日本でのIR・統合型リゾート施設への参入を目指していた中国企業の日本法人元役員らが海外から数百万円の現金を不正に持ち込んだとされている事件の関係先として、IR担当の内閣府副大臣だった秋元司・衆院議員の地元事務所が入る東京都江東区のビルの捜索を始めたとNHK、読売新聞、時事通信、日本経済新聞などが報じた。
東京地検特捜部は、「外国為替法違反」の疑いで、これまでに秋元議員の元政策秘書らの自宅なども捜索。すでに秋元議員からも任意で事情聴取している。押収した資料と合わせて精査し、持ち込まれた現金とIR事業の関連につて実態解明を進める。
秋元司・衆院議員の事務所を捜索…外為法違反事件で東京地検https://t.co/BmgpttHARu#社会
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) December 19, 2019
外為法違反事件
問題になっている中国企業は、2017年に日本法人を設立した、インターネットでのくじ販売を手がけている企業。北海道留寿都村でのIR構想も投資する意向を示していた。日本法人元役員らは、海外から外為法が定める上限である100万円を超える現金を国内に持ち込んだ際、事前に必要な税関への届出をしなかったとされている。
秋元議員は、元「IR担当の内閣府副大臣」
今回関係先として捜索されているのは、去年10月までIR担当の内閣府副大臣だった秋元司議員の事務所や地元事務所。秋元議員は、IR整備推進法を審議する衆院内閣委員会の委員長として、16年12月の委員会採決を取り仕切った経験がある。また、副大臣に就任する直前の2017年8月には、那覇市で開催されたIR関係のシンポジウムで問題となっている中国経営の代表とともに講演を行なっていた。秋元議員は14日、NHKの取材で「私自身が何かの不正に関わったことは一切ない」とし、捜査の推移を見守っていくと話した。
差し控え続けられるお答え
この件について、菅官房長官は19日午前の記者会見で「関連があるか否かも含め、捜査期間の活動内容に関わる事柄」とし「答えるのは差し控えたい」と述べた。
これまでも捜索されていた議員会館
NHKによると、実はこれまでも、議員会館の事務所の捜査は行われてきた。平成22年には当時の民主党の幹事長だった小沢一郎氏の政治資金規正法違反事件の捜査で石川知裕衆議院議員の事務所を、平成25年には大手医療法人「徳洲会」グループの幹部らの公職選挙法違反事件の捜査で衆議院第一議員会館にある事務所を捜査していたそうだ。
Twitterの声
全く関与していない、で済む問題事件ではない。秘書の動きを把握していない等の事務所管理も含めた関与をしていないこと、そのものが議員責任を全うしていないことでしょう。選挙不正や資金管理も。〆秋元衆院議員事務所を家宅捜索 IR絡む不正資金移動で関連捜査 共同通信 https://t.co/ebyT1k7b4j
— Hotomu (@2TOM4OSO) December 19, 2019
秋元衆院議員の件。中国企業の日本法人といふのが何とも香ばしい。これから北海道など、中国系企業のフロントやダミー会社からカネを受け取る政治家が増えていくのではないか。
— 中性脂肪伯爵@執筆依頼のない相模原の蔵書家w (@kaz0406naka) December 19, 2019
秋元衆院議員事務所に家宅捜索。
事情聴取を受けていたけれど、まともな捜査がおこなわれ、まともな審判が下ることを願います。他にも山ほど疑惑の議員がいるので続けて本来の役割を果たしてほしい。— 風音・市井の声 (@kazaneimakara) December 19, 2019
こんな分かりやすい売国行為ってなかなか無いわー。 https://t.co/jyFn6Br2mc
— まぐ郎 (@magurow_kihada) December 19, 2019
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image by:U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Christina M. Styer／ウィキペディアコモンズ経由で