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世界3大投資家ジム・ロジャーズも危機感を示す株価の異常事態

米国の金利上昇が発端とも言われる世界同時株安。下げ幅はリーマン・ショック以来とも言われています。この先株価はどのような推移を辿るのでしょうか。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では世界情勢に詳しい著者の北野幸伯さんが、世界3大投資家の一人、ジム・ロジャーズ氏が予測する「今後の株価の動き」を紹介しています。

世界3大投資家ジム・ロジャーズは、株価暴落をどう見る?

皆さん、平昌オリンピックで、ドキドキしておられますか? 一方、株価が暴落していることでドキドキしている人も多いかもしれません。

株価、どうなっていくのでしょうか? 私にはわかりませんが、今日は、世界3大投資家ジム・ロジャーズさんの意見をご紹介します。出所は、ブルームバーグ2月9日。

ベテラン投資家のジム・ロジャーズ氏(75)は、株式の次の弱気相場について、これまでのいかなる下降局面よりも深刻なものになるとの見通しを明らかにした。

これまでのいかなる下降局面よりも深刻なものになる」そうです。

ええ?? ってことは、「リーマン・ショック以上」ってことですか???

ロジャーズ氏、金融危機以降、グローバル経済の債務がさらに積み上がり、米国ではそれが特に顕著だと指摘した。同氏は株式市場がこれから弱気相場の領域に入ろうとしているとは発言せず、弱気相場入りの時期を知っているとも主張しなかったが、8日に再び下げたことに驚いていないと述べ、大幅な下げが続くと予想した。

なるほど。ロジャースさんによると、まだ「弱気相場に入ったわけではない」のですね。しかし、短期的には、「大幅な下げが続く」と。

ロジャーズ・ホールディングスの会長を務めるロジャーズ氏は電話インタビューで、「再び弱気相場に入る時は、人生最悪のものとなろう。債務はあらゆる場所に存在し、今やさらに大きく増えている」と語った。

 

ダウ工業株30種平均は金融危機の際、2007年10月のピークと09年3月の安値との比較で50%余り下落。IT(情報技術)バブルでは2000年に高値に達した後、02年に安値を付けるまで38%下げていた。

(まだ入っていないが)「弱気相場に入る時は人生最悪のものとなろう」だそうです。原因は、「債務」(借金)だと。そして、ブルームバーグは、「07~09年に株価は半分になった」「ITバブル崩壊で、38%下がった」と過去を振り返ります。

ロジャースさんは「人生最悪になる」といっているので、今回というか次回の弱気相場は、「半分以下になる」ということですね。

まとめますが、ジム・ロジャースさんは、株価について

ということだそうです。パニくる必要はありませんが、要注意ですね。

 

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【著者】 北野幸伯 【発行周期】 不定期

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