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本当ならゲスの所業。中国がマスクや防護服の買い占めを隠蔽か?

新型コロナウイルスの発生国である中国が、1月に海外から医療用マスクや防護服を大量に買い占めた事実を隠蔽していたと、米国メディアが伝えています。メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』の著者で台湾出身の評論家・黄文雄さんは、「本当ならゲスな手口」と厳しく批判。150年も前にアメリカ人宣教師が指摘していた中国人の不誠実さは、今も変わっていないと、最近の調査結果も紹介しながら、中国との付き合い方を見直すべきと警告しています。

※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2020年5月6日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【中国】アメリカが暴露した中国の悪質な本性

“中国 医療物資確保でコロナ危険性公表せずか” 米メディア(NHKニュース)

アメリカ政府は、新型コロナウイルスの発生当初、中国がマスクなどの医療物資を大量に買い占めるために、あえてウイルスの危険性を公表しなかった可能性が高いとする分析をまとめたそうです。

アメリカメディアが入手したその内部文書によると、中国政府は新型コロナウイルスの危険性について1月にWHOに報告する前に、国外から大量の医療用マスク、防護服を輸入する一方、中国製の医療物資の輸出を大幅に減らしていて、その動きを隠すために貿易量の公表を遅らせ、さらには新型コロナウイルスの危険性も国際社会に公表しなかった可能性が高いとしています。

たしかに中国は2月7日に予定していた1月の貿易統計の発表を突然取りやめ、「今年から1~2月の統計をまとめて発表する」とし、3月7日に1、2月の累計の貿易統計を発表しました。

統計をごまかすのは中国の常套手段ですが、それが世界的なパンデミックに備えて、マスクを買い占めるためだったとするならば、その行為は犯罪的ですらあります。中華思想は究極の自己中心主義でもありますが、自分たちで疫病を世界にばら撒きながら、その事実を隠蔽し、世界的にマスクや防護服が品薄になる前にこっそり確保、そして新型コロナウイルスが世界的に蔓延した後は、世界的なマスクや防護服不足に乗じて不良品を売りつける。この報告書が本当ならば、これ以上ないゲスな手口だといえるでしょう。

このような国と、国際協調や友好親善などはまったくの無意味だということは、言うまでもありません。こちらの善意はすべていいように利用されて、バカを見ることになるからです。

これは今に始まったことではなく、1872年から30年以上にわたり清末の中国に滞在したアメリカの宣教師アーサー・スミスは、著書『中国人的性格』(中央公論新社)において、中国人の特徴をいくつも挙げていますが、そのなかで「公共精神の欠如」「思いやりの欠如」「誠実さの欠如」などについて特筆しています。

「溺れている人がいても中国人が何の救助もしようとしないことは、中国にいる外国人たちを驚かせる」

「中国人を知っている人なら誰でも、苦しんでいる人に対してどの文明国にも比類のない冷淡さを示すのは中国人だと思っているのは疑いない」

約150年前に中国で長年暮らした外国人の中国人観は、現代にもそのまま当てはまるといっていいでしょう。

2017年1月、イギリスの大学が行った誠実さに関する調査結果が、中国の掲示板サイトで紹介されました。それは、英イースト・アングリア大学の経済学教授が世界15カ国1500人に対してインターネットで行ったもので、対象者に音楽を聞いてもらい、その音楽にまつわる問題に答えてもらい、全問正解したら報酬を支払うというルールでの調査でした。

世界で最も誠実なのが日本、不誠実なのが中国=英国の調査結果に中国ネットは「全くその通り」「誠実かどうかは政府を見れば一目瞭然」

条件として、ネットでの検索は不可としていましたが、問題のうち非常に難解な問題がいくつかあって、ネットで検索しなければ全問正解はほぼ不可能という状態で、各国の動向を調べたわけです。

その結果、日本人はネットで調べた人がほとんどおらず、もっとも誠実だったということでしたが、最も不誠実なのはトルコで、ついで中国人だったそうです。

もちろん中国は「すべてデタラメだ」と反論するでしょうが、すでにコロナ問題において情報隠蔽を行ったことは明らかになっており、世界中が中国の対応に怒りを噴出させていることは、周知のとおりです。

今回のコロナ問題については、中国との付き合い方を改めて見直す機会になると思いますし、そうすべきなのです。

image by: Alessia Pierdomenico / Shutterstock.com

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