MAG2 NEWS MENU

億万長者1万2千人へのアンケートで判明。成功している人としていない人の決定的な違い

誰しもが憧れる高所得生活。そんな暮らしを送る「成功者」には共通点があるといいます。今回のメルマガ『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』では、「5つの仕事を掛け持ちする時間管理の専門家」の石川さんが、1万2,000人の億万長者へのアンケートで判明した成功者の「習慣」を紹介。さらにその習得法をレクチャーしています。

※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです

所得が多い人ほど実行が速いという真実

あなたに質問です。

成功している人と、成功していない人の決定的な違いは何でしょうか。

それは、成功している人は例外なく、やりたいことだけではなく、やらなければならないことを「すぐやる」ということ。

そして、最初の一歩が鬼のように速い。

『ユダヤ人大富豪の教え』の著者、本田健氏は、金持ちの生活習慣を研究するために、高額の納税者名簿から億万長者1万2,000人を対象にアンケート取りました。

その結果、所得が多い人ほどアンケートの回答は早かったというのです。

「どうせ回答するなら、速い行動したほうがいい」と今までの経験上、知っていたからです。

Clubhouse、スペースなどの音声アプリ、メタバースなどの仮想世界、そしてchatGPT。これらが世に出るやいなや、すぐに試す人がいます。

速攻で参入し、速攻で学び、速攻で使い倒す。

そんなの流行に飛びついてタイミングよく、たまたま当たっただけじゃないか。そういう人もいるかもしれません。

しかし、成功している人は、本人があまり言わないだけで、同時に多くの失敗も繰り返しています。

例えば、Clubhouseに前後して、同様のアプリは多数登場しています。成功者はたいがい、それらも試しているのです。

そのアプリが流行らず、ムダな労力をかけていることもあります。いや、ムダな労力のほうが多いかもしれません。ただ効果が見込めなさそうなツールを見切るのも速いのです。

失敗を繰り返して、成功を勝ちとっています。

AKB48をはじめ、多くのヒットメーカーとして知られている秋元康氏ですら、多くのプロデュースで失敗しながら、大スターを生み出しています。息っ子クラブ、幕末塾、BANANA、ネズミっ子クラブ、推定少女……。おニャン子クラブからAKB48がヒットするまで登場した、秋元康氏がプロデュースしたグループをいくつ知っているでしょうか。

ライト兄弟は、「世界で初めて飛行に成功した人間」であると同時に「人類で最も多く落下(失敗)した人間」ともいわれています。

かのトーマス・エジソンは、「私は失敗したことがない。1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ」と言っています。

最初の一歩をどれだけ速く踏み出すことができるかで、結果は大きく変わってきます。

スタートダッシュの利点は、他にもあります。

それは、完璧でなくてもいいことです。ウォルト・ディズニー、IBMなど、世界的な大手企業をクライアントに持つトップパフォーマンスコーチ、リー・ミルティアも「成功を収める人々と平均的な普通の人々との違いは、物事を完璧ではなくとも行動に起こす能力にある」と言っています。

例えば、上司に企画書を提出するときに、成功者はすぐに提出します。速く提出すればするほど、完成度が低くても文句は言われません。逆に遅くなればなるほど、精度を上げなければツッコまれることになり、ますます提出が遅れる悪循環に陥ります。

100点満点の完璧な書類でも、期限が過ぎてから提出しても何の意味もありません。仕事は時間との勝負でもあるのです。

まず動く、行動する。早くスタートした者が勝つようになっているのです。

この記事の著者・石川和男さんのメルマガ

初月無料で読む

では、どうしたら「すぐやる人」になるのでしょうか。

難しいことは一切ありません。まずはこれだけ意識していきましょう。

ドイツの精神科医、エミール・クレペリン氏によって提唱された作業興奮はご存知ですか?その行為をすることで興奮し、その作業を続けたくなってしまう心理的作用のことです。

この状態に持っていくためには、逃げずに始めてしまうのがカギになります。

作業興奮は、頭で考えているだけでは作動しないからです。

他の仕事に逃げないで向き合い、手を動かす。そうすることで興奮し、続けることができるのです。

例えば、腕立て伏せを毎日30回やると決めたのに、今日はだるい、さぼろうかなと思ったら三日坊主の始まりです。明日も明後日も言い訳を考えて、ついにはやらなくなってしまいます。

では、どうするか?

たった1回でもいいので、とりあえずやるのです。

そうなったら、しめたもの。

腕立て伏せを1回だけしてやめる人はいませんよね。2回、3回と続けたくなります。それは腕立て伏せという作業をすることで興奮し、やり続けたくなるからです。脳は、作業を止めることにエネルギーを使うより、続けているほうが楽だという説もあります。

勉強や仕事も同じです。今日は気乗りしないから明日からやろうと考えているうちに、それが毎回の言い訳になり、勉強自体をやめてしまいます。

1ページでもいいからテキストを開くんです。

すると、2ページ、3ページと読み進み、結果、勉強が軌道に乗るものです。仕事だって1つ書類を作ったら、1本メールを打ったら、2つ目、3つ目もどんどん続けてしまうことが多いのです。

すぐやる技術が身につくと、さまざまなチャンスに恵まれ、結果、収入が上がる可能性が広がります。

ぜひ作業興奮の力を使ってすぐやる人に変わっていきましょう。

この記事の著者・石川和男さんのメルマガ

初月無料で読む

image by: Shutterstock.com

石川和男この著者の記事一覧

アナタの会社はなくなる?? 平均寿命が80年、働く期間は約45年。一方、会社の平均寿命は23年と言われています。会社のほうが圧倒的に寿命が短い。さらに、AI時代の突入で、10年~20年の間に現在の仕事の9割は無くなると言われています。同じく9割の人が、今の仕事と違う仕事をしていると言われています。そんな状況のなかで、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになる方法をお伝えします。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料お試し登録はこちらから  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』 』

【著者】 石川和男 【月額】 ¥330/月(税込) 初月無料 【発行周期】 毎月 第2木曜日・第4木曜日

print

シェアランキング

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MAG2 NEWSの最新情報をお届け