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営業を難しくしているのは誰?実は「簡単に売れる」2つのポイント

かつては売れない営業マンだったメルマガ『売れる営業マンの常識は売れない営業マンの非常識!』の著者で営業実務コンサルタントの島田安浩さんは、「たった2つのこと」で劇的な営業成績の上昇を見せたと言います。その2つのポイントとはなにか?詳しく説明しています。

売れる絶対的な力【演技力】とは?

私は売れない営業でした。本当に苦労して売れるようになりました。

今から39年前の話です。でも、最初の1年間の記憶が最も鮮明に残っています、まあ、それほど充実した日々を過ごしていたのでしょう。

【売れるようになった理由】

もちろん、細かなものも合わせると沢山ありますが、最も重要な2つこそが、今日お話しする内容に成ります。

1.『営業は演技だ!』と気付いたこと。

2.演技練習を継続したこと。

この2つです。

営業をやられたことが無い人には分からないかもしれませんが、私は、「売れる営業マンに成る」とは、とても思えませんでした。でも、客先だけ、「売れる営業マンを演じる」ことなら、出来そうだと思えました!

どういうことなのか?

営業という仕事は、演技なんです!

私のように、シャイで、内向的で、人と話すのが嫌いな人間にとって、営業という仕事は、ハードルが高く、自分を外向的に変えるなんて、そんなことなんて出来る訳が無い!って、感じるのですが、

実際に、現場で回ってみて、「違う」と気付いたのです。

外向的である必要は無いです。単に、目の前のお客様と商談する時だけ、トップセールスを演じれば売れる仕事なんです。

演技なら自分を変える必要も無い。演技ならシャイでも外向的な営業を演じれれる。演技なら普段自分ができないことでもやれる!

営業を開始してすぐにこのことに気付けた私は、やはり天才なのかも知れません。(笑)

だって、1件件飛び込みますが、目の前のお客様と会話する時間は、ほんの5分程度です!

長くても、1時間ほどなので、私の事なんて分かる訳が無い!

「分からないのなら、どうやってお客は判断しているのか?」って、考えると、会話の内容、容姿、話し方、態度、動作で判断していると考えられるのです。

このように考えると、売るというのが凄く簡単に思えました。だって、トップセールスに成る必要なんて無いんです。トップセールスを演じれば良いだけなんです。

「簡単だ!」と分かったんです。

少し、考えてみて欲しいのですが、どんな仕事でも熟練度というものがあります。長い年月をかけてマスターしないと習得は難しいものです。

大工さんや、料理人、職人さんもそうです。また、医者も、弁護士も、パイロットも、長い年月を費やして、勉強をしたり、実地訓練を行ったりする必要があります。

トップセールスに成るためにも、そんな勉強や訓練が必要で、しかも、才能が無いとトップセールスに成ることなんてできない!って、イメージを持っていました。

そして、多くの営業会社はそれを求めています。ただ、育成方法が確立されていないのです。

医者にも、弁護士にも、パイロットにも、育成方法は確立されています。にもかかわらず、なぜ?セールス、営業に関しては確立されていないのか?

その必要が無いからなのです!

だって、演技だからです。演じることでOKな仕事なんて、他には何も無いです。

医者も、弁護士も、パイロットも、演技では出来ないです。演じているだけの医者に手術なんて無理ですよね?同様に、他の職業は演じては出来ない仕事なのに、営業という仕事は、演技がムチャクチャ重要ですし、演じて契約を取っても問題無い仕事なんです。

もちろん、嘘をついたりするのはダメです。よくない製品を騙して売るようなことも許されませんが、商品が良い商品で、適正価格で販売するなら何も問題は無いのです。

後は、メーカーさんや技術の人間がキッチリ対応すればいいだけです。と言うか、売れる営業マンはさほど知識が豊富ってわけでは無いです。分からなければ、メーカーさんに聞けばいいだけなんです。

まあ、こんなことを言っているコンサルは、世界中で私ぐらいなものです!

営業の本を読んでもどこにも載って無いし、この話しをしても、笑われるだけで、誰も相手にしてくれないでしょう。

ただ私は、だから売れるようになり、だから、多くの人を売らせることが出来ているのです。

営業を難しくしているのは、営業を難しく考えて指導するコンサルや学者さんたち、または、上司であるあなたのせいなんです!

確かに、1件、1件、お客様のタイプや状況に応じて対応しています。売れる営業は、そういう対応力があり、臨機応変に会話できる能力があり、お客様の心を読む洞察力が備わっているのかも知れません。

そういう方向で考えて、営業を指導しようとすると難しく、指導ができなくなります。

理論理屈や根性論に成って、具体的な指導をせずに、現場で自分に身に付けるものだ的な、放任主義と言うか、放置プレイをしてしまうのです!だから、売れるようにならずに大半が退社するのです。

まあ、小難しくしている先生方は、自分じゃ売れません!今の市場で売ったことすらないのです。

売れないヤツから学ぶことなんて無いはずなのに、マーケティングだとか、マーケティングミックスとか、日本人は横文字に弱いので、そういう小難しいのを採用したがります。

そして、勉強したような気になりますが、決して営業実績は向上しません。逆に稼働が削られて損をするだけなんです!

新人を売れるようにするなら、【営業は演技】だと非常に簡単に指導すればいいのです!

私の『営業紙芝居』という手法は、iPadを活用し視覚効果を最大限に活用し、営業の演技のサポートをするツールを作り込んで渡して、活用して売る手法です。

私は、今でも現場で営業同行しながら売っています。売れもしない、現場に出ていないクソのようなコンサルとは全く別物です。

また、小難しい横文字は、残念ながら使えるほどの頭も無いです。ただ、その通りやれば売れます!

私は、それを同行しながらやって見せて指導しています。客先が変わっても、話す内容は同じです。つまり、同じシナリオで売れる証明を実地で見せて指導しています。

演技なので、基本セリフは変えません!私の自己流は封印して、決められた通りをやっています。

演技は現場で見せて指導するのが一番効果的です。ロープレでは見ることのできない、お客様の反応が目の前に繰り広げられます。

それを、感じながら、自分でも練習を繰り返して、実際に客先でやっていく事で、徐々に上達するのです。

「このようにやればいい。」

これが、指導の基本なんです!

image by: Shutterstock.com

島田安浩(営業コンサルタント)この著者の記事一覧

最初売れない営業マンだった私が、売れるようになり、日本でトップセールスに登りつめ、経営者として株式公開した。その営業ノウハウを、売れる営業の常識と売れない営業の非常識と言う観点で分かり易くまとめた。

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【著者】 島田安浩(営業コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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