いわゆる「富豪」と呼ばれる人々が数億円単位を寄付したという話、よく耳にしますよね。もちろん「慈善の心」が為せる行いなのでしょうが、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ〜おんさんによると、もう一つ別の理由もあるようです。私たちも思わず「寄付」したくなってしまう、その「さもありなん」な理由とは?
えげつなく運勢を好転させる
カネ持ちの多くが慈善事業や寄附行為を人知れずやっています。えっ、自分の周りのおカネ持ちはやっていないって? それは非常に徳の低いおカネ持ちで、早晩没落しますからよく見ていた方が良いですよ。
世の中って自分と他者とのエネルギーの交流で作られているんですから、そんな他者にプラスのエネルギーを注いだら、自分にも何か還って来てしまうのは当たり前ですよね。別におカネ持ちの人は還って来るのが欲しくて、それ目当てでやっているわけじゃないと思いたいのですが、アングロサクソンってえげつないですから狙っていても不思議じゃありません。
でもこの構図が分かったら、これを利用しないのはもったいないと思うんですよね。
私は自分が落ち目になって来た、運が下がっている、金運がヤバいことになっていると自覚したら、真っ先にやることがあります。それが寄附行為なんです。大体、そういうタイミングでそのような情報が私のところに集まって来るんですよ、頼んでもいないのに。
先日は、ツイッターで犬の殺処分という話題が回って来たんです。そうしたらそれ繋がりで、ピースワンコという団体と、どうぶつ基金という団体に行きついて前者にはふるさと納税で、後者にはフツーに寄附をしちゃいました。
このあたり、資本主義の権化であるアメリカはもっとえげつなくて、いろんなところに寄附、チャリティーの仕組みが作られています。
私は飛行機のマイルはUnited Airのマイレージプラスを使っているんですが、特典旅行って一度しか使ったことがないんですね。ですからマイルがバカみたいに貯まっているんです。先日久しぶりに自分のアカウントに行ったら、そこで面白いものを見つけました。それが、
- Donate your mile(マイルを寄附する)
という機能で、これを見てアメリカ人ってさすがだなぁと感じ入ったわけです。ちなみにこれ、同じスターアライアンスのANAのマイレージサイトには存在しません。
JALのマイレージサイトには、JALチャリティマイルというプログラムと、JALネクストアスリートマイルというプログラムが紹介されていますが、前者は現在活動中のプログラムはありません。ところがUnited Airは違っています。
● 特典マイルの利用
ここの右下に「マイルを寄附する」というのがあってクリックすると英語のサイトに飛ぶんですが、そこにはなんと50もの慈善団体が登録されているんです。この熱の入れ方が尋常じゃないでしょ。これだけあるってことは、それだけ寄附をする人がいるってことですから。ついでだから私も3つの団体に1万マイルずつ寄附してみました。
みなさんがマイルを貯めるのって、特典旅行に行くためだったり、ギフトカードやポイントに換えるためですよね。まさか寄附するためにマイルを貯める人なんていないと思うじゃありませんか。それが現実にはたくさんいるというのがアメリカという国のスゴさなんですよ。
なぜこんなことになっているか理解出来ますか?
人生のカラクリって、「自分のため」からどれだけ離脱出来るのかが、自分に入って来るプラスのエネルギー量を規定するというところにあるんです。寄附、チャリティー、慈善事業って他者のためでしょ。自分のためじゃないわけですよ。ここにプラスのエネルギーを注ぐと、それが回り回って(オマケに巨大になって)自分のところに還って来てしまうんです。これが宇宙の法則なのです。
ちなみに、世界のおカネ持ちの多数を占めるユダヤ人の教えであるタルムードには、収入の10%を常に寄附しなさいって書いてあるんです。これを子供の頃から実践しているんですよ。なんたってもらったお小遣いやお手伝いをしてもらうお駄賃だって、親はそこから10%を寄附させるんですから。彼らが世界の経済を牛耳っている理由が分かりますよね。
ですから、イマイチ運勢が…と感じている人はこういったところを注意してみたら良いと思うんですよ。
で、そんな話は非科学的だから信じないぞという方は、今まで通りのショボい人生を送るか、己の努力と才覚だけに頼って人生を良きものにしたら良いと思うんです。
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