文章はAIで無限にリライトされ、SNSにもビジネスにもそれらしい言葉があふれる時代。そんな今だからこそ「声=一次情報の価値が上がっていく」と断言するのが、ラジオプロデューサーのエダコDXさんだ。番組『WhySoGood?』にゲスト出演したエダコさんに、音声コンテンツが持つ本当の力と、その武器となるAIボイスレコーダー「Plaud」の魅力を聞いた。
外資コンサルからラジオへ。異色のプロデューサー
エダコDXさんの経歴は少し変わっている。外資系コンサルティングファームを経て、ラジオプロデューサーに転身。有名タレントや経営者、インフルエンサーを起用した番組を数多く手がけ、本番組『WhySoGood?』のプロデューサーも務める。
MCの越川慎司さんが「ツッコミどころが17個ある」と笑うほど話題は尽きないが、この日エダコさんがリスナーに届けたいグッドなポイントは明快だった。
「僕にとってのグッドは、音声コンテンツです」
なぜ今「音声」なのか。AIが持てない一次情報の価値
「AI時代」と言われる今、なぜ音声の価値が上がるのか。エダコさんの理屈はシンプルだ。
文字ベースのコンテンツは、AIによって何度もリライトされ、あらゆる場所に拡散されていく。一方で音声は、話した本人から生まれる一次情報そのもの。そしてAIは、どれだけ進化しても一次情報を持ち得ない。実際に経験し、その場で言葉を発するのは、あくまで人間だからだ。
「文字は嘘がつける」とは、作家でもある越川さんの言葉。AIで生成された文章はビジネスでもSNSでもすでに溢れかえり、越川さんの会社では「AIの文章を見抜くAI」まで開発しているという。だからこそ、声で本人が直接届けることに意味がある。
エダコさんによれば、ある調査ではZ世代の多くがすでに文字情報を信用しなくなっているという。新卒採用の先輩インタビューひとつとっても、「いい感じに編集されているだろう」と読み手に見透かされてしまう時代なのだ。
「生成AIは、いわば“平均生成装置”。当たり障りのないことを言う。でもイノベーションは外れ値から生まれる。それは人間ですよね」(越川さん)
会議もラジオも、ボタンひとつで文字起こし──「Plaud」の実力
この日、エダコさんが胸元に着けていたのが、話題のAIボイスレコーダー「Plaud NotePin S」。Plaudから新しく登場したモデルだ。
使い方は驚くほど簡単で、ボタンをひとつ押すだけで録音が開始。しかもクリアに音を拾う。録音が終われば、文字起こし・要約・1枚のインフォグラフィックス化まで自動でやってくれる。
議事録作成やAI解析に「Plaud Note Pro」を使い込んでいるという越川さんも、その精度の高さを実感しているひとり。クライアント企業815社・17万3000人の業務改善に携わり、会議録音は延べ3万2000時間にのぼるというから、その言葉には説得力がある。
さらに強力なのが、Plaud Desktopだ。録音デバイスだけでなく、音声ファイルをアップロードすればそのまま解析できる。エダコさんはラジオ番組の音源をまるごと読み込ませており、声質から話者を自動で識別。あらかじめアプリに自分の声を覚えさせておけば認識精度はさらに上がり、読み込ませるほどノイズを除いて精度が高まっていく。まさにAIらしい育つツールだ。
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Zoomも裏で自動録音。マルチインプット・マルチアウトプットの時代
オンライン会議が当たり前になった今、ZoomやTeams、Meetといったツールを立ち上げると、Plaudのウェブ版が裏で自動的に録音・アップロードしてくれる(購入者向け機能)。カレンダーを見ながら「ここで会議をした」という箇所をチェックすれば、文字起こしと要約がすぐに確認できる。
「AIはゼロから1を生み出せない。データがなければ解析もできない。そのデータを作るのは人間なんです」とエダコさん。日常のなかでデジタル化されたデータはまだ少ない。だからこそ、Plaud製品で音声をデジタル化しておくことに価値がある。
