彼とのデート、メイクもファッションもバッチリキメていったのにそれ以降、音沙汰無し…。私の何がいけなかったの? 今回の『マーチン先生の恋愛教室 /180°前向きになれる恋愛術』では、婚活パーティーで知り合った男性と音信不通になってしまったという女性の相談をもとに、相手をイラつかせる問題行動を探っていきます。
不平不満を言わず、やれることを全部やろう
はい、今日はこちらの相談から、色々学んでみたいと思います。
まずはご覧になってみて下さいネ。
マーチン先生、カンナ(32歳)です。
婚活パーティーで知り合った彼(27歳)についてです。
知り合った当日はお茶をして、その後はLINEをくれてスムーズに次に会う日程が決まりました。当日は楽しく過ごせ、「来週末は、ドライブ行こう」と誘われました。帰ったらLINEで「楽しかった、ドライブ楽しみにしてる」と来たので、私も「楽しみにしてる」と伝えました。
私たちはお互いサッカー観戦好きなのもあり、ドライブに行く前にスポーツバーに誘われました。しかしその時、タバコを5本以上吸われ泣きそうになりました。(私はタバコの煙で喘息が出てしまうと、以前に伝えていたのですが……)
帰ったらLINEで「楽しかったし、来てくれて嬉しかった」と来ましたが、タバコの件があったので返信せず、ドライブも前日に断ってしまいました。
それから2日後、後悔が出てきて「昨日はドタキャンしてごめん」と伝えたところまた会うことになりました。お互い休日だったので半日デートを期待したのですが特にプランもなく街をブラブラしてお茶をしました。そこでまたタバコ吸われてさすがに「喘息が出るからやめて」と伝えました。
何故、何度も言わせるのか? 覚えてくれないのか? 私には理解できません。
私の事を何とも思ってないからでしょうか? 注意するとやめてはくれます。
で、「夜ご飯どうする?」と聞いたら、この後自分は飲み会に行くと言われ、また腹が立ちました。何故先に言わないの…と思いつつ、その場で解散しました。
それから連絡はなく、2週間位で私から普通にLINEしました。
すぐに返事は来たので「またドライブ連れて行って」と伝えたら、2時間だけ海を見に連れて行ってくれました。その後、彼は用事があるみたいでした。
「今日は楽しかったよ。あまり時間がなくてごめん」とLINEがきましたので、「私も楽しかったよ、ありがとう」と送りました。それ以後やりとりはありません。
彼との距離を縮めたいですが、ムリでしょうか?
ドライブを断った辺りから、彼は心を閉ざした感じがしました。
はい、ご覧の皆さんには、ちょっぴり「イラッ」ときてしまった方がおられるかもしれません。(ごめんね)
……と言いますか、イラッと来る人の方が正常なのです☆
では、このお話、何が一番大きな問題点なのでしょうか?
それを考えてから読み進めてくださいね。
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はい、では参りましょう!
一貫性のある行動を取ろう
カンナちゃんのお話、イラッと来てしまう方が正常だというお話がありました。
これはどうしてかと言いますと、カンナちゃんがやっていることに、一貫性がないからです。
そのため、「君は何がしたいの!?」と苛立ってしまうのです。
恋愛に限らず何事にも通じる話ですが、やっていることに一貫性がない人は、結果が出ません。カンナちゃんのお話ですと、タバコのことで彼に苛立ちを覚え、LINEを無視してデートをドタキャンしました。
この時点で、この恋は終わりです。自分から幕を下ろした形になっているのです。
恋愛は、交際する前に盛り下がると復活はできないのです。
にも拘わらず、後悔の気持ちが出てきて、彼に連絡をして会うことになりました。
にも拘わらず、またタバコのことや、夕飯の話で彼に苛立ってしまいました。
にも拘わらず、また自分から「ドライブに連れてって」と言いました。
うーん、本当に何がしたいのかわからない……となってしまいますね。
厳しく言いますと、「自分の立場」がわかっておられません。
だから、うまくいかなくなってしまうのです。
解決案のあれこれ
順に見ていきましょう。
お二人のズレはスポーツバーで飲んでいる時から始まります。
しかしその時、タバコを5本以上吸われ泣きそうになりました。
(私はタバコの煙で喘息が出てしまうと、以前に伝えていたのですが……)
そうであるなら、これはもう喫煙者と付き合おうと考えるべきではないでしょう。
どんなに良さそうな人であろうが、そういう問題ではありません。
結婚を見据えて婚活パーティでお相手探しをしているわけですから、出会い探しの時点で、喫煙者は全て除外することが必要です。
喫煙者と禁煙者のお付き合いについては、過去にも触れたことがありますが、大原則、自分と同じ立場の人と付き合うべき、というのが実践上の結論です。(僕自身と、15年間のご相談実績での判断です)
「水と油」というくらい、この二者は噛み合わないです。
今回は、それに追い打ちをかけるように「タバコを吸われると喘息が出る」という話までありましたので、「もう考える余地はないだろう」というのが答えです。
また、これはカンナちゃんは尚更のこと、タバコを吸わない人、全員が考えておくべきことなのですが……
スポーツバーなんかに行ったら、相手が吸わなくても、誰かが吸いますよね!?
