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小児期に睡眠不足だった子は大きくなると太りやすいという衝撃データ

子供の夜更かしは好ましくないことだとは聞くのですが、具体的にどう「好ましくない」のでしょうか。そんな疑問に対する答えが、無料メルマガ『Dr.ハセのクスリとサプリメントのお役立ち最新情報』で紹介されています。どうやら子供の睡眠不足と肥満には、深い関係があるようですよ。

子供の時に睡眠不足だと、肥満になりやすくなる

肥満の子供が増えていますね。近くの小学校に通う子供達をみると、これじゃ早く走れんなあ、と妙に感心するくらいです。

栄養の摂りすぎ以外にも、環境によるストレスなどもあるのかなと思っていたところ、小児期の睡眠不足が肥満を引き起こす可能性があるとの報告がありました。

昔から「寝る子は育つ」といわれますが、子供の時期によく寝る子はその後健康な体型になるそうで、今回はその話題をお送りします。

これは、ミシガン大学発育成長センター(Center for Human Growth and Development)のJulie C. Lumeng博士らが、小児科専門誌Pediatrics誌に報告したものです。

Less sleep may expand kids’ waistlines

研究では、米国立小児保健発育研究所に登録された小児785人の発育データを調べ、小児期ケアと若年期の発育の関係を調べました。

3歳の時と6歳時の身長と体重、及び睡眠時間や睡眠障害について分析したところ、そのうちの18%は6年次に過体重になっていました特に3歳時および6歳時に睡眠時間が短い場合6年次になると過体重になっている頻度が高いことが明らかになりました。

6歳時に睡眠時間が1時間長くなると6年次の過体重になる頻度が20%低下しており、また3歳時に睡眠が1時間長くなると、6年次には過体重になる可能性が40%も低下していたそうです。

この結果から、睡眠障害というほどではないのですが、小児期に睡眠時間が短いと過体重になるリスクが高まると結論されています。

また、逆に小児期に十分な睡眠時間を摂る事が肥満予防に役立つとされています。

小さいお子様をお持ちの方、是非十分に睡眠を取らせて上げてくださいませ。

image by: Shutterstock

 

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