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育て方、間違ってない? 新人バイトがみるみる成長する育成法

時給が安いわけでもないのに、アルバイトたちからやる気が感じられず、ただただ覚えた仕事をダラダラこなすだけー。その原因は意外なところにあるかもしれません。今回の無料メルマガ『飲食店経営塾』では著者で若手飲食店コンサルタントとして活躍中の中西敏弘さんが、意外と見落としがちな「アルバイト育成のコツ」について記しています。

アルバイト育成のコツは、適切な「目標設定」をすること!

バイトがなかなか育たなくて…」とは、多くの店長から聞くことば。特に新人アルバイトは、こんな発言をする店長がいるようでは、いつまで経っても人件費がかかってばかりで仕方ありません。

飲食店の現場においては、いかにアルバイトを活用するかが、店舗展開やお店の売上を大きく左右します。だからこそ、皆さんアルバイトの育成方法に色々と苦心されていることでしょう!

さて、アルバイトをなぜ思うように育てることができないのでしょう? それは、もちろんアルバイト自身の能力という要素もありますが、一番の要因は「教える側の目標設定の甘さ」にあります。

人は目標がなければ、ただ、漠然と日々を過ごしてしまうもの。アルバイトがなかなか育たないのは、教える側が何も目標を持たせずただ漠然と日々働かせていることが一番の原因なのです。

教える側が目標を持たせなければ、アルバイトの仕事の習熟度合いもすべて「アルバイト任せ」になります。「なかなかアルバイトが育たない」という言葉を吐く店長ほど、すべてをアルバイト任せ」にしてしまっていませんか?

しかし、例えば、新人のアルバイトには、「いつまでに、このレベルまでの仕事ができるようになって欲しい」、もしくは、「○日間でここまでできるようにならないと君は仕事を覚えるのが遅いって証拠だよ!」なんてことを面接時、入店時にしっかりとアルバイトに伝えておけば、すなわち、目標を設定しておけは、「皆に遅れないようにしなければ…」と入店直後だからこそ、緊張感をもって仕事に取り組むことでしょう。

また、ある程度仕事ができるようになったアルバイトに対しても、「次はこの仕事ができるようになろう」と適切な目標設定ができなければ、仕事に「慣れ」が生じ、ついつい仕事が雑になってしまうアルバイトもいるでしょうし、目標がないことで仕事がつまらないと感じてしまうアルバイトもいることでしょう。

このように目標を持たせながらアルバイトに仕事に取り組んでもらえるよう、細かな「マイルストーン」を設け、そのマイルストーンに到達することで達成感を意図的に味わわせていくことが、アルバイトを短期間で育成したり、やる気のあるアルバイトを育成するコツなのです。

image by: Shutterstock.com

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若手飲食店コンサルタントとして、人気急上昇中の飲食店経営コンサルタント、中西敏弘が「売れる」飲食店作りの秘訣を論理的に、そして分かりやすく解説します。

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【著者】 中西敏弘 【発行周期】 毎週2回

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