で、結局「うわー、もう煙たいな~!」とイライラが募ることが目に見えます。
だから、最初からそういう飲み屋には行かない。これしか解決案はありません。
行くなら「煙たくなることを覚悟する。文句を言わない」と決めるべきです。
つまり、カンナちゃんの場合は、スポーツバーに行く時点で自分が間違っていると僕は思うのです。
この話は僕自身もずっと実践しています。(僕はタバコが大の苦手です)
だから、基本、タバコOKのお店だったら個室があるお店にしか行きません。
また、個室がないお店に行くなら、入店時に「自分はタバコが苦手なので、できればあまり煙たくない席をお願いしたいのですが……」とやんわり伝えます。
すると、席が空いていれば、吸わないお客さんの隣とか、窓際で煙たくない席などを用意してくれることが多いですよ。
これも、気持ちよくデートをするための手段です。
あと、お二人の場合は、
(私はタバコの煙で喘息が出てしまうと、以前に伝えていたのですが……)
という話もありました。これ、ごもっともに聞こえますが、言い換えるなら「だから、アンタが私に合わせなさいよね」と言っているのと同じです。
その証拠が、こちらに見えます。
私の事を何とも思ってないからでしょうか? 注意するとやめてはくれます。
「注意すると」って……。僕が相手の男性だったら「お前何様だよ」と思います。
「タバコを吸わないように、お願いしたらやめてくれます」とあるべきなのです。
些細な言葉には本音が出ます。
これも、その一例だと言えるでしょう。
感情の向こう側を見据えた行動を取ろう
このスポーツバーでの一件以来、
- LINEの返事をしない。
- ドライブをドタキャンする。
という、その場の感情で行動をしてしまいました。
これはカンナちゃんに限らず、誰にでもやってしまう可能性があるお話です。
僕も30歳、マーチン先生を始める頃までは同じような失敗をしていました。
しかし、こうした感情的な行動を取ると、必ず自分が後悔するのです!!
ここを学ぶことが大事です。
今回もそうなのですが、往々にして「こうあるべきでしょ?」と思っていること、それ自体は間違っていないことが多いです。でも、言ってしまうと必ず後悔する。
これがどうしてか、わかりますか??
はい! これは面白い問題です。考えてみましょう!
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はい、答えはこちら。
- 言っていることの道理は正しいけれど、
- 感情的な行動を取ることは間違っているから、なのです。
例えば、スポーツバーでの一件は、次のように伝えたら良いわけです。
スパスパ… ←彼がタバコを吸い始めました。
ごほっ、コンコン! ←咳をしています。
「あ、あのね……」
「ん? なあに?」
「ごめんなさい、私、タバコが凄く苦手なの。喘息持ちで煙を吸うと咳が止まらなくなるので……」
と、このように『感情的にならずに』伝えたら良いわけです。
こう伝えたら、「あっ、そうなんだ、ごめん、ごめん」という感じに場が収まる可能性が高いでしょう。(これで険悪になるようなら、やめた方が良いです)
交際に至るまでの間、盛り下がってしまうと復活は「基本」できません。
だから、デートでイラっとしたり、「もう何なの!?」と感じたときは、次のように考えると良いです。
「この恋、これで終わっていいの?」
いいと思うなら、思う存分にブチまけてください☆
嫌だと思うなら、この恋を失わないために、どうしたらいいのか。
それを考えて行動することが大切なのです。
これが、
「感情の向こう側にある目標」を見据えた行動を取ろう。
というマーチン論なのです。
これ……10年以上前に生まれたマーチン語録なのですヨ☆
それは後付けの理由
その他にも、誰もがやってしまうような誤解や失敗が見られます。
「夜ご飯どうする?」と聞いたら、この後自分は飲み会に行くと言われ、
また腹が立ちました。何故先に言わないの…と思いつつその場で解散しました。
これは「喘息が出るから辞めて」と伝えた後の話です。
ということは、この後、彼が飲みに行くのが本当かどうかは、わからない話です。
というよりも、「喘息が出るからやめて」と言われて気分を害したため、「もう面倒くさいから帰ろう」と思って、「この後飲みに行くから」と言われた可能性が高いと思います。
なので、「何故先に言わないの…」という話も、またズレている可能性が高いのです。
こうして見ると、カンナちゃんは彼とのデートにおいて、不平不満ばかり言ってることがわかります。しかし、これ↓
彼との距離を縮めたいですが、ムリでしょうか?
