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なぜ、退職金を使って好きなことをビジネスにしてはいけないのか?

前回の記事で「転社ではなく転職を目指そう」と語った無料メルマガ『【スキル×運】で年収1000万円を目指せ!』の著者・佐藤しょうおんさん。佐藤さんは、そのことをさらに突き詰めて考えるヒントとして、今回の記事では「好きなことをするべき」と語っています。

好きなことでゴハンを食べられるのは最高

前回は転社ではない転職を目指そうということを書いたわけですが、では何をしたら良いのか?ということも考えなきゃならないわけですよ。

私はこれは、絶対に

と考えています。

人生での喜びって、好きなことを仕事にしてゴハンを食べられるということなんですよ。私は怪しい系の研究も大好きですし、こうやって文章を書くということも好きです。その二つを仕事にしてゴハンを食べているのでストレスがないんです。

そして「好きなこと」というのは誰でも熱中しやすいことなわけで、だから上達する可能性も高いわけです。その意味で、本業があってそれでゴハンを食べられる状態になっているのなら、本業とは異なる好きなことをトコトン極めて、そのことを使ってビジネスに昇華できないかを考えるべきなんです。

そのためには自分の「好き」がどんなジャンルのどのようなことなのかという棚卸しが必要になります。これは「10年後に後悔しない生き方セミナー」で詳しく解説するネタでもあるんですが、自分が好きなこと、その上で得意なことが何かをちゃんと自覚するんです。実は多くの人はこれができていません。

また、何か一つ「好きなこと」が見つかったら、そこにいきなり全振りするのではなく、自分が好きなことの要素というか抽象概念は何か?を言語化するのです。例えば私の場合には、

が好きなのだと棚卸しをして気付きました。それがたまたま怪しい系だったわけで、昔はこれがパチプロだったんです。この共通点は、一般人が身に付けていないスキル(パチンコなら釘が開いている、締まっているという違いを見分けるスキルです)や知識だということです。怪しい系では占いで未来が読み解けるとか、エネルギーワークで飲み物の味を変えられるとかのスキルは、一般人にはフツー習得できませんからね。

それが分かると、似たような概念で、他のジャンルのことはないのか?と考えることができるわけです。そう考えることで、「好きなこと」の幅を広げることができるんですね。自分が好きなことのエッセンスを理解すると、次に取り組むべきジャンルも見えて来ますから、ここから新しい体験に繋げることもできます。

例えば私の場合、前述したことを敷衍して考えた結果、次にやってみたいことが見つかりました。それは「鍵開け」のスキルなんですね。家や自動車、金庫の鍵が開かなくなったら、鍵のレスキューみたいなところに頼みますよね。あれって非常にレアなスキルと知識じゃないですか。まさに私が身に付けたいことにピッタリ当てはまるんです。余談ですが、東京にはこのスキルを教える教室があって、コロナが起こらなければそこに通うつもりだったんですよね。

しかしいくら好きなことでも、ビジネスをする際に初期投資が必要なことはやってはいけません。なぜならば、まだそれが上手く行くか、ビジネスになるかが分からないんですから。

これはサラリーマンの典型的パターンなんですが、蕎麦好きが高じて、蕎麦打ちの勉強をして、そこそこ家族が喜ぶような蕎麦を打てるようになったら、

なんてことを考えてしまうんです。これはロボコン0点のどうしようもない愚策です。

蕎麦好きをビジネスにしようと思うのなら、ネットを使ってお客を集めて、出張での蕎麦打ち業のような形や、昼間はお店を開けていない商売(例えば飲み屋とかね)の軒先を格安で借りるとかのように、最少のおカネでスタートするのです。そこで反応を見て、経験値を積むのです。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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