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新型肺炎で封鎖される前の「武漢」は、どんな街並みだったのか?

2月4日現在、感染者数は2万人を超え、中国本土での死者は425人以上となっている新型コロナウイルスによる肺炎。感染は終息するどころか拡大する一方で、世界的な広がりを見せています。その感染源とされているのが、湖北省武漢市。現在はすべてのルートが封鎖されている武漢ですが、本来はどのような街なのでしょうか。今回の無料メルマガ『上海からお届け! 簡単3分、写真で覚える生活中国語』では、上海在住の日本人著者ジンダオさんが、発症前の武漢の町並みを多数の写真を交えて紹介しています。

湖北省武漢の新型コロナウイルス発症前の町並みの様子

湖北省武漢。新型コロナウイルスで始めて耳にした方も多いと思います。今回は私が武漢出張時に撮りためた日頃の湖北省武漢の町並みのスナップ写真をご紹介。

何も騒ぎがない時はごく普通のどこにでもある中国の街。

早く騒ぎが収束して安全に安心して日常生活が戻る事を祈っています。武加油!

私が始めてここ「武漢」の名前を聞いたのは二十数年前。学友が高校を卒業後に日本の大学へ行かず湖北省武漢の大学へ留学したのでした。当時の私は中国に興味がなく、友人から凄―く薄いペラッペラの手紙用紙に留学の様子が書かれた手紙が届いたのを覚えています。

そんな武漢に今の私はビジネスで関わっているのですが、武漢に到着している瞬間に当時、手紙が届いた事を思い出しています。

正直私には何も出来ないのですが、いつもの日常に戻って、普段のように出張をする生活に戻ることを節に祈っています。

では武漢を中心とした町並みの写真をご紹介していきます。

武漢日本人街にある串焼き屋

武漢には日本人が住んでいる場所があり、そこには小さいながらの日本人街が形成されています。日本料理屋、スナック、BARなど駐在員を癒やす店舗があり、近くには駐在員や出張者向けサービスアパートメントなども。

その日本人街の裏手にある串焼き屋の写真です。

高層マンションを建設中の武漢都心部

地下鉄工事の真っ最中で地下鉄の各路線がまだ開通していなかった時に撮影した、高層ビルを建設中の工事現場の様子です。

武漢は建設ラッシュに湧く中国ではイケイケどんどんの勢いのある街の一つです。

庶民が立ち寄る鳥の素揚げを販売する店舗

店先に大きな鍋に油を注ぎ入れ、開いた鶏肉を素揚げしていた小さいレストラン。店内は多くの市民が立ち寄って店内で食し、奥の部屋は個室的な感じ。持ち帰る客も多く人気のお店のようでした。

手羽、胸、武漢名物れんこん。ちょっと油っこかったですけどね。

駅に密集する武漢名物「干面」

武漢名物のB級料理といえば「热干面(熱干麺)」。一度湯がいて火を通した状態の麺にサッと湯通しして、醤油、練りビーナッツ、香醋などの調味料や香辛料を混ぜ合わせた麺料理。

もう一つ「三鲜豆皮(三鮮豆皮)」も武漢名物。大豆が入った液体で皮を作って、具材を混ぜ合わせたご飯に焼き上がった皮をサンドした食べ物。

武漢主力駅の一つ「武昌」から「上海」へ寝台列車

仕事が長引いて高鉄の時間に間に合わなかった時に一度だけ使った寝台列車。どうしても翌朝の上海の仕事がずらせずに、中国人スタッフと一緒に寝台列車に揺られて翌朝8時に上海着。

武漢主力駅の「口」と「武

武漢市内から高鉄での移動の主な駅は「武昌」と「汉口(漢口)」と「武汉(武漢)」

中国の全ての駅構内は危険物検査をしてから入る仕組み。今現在は封鎖された状態になっているんだと思います。

地下鉄で見かけた珍しい設置物

上海では見たことが無かった、飲料施設。水温も常温と温水。「开水(kāi shuǐ)白湯」を好む中国らしいところ。

地下鉄の乗り換えはエスカレーターを利用しますが、こんな急なエスカレーターが乗り換えの駅に準備されています。

夜の武漢の町並み

武漢の夜には夜店通りができる場所も。仕事帰りや学校帰りの市民が立ち寄っています。

武漢に掛かる橋から見えた高層ビル群のネオン、綺麗です。

何気ない町並みの写真

武漢でもやっぱり人気の朝食、肉まんや野菜まん。

夏の日差しを避けて集まるテイクアウト商品を配送するスタッフ達。

武漢名物のヨーグルト。比較的甘みも抑えられていて、出張中にはいつも一度は味わう食べ物です。

暗いニュースが続きますが、少しでも早い収束を迎え、写真のような日常生活が戻るのを祈っています。もう一度、武加油!

image by: ジンダオ

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【著者】 ジンダオ 【発行周期】 ほぼ 週末刊

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