2019年に亡くなったジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川氏の「性加害」問題で、新社長就任の会見をおこなった東山紀之。しかし、その会見内容はグダグダそのもので、問題の根深さを露呈しただけの醜態ぶりでした。そんなヒガシの会見が妻で女優の木村佳乃にも飛び火するのでは?と語るのは芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さん。過去に木村へインタビューした思い出を振り返った芋澤さんは、今でも「呼吸が荒くなる」ほど動揺したのだとか。一体どういうことなのでしょうか?
東山紀之新社長就任グダグダ会見と木村佳乃の好感度の行方
東山紀之の“ジャニーズ事務所新社長就任グダグダ会見”の余波が、妻である木村佳乃にも影響を及ぼしていくのでは…と心配です。
SNSではー
「ヒガシのあんな醜態が完全に晒されたら、もう木村佳乃は笑ってテレビに出られないでしょ…」
「こんな人を夫に選んだ木村佳乃の好感度、激落しました…」
という木村の好感度を心配する声が少なくありません。
元気で明るく、親しみやすいキャラクターとして好感度の高い女優・木村に、あのグダグダ会見のマイナス・イメージがタレント生命に悪影響を及ぼさないか心配です。
「女優として妻として、母として頑張っている彼女を見るだけで元気が貰える…」という木村ファンには申し訳ありませんが、私個人の“木村佳乃評”は少々それとは異なります。
元気が貰える…どころか、テレビ等で木村を見ると、私は思わず身構えてしまうのです。
木村が東山と結婚する以前、10数年前のインタビューが原因で、私の中でトラウマとなっている出来事が脳裏から消えないでいるからです。
それは『日本テレビ』の連続ドラマのプロモーションで“生田スタジオ”で行ったインタビューでした。
木村と相対した印象は“表情は豊かだけど、目の奥はどこか笑っていない…”というところでしょうか。
そして木村が私を激しく動揺させたのは、インタビュー中のこんな“物言い”でした。
ドラマとは直接関係無いとはいえ、話の流れで彼女の私生活に関する事に触れた時、木村は「この質問は本題(番組のプロモーション)とはどういう関係があるんですか?」
と、突如語気を強めて私に逆質問してきたのです。
素直で、正直と言えば正直なのでしょうが、その“ドラマのプロモーションだから答えているだけで、それ以外の話は一切しませんから!”という、態度と言葉はかなり私を動揺させるものだったのを覚えています。
思わず“こんな川崎の山奥までそっちのプロモーションの仕事で来てるんだから、もっと違う言い方が出来ないのか…”と思ってしまった程です。
芸能記者としてタレントをインタビューする時は、会話の中で無意識にその記事のタイトルになるような言葉を探してしまう習性があります。
タレントが思わずこちらの誘導質問に意外なエピソードを話し始めた時などは、心の中で思わずガッツポーズを作る自分がいるのです。
木村の逆質問は、まさに“私はそんな誘導質問には騙されませんから!”というわけです。
“そんなテクニックを使っても私はその手には乗りませんから!”でもいいのですが、もう少しやんわりと質問をかわしてくれてもいいのにな…と思いました。
これ以来、私は木村を見ると無意識に呼吸が荒くなってしまうのです。
今から13年前の10月に東山と木村は結婚したのですが、いまだに記者仲間の酒席で出る話は“芸能界きっての遊び人・東山がどうして彼女との結婚を決めたのか…”というシンプルな疑問です。
噂では、2人それぞれに恋愛が破局した直後に舞台で共演という運命的な出会いをした…などと言われていますが、それだけではお互いに結婚には踏み切れないでしょう。
結婚してから7年弱経った頃、木村は“東山のどこが好きか”と聞かれ、こんな風に話したことがあります。
「“それ(仕事と家庭生活)ができる人が活躍できる人。やるもやらないも自分次第”という厳しい考え方を持っていて、べた~と甘くない」
この話に私は、生田スタジオでの私の質問に食って掛かった物言いをした木村と東山は“似た者夫婦”だなぁ…と思ったものです。
会見はグダグダだったとしても、自ら芸能界を引退し“いばらの道”を選んだ東山に、木村は妻としてどのような覚悟を持って支えていこうと思っているのでしょうね…機会があれば是非聞いてみたいものです。
プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」
image by: Johnny’s net