やなせたかしさん原作の「それゆけ!アンパンマン」は今や全国にミュージアムができるほどの人気作品ですが、まさか「糖質制限」の視点からのこんなとらえ方があるとは驚きです。今回の無料メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では著者で現役精神科医のゆうきゆう先生が、自身の糖質制限から得た発想で、アンパンマンやキン肉マンといった子供に人気のキャラクターを意外な視点で解説しています。
【糖質制限】アンパンマン糖質多すぎ問題
こんにちは。ゆうきゆうです。
さて自分は、ご飯やパン、メンなどの「糖質」を食べないという「糖質制限」をしているわけですが。そんな糖質制限マニアである自分としては、どうしても語りたい問題があります。それこそが、「アンパンマンのキャラ、糖質多すぎ問題」です。
うん。「何言ってんだこいつ?」みたいな目してますよね?分かります。実際に、友達相手にこの話をしたときも、そんな目で見られましたから。百発百中で見られましたから。
まぁ、とにかく説明させてください。
子供たちのヒーロー、アンパンマン。これについて知らない人はいないでしょう。しかし、このキャラクタたち、ことごとく糖質なのです。
- アンパンマン
- カレーパンマン
- しょくぱんまん
- メロンパンナ
- ロールパンナ
- クリームパンダ
などなど…。糖質だらけです。現代的には「ブランパンマン」とかできてほしいわけですが、たぶん一生無理だと思います。
アンパンマンと糖質について
まぁ、確かにアンパンマンたちは、「お腹を空かせた子供たちに、頭を分け与える」という原点から生まれたヒーローたちです。子供たちが好きで、大量に生産できる食品というと、やはり「パン」というのは、外せないのだと思います。そこはしょうがありません。
しかし、人間であるおじさんまで、「ジャムおじさん」。おじさん、別にジャム常に食べてるとか、体がジャムでできてるとか、そんなこと一切ないと思うんですよ。お腹を空かせた子供にジャムあげてるシーンとかもありませんし。それなのにジャム呼ばわりですからね。間違いなく、糖尿病になることを運命づけられた名前だと思います。
しかしここで、例外があります。ジャムおじさんの助手は「バタコ」さん。これは「バター」が由来と思われます。脂質です。糖質ではありません。素晴らしい。しかしバタコさん、一切バターとか出したりしませんからね。それどころか性別すら不明ですからね。いえ女だと思うんですけど、男にしか見えませんからね。かなりの扱いです。
そして犬の「チーズ」。バターと並ぶ乳製品。糖質制限的にもOKな食品です。しかしやはり、チーズはただの犬。食べることはできません。チーズのカケラすらありません。バター同様、扱いが適当です。
くわえて敵キャラが「ばいきんまん」。糖質ではありません。でもバイキン(細菌+真菌のこと)です。少なくとも食事には適してないと思います。パートナーの「ドキンちゃん」に至っては、何が元ネタかすら分かりません。ドキドキしてるからドキンちゃんかと思いますが、食事ネーミングの法則はどうでもいいんかと。あきらめんなと。
ちなみに、ばいきんまんの子分として「カビルンルン」=真菌がいますので、個人的にパートナーは「ウィルスちゃん」にすべきだったのでは、と思いますが、それはそれで悪質性が強くなるので、子供向けアニメとしては適さないのかもしれません。
何にせよ、アンパンマンは糖質が多すぎな上に、糖質がないキャラの扱いが適当ではないかと思うのです。もちろん誰にも理解されません。
キン肉マンと糖質について
ちなみに同じ「マン」で言うと、すぐに思いつくのが「キン肉マン」。これは本当に素晴らしい。もう「肉」ですから。たんぱく質ですから。
他にも食事系で言えば「ティーパックマン(お茶のパック)」「バッファローマン(水牛)」とかがいますので、みんな糖質制限的にOKです。バッファローが食用なのかは分かりませんけども。
いえ、しかし確かに例外もいます。「カレクック(カレー)」というマイナーすぎるキャラと、「ラーメンマン(ラーメン)」という、主人公サイドを代表する有名な超人です。確かにもう、ラーメンは糖質オブ糖質です。キン肉マンすらも、実は糖質だったのでしょうか。
しかし!ラーメンマンは、初出場の際に、敵である超人を、「折りたたんでラーメンにして食べる」という、意味が分からなすぎるエピソードがあります。ここで重要なのですが、超人(ほぼ人間)はたんぱく質でできてますので、まさに食べたラーメンは「ほぼ肉」こと「糖質制限OK食材」です。何と言うことでしょう。もう30年以上前の作品にも関わらず、「糖質制限麺」だったのです。時代を先取りしすぎです。
何にせよ、糖質たっぷりのアンパンマンに比べて、キン肉マンの糖質制限への追求具合は天才的です。
どうでもいいことを発見し、そしてまた「だから何?」という顔をされていることを濃厚に感じつつ、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
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