読者の皆さま、ありがとうございました。これ皆、何より読者諸賢の皆さまのお陰です。 私は思った通りに語り、語る通りに書く、ということを通してきたので、多くの顰蹙を買ったり支持を受けたりしてきました。私は文筆家でも評論家でも理論家でもなく、敢えて何々家と言えば現役投資家であり言行一致の行動家です。投資市場に処するに当たって最も重要なことは「解説」や「評論」を読むことでなく「洞察」を得ることでしょう。解説や解析は理論とデータがあれば誰でも出来ます。洞察は、市場から札束を取って来て積み上げてきた体験と血を流してきた体験を積まなければできないと思います。今、５百兆円を超えた時価総額の一部分を読者の皆様と共に獲って参りましょう。

「牛さん熊さんの本日の債券」をまぐまぐさんから配信させていただいてから4年以上経過し、債券や国債というマイナーなジャンルながら多くの方にご愛読いただき、たいへん感謝しております。さらに今回ご推薦までいただいた上に賞をいただくことになり、あらためて読者の方々、ご推薦いただいた方々に感謝申し上げます。長きにわたるデフレとその間の長期金利の低迷、そのデフレに対処するための日銀の異次元緩和により、債券市場も新たな時代を迎えようとしています。これからの国債や中央銀行の動きからは目が離せません。今後も読者の皆様には最新の国債や日銀の情報をお送りすべく努力してまいります。どうかよろしくお願いいたします。