そして、貯めたデータは何度でも生かせる。録音した音声を文字起こしし、「SNS投稿文を20本作って」「noteにまとめて」と指示すれば、接触機会は一気に増える。実際に越川さんは、SNSで反応が良かった配信内容を書籍の原稿に転用しているという。
「これからはマルチインプット、マルチアウトプットの時代。音声・映像・会議、さまざまなデータを取り込んで、仕事にも文章にもSNSにも活用する。そのためのデバイスが必要なんです」(越川さん)
AIを使えば「女性向けに記事化」「経営者向けに書き換え」といったカスタマイズも自在。ひとつの音声から、無限にコンテンツが生まれていく。
「伝える」を「伝わる」に。音声に宿る“見えない価値”
話題は、数字では測れない音声の力へと及ぶ。
エダコさんは「見えない情報にこそ価値がある」と語る。同じ内容でも、文字で読むのと、声で聴くのとでは、受け手の感じ方がまるで違う。声には目に見えないポジティブなエネルギーのようなものが宿り、それは録音であっても伝わる──。スピリチュアルに寄せるつもりはないが、科学的に解明されるまでは「まず一次情報をしっかり持つこと」が大事だという考えだ。
越川さんはこれを、この日のテーマとして言い切った。
「今求められているのは”情報共有”じゃなくて、“感情共有”。伝達に感情を乗せて初めて、人は動く。音声には、その感情が乗りやすいんです」
耳元で語りかけられる音声は、距離感が圧倒的に近い。毎週のように耳元で話を聴いていると、会ったことのない相手でも旧知の仲のように感じてしまう。伝達というより、寄り添いに近い──二人の見解は一致した。
NY・ブロードウェイから始まった原点
なぜ突然、音声とデバイスに注目したのか。その原点は意外にも古い。
エダコさんはかつてニューヨークに暮らし、演劇に打ち込んでいた。ブロードウェイに毎週通うほどの演劇好きで、大学では映画も学んだ。結局その業界には進まず、ビジネスの世界で管理職・マネジメントを経験するなかで、「ビジネスは演出だ、演劇に近い」と気づく。そこからプロデュースの一環としてラジオを始め、「もっとアップデートできる」という手応えがプロデューサー業へとつながった。
ラジオの仕事を始めてまだ5年ほどというから驚きだ。
マイルールは「プロフェッショナル」と「ワクワク」
仕事で大切にしていることを問われ、エダコさんは2つを挙げた。ひとつはプロフェッショナルであること。どんな仕事でもプロ意識を持ち、プロ意識のある人と組む。もうひとつはワクワクすることだ。
「ワクワクしないことは、やる価値がないと思っているんです」
いきなり仕事にしなくてもいい。副業でも、小さなワクワクから始めて少しずつ育てていけば、やがてキャリアになる──。会社員であっても、自分のプロフェッショナリズムを磨くことが重要な時代だと二人は口をそろえる。
越川さんが提唱する「自分軸キャリア」とも重なる考え方だ。〈やりたい(ワクワク)〉〈できる〉〈求められている〉、この3つが重なる場所こそが自分軸キャリア。そしてその重なりを作るのは、会社ではなく自分自身。エダコさんのようにAIに負けないクリエイターになれれば、会社員にも大きな夢がある。
これからのビジョン──人をつなぐプロデューサーへ
ラジオを通じて社長やタレントなど多彩な人と出会うエダコさん。今後は、その人たちをつなぎ、新しい価値を生み出していきたいと語る。「何と仕事をするか」より「誰と仕事をするか」が重要になる時代。その間に立って人をつなぐ役割こそ、これからのプロデューサー像だ。
「ガンガンつなげて、新しいビジネス価値を作っていく。何事も演出していきたいですね」
台本なしで始まった今回の対談も、ワクワクしながら進んだ本番だった。こうしたスタイルこそ、これからのスタンダードになるのかもしれない。
※今回の記事もPlaudで文字起こしをした文章を元に制作しております。
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