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社長が「AI駆動開発」の進化を聞いて新卒・中途採用をやめてしまいました。どうすべき?

「社長がAI駆動開発の進化を聞き、新卒・中途採用をストップしました。それでいいのでしょうか?」そんなお悩みが世界的コンサルティング会社マッキンゼーで14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんのもとに届きました。赤羽さんは自身のメルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』の中で、AI駆動開発を使いこなせる人材を採用すべきと語っています。

IT企業ですが、社長がAI駆動開発の進化を聞いて採用をストップしました。それでいいのでしょうか。うまく反論できません。

Question

社員40人でITシステム開発をやっています。社長がAIにはまり、AI駆動開発の進化を聞いて、これからはもうエンジニアはいらない、今いる人数でがんがん生産性を上げてやってくれ、ということで中途採用、新卒採用ともストップしました。何か違うと思うのですが、うまく反論できません。ちょっとやそっとでは納得もしてくれそうにないです。

赤羽さんからの回答

ご相談どうもありがとうございます。

社長は勘違いされているというか、早わかりされていると思います。

確かにAI駆動開発はすごいですが、使いこなさなければなりません。高性能のスーパーカーのようなものなので、人がちゃんと操縦して、その性能を引き出す必要があり、注意しないと即座にガードレールか対向車に激突して大事故になります。

付加価値の低い初級エンジニアは今後活躍しづらくなっていきますが、中上級エンジニアはますます重要です。上級エンジニアはプログラミング、コンピュータシステムについて熟知しており、AI駆動開発で生産性を何倍にも上げていきます。

今、御社にはそういった中上級、特に上級エンジニアは何名いるでしょうか。社員が40人おられても、それほど多くはないのではないでしょうか。

したがって、課題は、AI駆動開発を使いこなせる、中上級エンジニアをあと10人、せめて5人以上、採用することです。中途採用、新卒採用に限らず、地頭が非常によく、エンジニアリングセンスのいい人材を鉦や太鼓で探すことです。採用ストップの真逆ですね。

こういう人材は引く手あまたですので、数十人以上面接しないと見つけ出すことはできません。100人以上かもしれません。

ぜひ社長にもう一度進言して、採用を再開してください。ただし、採用基準は思い切り上げる必要があります。

初級エンジニアですが、今の日本で簡単に首にすることはもちろんできません。1年くらいはAI駆動開発をせず、プログラミングの基本をたたき込んでから解禁するのがよいと思います。

そこで才能を発揮できていたらいいですが、むずかしい場合は、プロジェクトマネジメント、品質保証などへの転換も必要です。スーパーカーを乗りこなせるのは一部の人だけですよね。

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ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクター 東大工学部卒業後、コマツにてダンプトラックの開発に携わる。スタンフォード大学大学院に留学し機械工学修士、修士上級課程を修了後、マッキンゼーに入社。ソウルオフィスをゼロから立ち上げるなど、14年間活躍。その後、ブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業し、ベンチャー共同創業・経営支援、大企業の経営改革、経営幹部育成、新事業創出に取り組む。韓国、シンガポール、インド、ベトナムなどの企業を支援。 著書に 『ゼロ秒思考』 『速さは全てを解決する』 『瞬時に切り返す会話術』 『自己満足ではない「徹底的に聞く」技術』 など、国内27冊、海外30冊、合計138万部超。 内外での講演多数。東京大学、早稲田大学、電気通信大学、北陸先端科学技術大学院大学講師を歴任。

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【著者】 赤羽雄二 【月額】 ¥880/月(税込) 初月無料 【発行周期】 毎週 月曜日

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