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あの中村敦夫が統一教会と闘い続けてきた理由と「日本政治との深い関係」

俳優として知られ、後に参議院議員として活動した中村敦夫氏は、長年にわたり世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題を追及してきた人物の一人です。今回のメルマガ『佐高信の筆刀両断』では辛口評論家として知られる佐高信さんが、 近年、教団と政治の関係が再び注目されるなか、中村がどのように統一教会と向き合い、どのような問題提起をしてきたのかについて語っています。

中村敦夫が闘ってきた統一教会

2月26日に開いた共同テーブルのシンポジウム「いま、危ない政治に立ち向かう!」で、中村敦夫に「統一教会と闘って」という話をしてもらった。

その日はちょうど、中村と私が対談した『ZAITEN』(財界展望新社)の4月号が出た日で、そちらで中村の話を振り返る。

中村は1994年に、のちに講談社文庫で復刊された『狙われた羊』という統一教会をモデルにした小説を出しており、教会との闘いではパイオニアの1人である。

日本が韓国を併合した1910年頃、彼の地ではキリスト教をベースにした神秘主義的な「婚姻派」と呼ばれるグループがあった。

セックスを重視する教義を持っていて、汚れた血を浄化するためには神との性的霊的交わりが必要だと主張していた。

これを李竜道、黄國柱、金百文らが理論化し、統一教会の初代会長の劉孝元が『原理講論』という経典にした。

ここで「指導者との肉体的交わりによって救われる」という「血わけ」の理論が確立されたという。

統一教会を発展させた文鮮明は当時、何度も性的スキャンダルで逮捕されているが、その反共主義で朴正熙と結びつき、統一教会の幹部には韓国中央情報部(のちのKCIA)の将校だった人がいる。

統一教会が現在のアメリカ大統領トランプとも近いことは知られているが、ニクソンにも食い込んでいたことがコリアゲート事件で明らかになった。

日本で注目されるようになったのは、1992年の合同結婚式だった。

ワイドショーのキャスターをやっていた中村が合同結婚式は「血わけ」という奇妙な教義によると批判したら、教会は中村を名誉毀損で刑事告訴した。

それで、中村は「7人の侍」と共に記者会見をする。

『統一教会=原理運動』(日本キリスト教団出版局)を書いた浅見定雄、『原理運動の研究』(ちくま文庫)の著者、茶本繁正、娘が信者となった作家の飯干晃一、『週刊文春』(文藝春秋)で教会を批判していた有田芳生、『淫教のメシア・文鮮明伝』(晩声社)を書いた萩原遼、全国霊感商法対策弁護士連絡会の事務局長だった弁護士の山口広、そして中村の7人である。

この 7人が発言したら、教会はシュンとなった。

但し、自民党に侵蝕していたのである。

新党さきがけから参議院議員となった中村は法務委員会で外務大臣の高村正彦を追及した。

高村がかつて統一教会の弁護士をしていて、統一教会傘下のハッピーワールドから高級車のセドリックをもらっていたりしたからである。

しかも、そのころは文鮮明が北朝鮮の金日成に接近していた時だった。

“真の母”の韓鶴子への報告書に高市が32回も出てくることは明らかになったが、どういう関係かはまだ詳細には報じられていない。

高市、トランプ、統一教会の3Tの解明が必要である。

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