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ごほうび目当てでも問題なし。子供を「不登校」のピンチから救う方法

さまざまなきっかけで子供たちが陥ってしまう不登校。その兆しが見えたとき、親としてはどのように対処すべきなのでしょうか。今回のメルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』では人気コンサルの永江さんが、原因が「いじめ」ではなかった際の手の打ち方をレクチャー。弟妹のモチベーションにも繋がるアイディアを伝授しています。

不登校気味の小1の子どもにどう接すればいいか

Question

以前に何回か子どもの勉強について質問をさせて頂いたものです。子どもが今年の4月に小学校に入学しました。が、既に登校拒否気味で、妻が毎朝校門まで送っていかないと行かないと朝から泣いております。

正直、自分が子供の時は何の考えもなく通っていたので、子どもの気持ちがよくわかりません。ただ、遊んでいたイメージです。子どもに行きたくない理由を聞くと、どうも時間が長すぎて苦痛であるとの事。小学1年なので長くて4限目くらいまでです。確かに、子どもは大人と違って時間が長く感じるとも聞いた事があります。

畑違いかもしれませんが、永江さんのアドバイスをお伺いしたく思います。また、中には子どもが不登校だという読者の方もいるかもしれません。そういった場合、親として、そして社会としてそういう問題とどのように接したら良いのかご教授いただきたく思います。

永江さんからの回答

わたしが質問者さんの立場なら、「学校に1ヶ月泣かずに毎日行けたら、好きなところ(ディズニーランドとかUSJとか)に連れて行ってあげるよ」と提案します。小学校に入って環境が大きく変わり、戸惑う子も多いと思いますので、親として出来ることは子どもの頑張りに報いてあげることです。

もし不登校の原因がいじめであればすぐ学校に直訴し、変化がなければ転校も視野に入れた方が良いと思いますが、そうでなければ慣れの問題もあるでしょう。慣れてきて友達ができれば元気に登校できるようになると思いますので、今は温かく励ましながら見守るのが一番です。

また、わたしは「学校に行きたくなければ行かなくて良いよ」と言うのはおすすめしません。だって小1から不登校になってそのまま成長し、35歳になっても働かずニートになってしまったら大変だから。

ご褒美は、ゲームやおもちゃより旅行やテーマパークへのお出かけの方が良いと思います。というのもおもちゃを買っても嬉しいのはその時だけですが、旅行やお出かけであれば家族みんなで楽しめますよね。

後で振り返った時に「お兄ちゃんが頑張って毎日学校に行けたから、みんなで旅行に来れたんだよ。あなたたちも○○を頑張ればディズニーランドに連れて行ってあげるよ」などと言えば、弟妹のモチベーションにも繋がります。

こう言うと「子どもを物で釣るのか」という人がいるかもしれませんが、大人だって「このプロジェクトが終わったら旅行に行こう」「この目標を達成したら美味しいものを食べよう」とか自分にご褒美をあげることはありますよね。結果として楽しく学校に通えるようになることが一番なのであって、それがご褒美目当てでも何の問題もないと思います。

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image by: Shutterstock.com

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