MAG2 NEWS MENU

まずは、つまらない縁を切れ。人脈こそ「量より質」だと知ろう

ビジネスの世界において、自分にとっての「良い出会い」とは、具体的にどんな出会いを指すのでしょうか。自分の話をニコニコ聞いてくれる人との出会い? それとも、有名人や権力者との出会いのことでしょうか? 無料メルマガ『ビジネス真実践』の著者でマーケティング戦略コンサルタントの中久保浩平さんは、自分の信念を曲げてまで「人脈」を広げることの無意味さを説いた上で、「良い出会い」を作るための秘訣を記しています。

なんでも繋がらないこと

人脈を増やそうと異業種交流会なんかに出かけるという人も結構多いと思います。

「良い出会いがあればいいな」

「仕事に繋がる人が見つかればな」

そう、ほとんどの人が自分にとって良い出会いを求めるのです。

ですが、考えてることはみんな同じ。結局、交流会にいってもお互い「自分にとって…」なので、噛み合うことはなく良い出会いはなかったというのがオチ。そんな経験をされた方も多いでしょう。

自分にとって良い出会いを求める人達ばかりのところに出かけても、一方的にアピールするか、アピールされるか?だけです。

そんな中、自分の話を聞いてくれた人に対して「あ、良い人と出会えた。新たな人脈が出来た」などと感じる人もいます。ですが、それは錯覚。そんなものを人脈作りとはいいません

「人脈は多ければ多いほどいい」とか、「拡げる方がいい」って一般的には考えている人が多いようですが、拡げていっても増えていっても意味など全くないのです。

良い出会いというのは、互いにとって良い出会いでなけばならず、良い人脈というのは互いにとってフィフティーフィフティーの関係という感覚でなければ良い人脈とはいいません。どちらか一方でも

「あの人と繋がっていれば利益になる」

「あの人と顔見知りになっておけば業界では有利だ」

「あの人と友達になっておけば何かと便利だ」

などというのは、自分(若しくは相手)にとって有益なだけで良い人脈ではないということです。

では、本当に良い出会いをし人脈を構成していくにはどうすればいいでしょうか?

それはもう、つまらん縁を切ることです。一方的に自分のビジネスや商売のことだけを毎回アピールしてきたり、紹介の依頼ばかりしてきたり、お願いのときだけ連絡をしてきたり、などいった人達とは一線ひくことです。

そのためにはまず、自分の信念を曲げてまで付き合う人ではないと思う人とは付き合わない、としっかり定義すること。自分の軸をぶらしてまで付き合わなければならない。相手というのは、あなたのことを理解していないということ。自分のことを理解されていない、もしくは理解しようとしない相手と付き合っていても苦痛なだけです。

大袈裟かも知れませんが、自分軸がぶれることで信用も信頼も無くしていきます。「あいつは一体なにものなの?何がしたいの?」って。

「では、考え方や意見が違う人達は?」なんて思う方もいるかも知れませんが、それは考えや意見が違うだけで、自分のことを理解されている、されていない、というのとは別次元のこと。あなたのことを理解しているからこそ違う意見や考えを述べる、ということもあります。むしろそういう人達は良い人脈といえます。

ということで、良い出会い良い人脈を形成していくには自分の信念軸をまずは曲げないこと、その上で、相手の利害等を十分に考えることが出来ているかどうか、です。このことを守り通すだけ、人との出会いでも目利きが働きますので、結局、互いにとって良い出会い、人脈が自然と出来ていくようになります。

良い出会いを求め、良い人脈を作っていきたいのであればなんでもかんでもとりあえず繋がらない、これが重要です。

人脈こそ量より質です。

■今日のまとめ

『良い出会いをしたければ信念を曲げない』

image by: Shutterstock

 

ビジネス真実践
当メルマガでは、常に営業・マーケティングの本質部分に迫ります。小手先のテクニックを求める方、向上心の無い方、行動力の無い方は、時間の無駄になってしまいますので、絶対に登録しないで下さい。
<<登録はこちら>>

print

シェアランキング

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MAG2 NEWSの最新情報をお届け