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失敗ばかりの人生から抜け出すために。考え方を丸ごと変える思考術

「失敗は成功の母」なんて口で言うのは簡単だけど、同じ失敗を何度も繰り返してしまったら、もう泣きたいくらい凹んでしまいますよね。そんな方のために、無料メルマガ『音多秀茂の【富と成功の5つのタネ】』の著者、音多秀茂さんに、失敗を繰り返さないための考え方を教えていただきました。

失敗をマネジメントする

今日はビジネスのタネをお届けします♪

今回はビジネスにおける成功の前段階で不可欠とも言える”失敗を生かす為の、あるコツをお伝えします§^。^§。

この世の中、何かをものにしようと思ったら失敗はつきものです。むしろ大きな成功を掴んだ人ほど過去の大きな失敗を糧にしています。

例えばよく引き合いに出されるのは、

▼エジソンが電球発明前にした”1000度の失敗”

▼ヘンリーフォードのフォードモーターを成功させる迄の7度の失敗

▼バスケットボールのマイケルジョーダン曰く「人生において何度も何度も失敗した。だから成功した」

▼ウォルトディズニーはディズニーランド建設前に何度も失敗(破産)

などなどきりがありませんが、要するに大きな成功ほど、その前段に多くの大きな失敗がある、ということは一つの真理です。

「音多さん、偉人さんは失敗が許されるかもしれませんが、我々一般的な社会人にとっては失敗を繰り返すなんて死活問題ですよ」

お、鋭い突っ込みですね。確かにその通りです。

実はこうした偉人伝で語られる成功者を成功率で考えると、恐らく0.1%にも満たないと思われます。つまりこの背景に何千、何万人もの失敗だけで終わった人達”がいますよね。

すると「失敗は成功の母」という言葉さえ疑わしくなってしまいます<`ヘ´>。

実は、失敗のノウハウが膨大に蓄積された現代の我々は、

「多くの大きな失敗をしなければ成功出来ない」

というレベルから既に抜け出しているんじゃないかと思うんですね。

当たり前ですが、ビジネスマン一度犯した失敗を2度も起こすなど死活問題ですよね。大きな責任問題になりますし、対策書も書かなきゃいけないし監査対象にもなったりと、大きな労力と費用が発生します。

私も数々の失敗を繰り返す中で経験を蓄積し、様々な再発防止策や問題解決ノウハウを身につけ、一度犯した失敗は、二度と再発させないという使命感」を持って仕事をしています。

だから社会人にとっては、同じ失敗を二度繰り返さない、なんてことは既に当たり前の世界ですよね。

もちろん、最先端、前人未到の領域で開発を行っている人は別ですよ。そうした領域では技術の発達によって、以前とは比にならない程多くのトライアンドエラーを繰り返しているはずです。

しかし一般的な事例が多く当てはまるビジネスの場面においては、以前は何度も失敗しなければ成功に辿りつけなかったようなことが、事前に過去の失敗を研究することで最短距離で成功出来るようになっています。

何だか難しそうでしょうか。

そう、これ未だに多くの人が気づいていない事なんですね。

実はこのスタンスは、頭の中にある一つの考え方をインストールしておくだけで上手く回り始めます。

それは、

失敗を二度起こさない仕組みを作れば成功出来る

という考え方。

以上をまとめると、

▼大きな成功の前段には多くの失敗がある、ということは一つの真理

▼一方で、失敗したから成功出来るわけでもない

▼当然、我々ビジネスマンは失敗を繰り返すなど死活問題

▼よって失敗をしなければ成功出来ないというレベルから抜け出すこと

▼失敗を繰り返さない仕組みを作ればそのレベルに達せる

ということになります。

私も様々な”偉人伝”を読む過程で、大きな失敗を経験しなければ大きくは成功出来ないんじゃないか? と思うようになっていましたが、実は違うんですね。

当然ですが、現代であれば飛行機を飛ばす為に何度も飛行機を墜落させる必要はありませんよね。それは既にノウハウが確立されているからです。過去の失敗を研究すれば失敗を繰り返す必要が無い。

一方、宇宙ロケットを飛ばそうと思ったら、いまだに事故はつきものです。それは失敗の蓄積飽和水準に達していないからです。スペースX社は今年も打ち上げに失敗しました(T_T)。

こうした最先端、前人未到の領域における開発は別ですが、一般的な事例が多く当てはまるビジネスの場面においては、過去の失敗を研究することで最短距離で成功出来るようになっているはずです。

私は何故だか子供の頃の記憶で、

◆同じ失敗を2度繰り返さなければ成功出来る

という言葉を覚えています。

昔は子供ながらにそんな事が出来たらすごいな~と漠然と考えていましたが、失敗を繰り返さない仕組みを作ればそのレベルに達せるわけです。

じゃあ、その為にはどうするか?

これは、一度犯した失敗は、二度と再発させないという「使命感」(気合)と共に、ひとつの失敗をベンチマークにしてマネジメントする技術が必要なんですね。

例えば私は失敗が発生した時、起こってしまった問題にねちねちこだわるのではなく(笑)、即座に原因追求と対策実行を行います。

ここで重要なのは以下の二点のみ
失敗を繰り返してしまう人はコレだけやってみて下さい。

◆一つ目「起こした失敗に感情的にならず、感情を捨てる」

これは「これからどうするか」という未来を見る為に必要な事です。仕事が前に進まない人程、過去の失敗から発生する感情に行動が拘束されています。感情アクション別物であり、切り離せるんですね。

◆二つ目「人を責めるのではなく、仕組みを責める」

失敗の原因は必ず””です。でも真因は人では無く、そのプロセスが載っている仕組みです。

だから誰がやっても問題が起こらない仕組みを作ること。特に4M人、機械、材料、方法)に関する変化点が起こる時、仕組みがブレ易くなります。変化が起こってもブレない仕組みになるよう、起こった失敗に対する対策をその仕組みにどんどん放り込み、蓄積させることでどんどん仕組みの精度がアップします。

まずはこの二つを守るだけで、成功へのプロセスが劇的に縮まるはずです。

この他におススメなのが、過去に世の中で起こった様々な失敗例について、原因と対策が体系化された資料を研究すること。様々な失敗例を見る事で、失敗に強い体質を作る事が出来るんですね。

☆今日のおススメ図書♪

「失敗百選 41の原因から未来の失敗を予測する」中尾 政之

image by: Shutterstock

 

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