常に反乱がおきてしまっているのです。
この記事の著者・宇田川敬介さんのメルマガ
もちろんその「反乱」は、彼らにとっては「テロ」ではなく「元々
スーダンもそのような国の一つになります。
スーダン西部のダルフールは多くの民族が居住している地域で、大
フール人、マサリートは定住農耕民族でバッカーラは遊牧民族で
1956年の独立以降、スーダン政府はアラブ化、つまり遊牧民族
この軍事独裁政権というのは、まさに植民地の宗主国が変わったと
しかし、当然に内戦状態になり2002年に休戦し南スーダンが独
しかし、これは西武のダルフール地方が取り残された形になったこ
この地域の反政府集団、正義と平等運動 (JEM) とスーダン解放運動が現在もスーダン国内で戦闘をしているという
そのような中で、今なぜまた激化したのでしょうか。ーー(メルマガ『宇田川敬介の日本の裏側の見えない世界の話』2023年5月8日号より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
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