コンビニやネットを通じて、欲しいものがあればすぐに手に入れることができる昨今、便利といえば便利ですが、部屋中がもので溢れてしまっているご家庭も多いのではないでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、読書好きで部屋の中にすぐに書籍がたまってしまう人を具体例としてとりあげ、「発想を180度転換させた断捨離方法」を紹介しています。
読書の秋にまずやること
台風がだいぶ多い秋ですね。かつては秋といえば、何をするにも良い季節でしたが、近年はそうでもないのかもしれません。とはいえ、昔から言われるのが
- 読書の秋(^0^)/
ですね。いつも数冊を同時並行で読んでいるため、ソファーの肘掛けのところにこんもりした積ん読小山ができています。最近ちょっとさばけて、丘になっていますが。
なので、読書の秋に突入する前にやること、それは
- 本の断捨離
ですよね。いやー、これは本好きにはとても辛い。我が家では、オットが本をほとんど処分しないタイプなので、増える一方です。まあ、私もそこそこ本が好きなので、それほどイヤでないため、もうほんとに増えるだけ。作り付けの本棚の収納力は、来年あたりそろそろアヤシい気がします。
一人暮らしのころは、本は
- 大きめの本棚に収まる分だけ
と決めていました。本をどんどん買ってしまうと、すぐに収納場所がなくなりますね。で、どうしようかってことになるんですが、コレは
- 発想が逆
なんです。本のために確保出来る収納場所を先に決めてしまい、ここに収まるだけの本しか持たないようにするんです。つまり
- 本に合わせて収納場所を増やす のではなく
- 収納場所に合わせて本を調整する のです
本棚分は本を買ってもいいわけですが、ここからハミ出したらアウトです。一人暮らしのころは部屋自体も狭く、収納スペースも限られていたのでどうしても本のための収納場所を制限する必要があったんです。
もっとも、これは一人暮らしに限ったことではなく、あらゆる収納に共通する極意です。これは別の言い方をすれば
- 欲望に合わせて物理空間を増やす のではなく
- 物理空間に合わせて欲望を調整する のです
よ( ̄∇ ̄)
先進国で断捨離や片付けがもてはやされているのは、欲望先行が許される…奨励される経済システムだからです。欲望があってもモノがない国では、おそらく断捨離も片付けも問題にはなりませんよ。だってモノがナイんだから。
もちろんこの方法だと、
- 欲望が小さく
なりますね。ま、これはこれでいいんですよ。毎月の決まった給料で1ヶ月生活するのも同じようなモンです。おカネの額に合わせて欲望を調整するわけだから。これがイヤなら、より大きな物理空間を手に入れてから、モノを増やすしかありません。これはまあ、別のお話ですね。
本の断捨離をする場合、
- まず、本の収納スペースを決める
ことです。本棚1本分でもいいし、棚2つ分でもいいです。余裕があるなら一部屋分でもいいでしょう。それはその人の物理空間に応じて異なるんです。大事なのは、順番です。まずスペースを決めてしまうことです。
そのあと
- そこに収納する本を選択する
んです。入らなかったもの、要するに選択されなかった本は、処分しましょう。ちなみに、この本の処分、捨てなくてもブックオフやメルカリで売ればいいんですが、こちらもオススメしておきます。
● ネットオフ
これは、不要になった本をダンボールに詰めて送ると、査定して金額を口座に振り込んでくれるサービスです。
本や不要品の処分を先送りにしてしまうのは、持っていくという作業が
- 心理的にも手間的にもイヤだから
です。おそらくそのイヤさは、集めに来られるとかなり低減すると思います。集配人さんに「いや、この本は…」とか言い出せませんからね。
読書の秋です。本を読みましょう。その前に要らなくなった本は、断捨離して、新しい本のためのスペースを空けてくださいね。
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