普段と同じ行動ばかりとっている人間に「成長」はありません。今回、無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、メールマガジンのネタを探すためにも、自分の成長のためにもやっている「とあること」を紹介しています。
普段から外れる
僕がメールマガジンを書き始めて痛烈に感じていること。
それは、普段通りだと書けなくなるということです。
これを読んでくれている読者の方からも「よくネタが尽きませんね」と言われることが多いのですが、ネタなんてとうに尽きています。
だから、普段通りの生活をしていると書くことなんて無くなるのです。
今の生活や仕事で言うなら、僕はしょっちゅうパソコンに向かって作業をしています。
研修講師の仕事なんて実はほとんどデスクワークなので、椅子に座ってうんうん唸っている時間の方が長い。
それが続くと家や普段使っているカフェから動くことがありません。
そうすると、自分の頭の中にあることだけで原稿を書かなければいけなくなってしまいます。
でもそんなのたかが知れているので、あっという間にネタが無くなります。
販売をやっていた頃も同じでした。
接客販売という仕事だったので、お客様が毎日違う中で考えることはたくさんありはしました。
しかしある程度経ってくると、お店で起こることなんてそう変わらず、書くこともなくなってきます。
だからあえて普段から外れることをかなり意識しているのです。
昔だったらまず行かなかったところへ足を運んでみるとか。
自分の興味があるかないかは置いておいて、とりあえず体験だけはしてみるとか。
何もすることがなくても、ひとまず出かけてみて散歩程度に歩いてみるとか。
何でも良いから普段から外れると、そこに思ってもみなかったことが存在しています。
それが良いか悪いかはその時々ですが、いずれにしてもネタにはできるから別に良いのです。
仕事をしているとなかなかこれがうまくできません。
販売をやっている頃も、メールマガジンを書き出す前はまず通勤の道を往復するくらいしか動いていませんでした。
けれど、そこから少しでも良いので外れた行動を取るだけで、新しい発見はたくさんあります。
もしどこかへ行く時間がなくても、スマホの上でだって普段から外れた行動は取れます。
何か普段接しないものに触れてみる。
ちなみに僕はつい最近、たいした興味があるわけでもなく一度しか観に行ったこともありませんが、劇団四季の会員になってみました。
すると会員限定の広報誌みたいなのを読めると知って、いざ読んでみると結構学びになることも多いのだと知ることができました。
ちょっとしたことですが、それだけで新しい発見はあります。
いつもと同じことをやっていれば、いつもと同じことからの脱却はありません。
それは販売でも同じことで、今までの売り方からのアップデートもそううまくはいかなくなります。
1ミリずつでも前進するための行動を取っていきましょう。
今日の質問&トレーニングです。
1)例年、この時期にはどんなことをしていますか?
2)それらをすべて除外して、これまでにまったくやってこなかったことをやるとしたら、どんなことをしますか?
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