冒頭でお話したように、言動に一貫性がありませんよね……。
なので、正直に申し上げてもうムリだと思います。
また、このままでは相手が変わっても、同じことの繰り返しだと強く感じます。
自分が頑張りたいと思うなら不平不満を言わないことが大事です。
マイナスの言葉を思ったり、他人にグチったりしていると、そういう気持ちが態度や言葉に出て、必ず相手に伝わります。
すると、ほとんど確実に終わってしまうのです。
先程の「“感情の向こう側にある目標”を見据えた行動を取る」こと。
つまり、彼と付き合いたいなら、どういうデートの心構えが必要なのか。
ひと言で言いますと、デートとは「接待するつもり」で臨むことが大事です。
そして、デートとは「相手に自分を好きになってもらう場」です。
これ、何度も出てきている言葉ですが、本当に大切なことなのです。
こうして見ると、カンナちゃんのデートが良いものではなかったことが、よくわかると思うのです。
…………。
男性も女性も、デートに誘われたならば、自分でもお店を探して予約しておくことをお勧めします。
「誘われたから、出しゃばったマネはしない方がいいのでは?」とか、「誘う側がやるもんでは?」と言っていてはご縁を逃してしまいます。
これらにそのままお答えしますと、
「誘われたから、出しゃばったマネはしない方がいいのでは?」
その通りです。だから、出しゃばらなければいいのです。
当日待ち合わせをしたら、「今日のお店は決まってるの?」と聞きましょう。
「うん、予約してあるよ」と言われたら、「そっかあ、ありがとう!」と笑顔で伝えます。
そして、入店後にトイレから電話して、丁重にキャンセルを伝えたらいいのです。
「決まってないんだ」と言われたら、「じゃあ、もし良かったら……と思って、お店を押さえてあるから、そこに行きませんか?」と伝えたらよいわけです。
「誘う側がやるもんでは?」
普通はそうだと思います。
しかし、お相手が予約していなかったためデートが盛り上がらず、「どうしたらいいでしょう?」という相談が後を絶たないのも事実なのです。
大事なことは「どちらが予約するか」なんて、ことではありません。
いかにして、そのデートを良いものにするか、です。
二人で食事をする以上、自分も相手に好意や興味があるのです。
だったら、その恋のために尽くす。
いつも全力を尽くして欲しいと、僕は思うのです。
P.S. 半年で結婚しました
このメルマガを書いている時、こんなメールが届きました。
マーチン先生、はじめまして。
30代女性/I.A.と申します。
お忙しい中、急なメールすみません。
実は一言お礼が言いたくてメールしました。
21歳を最後に数年間彼氏ができず、アラサーになり本当に病んで焦っていました。
マーチン先生の「愛される努力をする」、「やった方がいいと思ったことは全部する」を実行して彼氏ができ、おかげで半年で結婚して、子供も授かりました☆
電話相談やPREMIUMも考えましたが、ひたすら過去の内容を遡り、自分に似た事例を探したりしました。
本当に素直にして、出来ることをする、と言うのが今までなんで出来なかったんだろうと目からウロコです。
ただただ、お礼が言いたかっただけですので、返信は不要です♪
お読みいただきまして ありがとうございます。
これからも、どうぞよろしくお願い致します。
おお、また出ました! 交際半年でゴールインです☆
そして内容ですが、今日のお話とつながるところがありますね。
- 愛される努力をする。
- やった方がいいと思ったことは全部する。
いずれも、男女同じことです。
幸せになりたいと思うなら自分が頑張る。そのために尽くしましょう。
「尽くす」の本当の意味は、「男に尽くす」「女に尽くす」などではありません。
「全力を尽くす」というのが本当の意味です。
この人とお付き合いしたい。結婚したい。幸せになりたい。
その目標に向かって、全力を尽くせるようになりましょう。
image by: Shutterstock
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