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眠くなるまで90分。中高生の「夜更かし朝寝坊」は科学的根拠があった

毎日夜遅くまで起きてテレビや友達とのメール。あげく朝は全然起きてこない…。そんな中高生のお子さんに、毎日イライラしていませんか? もしもこんな「現象」に科学的根拠があるとしたら、少し気持ちが楽になるかもしれませんよね。無料メルマガ『子どもが育つ「父親術」』の中で、老人が「早寝早起き」になるのと同じく、中高生が「朝寝坊」なメカニズムがあると紹介されています。

中高生は朝寝坊

─暗くなったら、眠くなる
─明るくなったら、目が覚める

生き物のとしての人間の自然な性質ではありますが、常にそうとは限りません。体調、生活習慣、年齢、その他のさまざまな要因によって不安定になりやすいことは、周知のとおりです。

睡眠リズムがずれる要因の1つとして年齢があります。「歳を取ると、早起きになる」って、言いますよね(^_^;) 実は、ティーンエイジ中高生年代)もまた、睡眠のリズムがズレやすい時期なのです。

ある研究によると、ティーンエイジは睡眠に関わるホルモンの分泌タイミングがズレやすい年代とのこと。眠気をおこす脳内物質メラトニン」が、ティーンエイジだと暗くなってから90分以上たってから、ようやく分泌されるというのです。しかも、朝は起きてからもしばらくの間放出されている、ともいいます。つまり、自然と夜更かし朝寝坊になりやすい体質になっている時期だということ。

学校のある日は登校時間が決まっているので、それに合わせて生活する必要はあるでしょう。さらに言えば、理想としては「寝るべき時刻の90分前から、照明を弱くして、テレビ・PC・携帯などの光を目に入れずに過ごし、規則正しく睡眠をとって…」かも知れません。

でも、夜更かしするのが楽しい年頃でもありますよね(自身がその年代の頃はどうだったか、思い出してみてください)。だから、せめてお休みの日くらいは早寝早起きできなくてもあまりうるさく言わなくてもいいのかも知れませんよ。
「ホルモンのせいなのね~♪」と、穏やかに見てあげましょう(笑)

海外の事例ですが、この研究結果を受けて、始業時刻から終業時刻まですべての時程を1時間遅くするという実験をした学校があったそうです。その結果、生徒の気分も集中力も改善し実際に全校の成績も向上したとのこと。

子どもの学校に時間を変えてもらうことに比べれば、私たちが子どもに対する態度を変えるのは、きっと簡単なはず。中高生の夜更かし・朝寝坊にちょっと寛容になっていただけたら、私もうれしいです(^^)

image by: Shutterstock

 

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