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市川猿之助が愛する“M”の過去。かつて大物歌手と「婚約解消騒動」、父は50万枚ヒット曲も

18日、東京・目黒区の自宅で倒れているのが見つかった市川猿之助(47)。同じく倒れていた両親は死亡していたこともあり、現在、警視庁捜査一課が猿之助への取り調べを行っています。この事件では様々な報道がありますが、注目度が高いのは、猿之助が「財産を相続させる」と遺書に残した“M”という人物です。過去に大物歌手と“婚約解消騒動”があったこの“M”について、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが語ります。

大物女性歌手と“婚約解消騒動”があったM

昨日、『松竹株式会社』第157回定時株主総会が東京・中央区『東劇』で開催されました。

一昨日までの初夏を思わせるような空とは打って変わって、早朝から冷たい雨が終日アスファルトを濡らす肌寒ささえ覚える日になりました。

亡くなられた市川猿之助の御両親の思いがそうさせたかのように…。

猿之助と『King & Prince』のニュースが右往左往しているなか、『週刊女性』が【~遺書にあった“愛するM”の父を直撃~】という報道をしています。

お若い方は御存知無いかもしれませんが、この“父”は50年程前に爆発的にヒットをした楽曲を歌う役者兼歌手で、当時沢田研二やフォーリーブス等と音楽番組で大活躍していた人なんです。

最近は舞台で活動されていた方が、今回の事で“表舞台”に登場したわけです。

直撃取材によるとこの“父”は、「プライベートでも仲がいいのは知っていましたが、恋仲かどうかはわかりません。臆測は困ります。何かわかったら逆に教えてほしいくらいですよ」と答えたそうです。

現在は“M”と連絡がつかない状態で大変心配されているという“父”が、同じく役者の道を選んだ息子が猿之助に世話になり、プライベートに仕事にと世話になっていることに十分恩義を感じていらっしゃるのは、字面を追うだけで読み取れた気がします。

40歳を超えた“M”ですからプライベートは本人に任せていると思いますが、言葉の端々から漏れてくる息遣いのような原稿の見えない“ト書き”に、息子を思う父親としての優しさが滲み出ているのを感じます。

“父”と“M”は仕事として、親子で猿之助の舞台等で共演しているようですが、自分の息子の“もうひとつの顔”を知らないというには少々無理があるような気がします。

まるで最近配信された謝罪動画の「知りませんでした」を信じられない…と感じるように…。

さて、この“M”、10数年程前に大物女性歌手と“婚約解消騒動”があったことで、ベテラン芸能記者たちの間では有名な人物です。

私は担当した事はありませんでしたが、デスクが当時“またかョ…一体どうなってるんだ…”と舌打ちしていたのは鮮明に記憶しています。

年下のイケメン男性には目がない大物女性歌手が、年下夫と離婚した後、私は別の取材で近くに行くことがあれば、取材云々ではなく時々御自宅の様子を見に行っていたものでした。

結婚していた頃から、幼い頃から芸事に夢中だった彼女ですから家事をやる時間もなかったのでしょう、玄関の前に度々綺麗に洗われた食後の出前食器が2人分、置かれていた“画”はいまでも切り取った1枚の写真のように思い出せます。

『週刊女性』の“M”の登場で、20年以上も前の記憶がフラッシュバックしたのです。

久しぶりに“父”の、50万枚近くセールスされた楽曲の歌詞を調べてみました。

“嫌いになったわけでも君が悪いわけでもないのに

自分から別れを告げて 雨の中列車で旅に出る俺が自分でもわからない”

“愛するM”は今、どこで葛藤しているのでしょうか。

猿之助が選んだ人生の選択肢に倣うような感情を持たないでいることを願うばかりです。

こんな時代ですから大丈夫、誰も“M”を責めたり、問い詰めたりすることはないと思います。

“父”が言うように、憶測で無い事無い事言われたり書かれたりする前に、これからの人生もしっかり生きていかなくてはならないわけですから、何かアクションを起こすことが大切なような気がします。

堂々と前を向いて歩いて行くためにも…。

プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by:Chris 73 / Wikimedia Commons, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

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