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「やりたいこと」がなくても大丈夫。仕事は「やるべきこと」から道が開ける

「やりたいことが見つかりません。目の前の仕事をこなすだけでせいいっぱいです」そんなお悩みが世界的コンサルティング会社マッキンゼーで14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんのもとに届きました。赤羽さんは自身のメルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』の中で、「やりたいこと」を探し続けるよりも、「やるべきこと」に向き合うという視点から、仕事との向き合い方や成長のあり方についてアドバイスしています。

やりたいことが見つかりません。目の前の仕事をこなすだけでせいいっぱいです。

Question

よく「やりたいことをやるべきだ、仕事はいやいややっても苦痛なだけで決して成長しない」と言われますが、私にはやりたいことが見つかりません。そもそもそんなもの見つかるのか、とも実は考えています。同僚を見ても、学生時代の友人を見ても、やりたいことをやっているようには到底見えません。私はどういう方向を目指すべきでしょうか。今は目の前の仕事をこなすだけでせいいっぱいです。

赤羽さんからの回答

ご相談どうもありがとうございます。お気持ち大変よくわかります。

「やりたいことが見つからない」「今の仕事が楽しくない」という相談を受けるたびに、私は「やりたいことをうまく見つけて、うまくそこで成功し、しかも続けられている人って、そんなにいるのだろうか」と考えます。

私自身を振り返ってみても、コマツのエンジニアとしての6年間、マッキンゼーのコンサルタントとしての14年間、独立後の経営コンサルタントとベンチャー共同創業・経営支援の20数年間、そこまで楽しいと思って仕事していたわけではありません。

やるべきだと考え、使命感は感じていなかったわけではありませんが、楽しいのか、と言われると少し違います。

マッキンゼーでは、ソウルのクライアントを10年継続して支援していたので、毎週月曜朝の便で出て、金曜深夜に戻る生活を10年、500週続けましたが、そこまで楽しいわけではありません。

最近では、コロナの前までインド3位のバイクメーカーの経営改革支援で、毎月3日、バンガロール近くの彼らの主要拠点に通っていましたが、ドアツードアで片道19時間でした。シンガポール経由で乗り換え待ち5時間、片道19時間は決して楽ではありません。3年間で36回、計72回繰り返しましたが。

やりたくはなくても、やるべきだと考えて我慢して続けました。正しい判断と思いますし、今同じ立場になったら同じことはしますが、気は重いですね。

「やりたいこと」を探すより、自分が「やるべきこと」を考えて、数年それに集中的に取り組んでみてはいかがでしょうか。

やっているうちに、これは自分がやるべきことで、他の誰よりもうまくできると感じられるようになると思います。

それでいいのではないでしょうか。

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image by: Shutterstock.com

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ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクター 東大工学部卒業後、コマツにてダンプトラックの開発に携わる。スタンフォード大学大学院に留学し機械工学修士、修士上級課程を修了後、マッキンゼーに入社。ソウルオフィスをゼロから立ち上げるなど、14年間活躍。その後、ブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業し、ベンチャー共同創業・経営支援、大企業の経営改革、経営幹部育成、新事業創出に取り組む。韓国、シンガポール、インド、ベトナムなどの企業を支援。 著書に 『ゼロ秒思考』 『速さは全てを解決する』 『瞬時に切り返す会話術』 『自己満足ではない「徹底的に聞く」技術』 など、国内27冊、海外30冊、合計138万部超。 内外での講演多数。東京大学、早稲田大学、電気通信大学、北陸先端科学技術大学院大学講師を歴任。

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【著者】 赤羽雄二 【月額】 ¥880/月(税込) 初月無料 【発行周期】 毎週 月曜日

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