「あざとかわいい」という言葉が話題だ。「あざとい」と「かわいい」を掛け合わせた言葉で、今やモテ系女子のキーワードにすらなっている。その代表格ともいえる2人が、フリーアナウンサーの田中みな実とテレビ朝日の弘中綾香アナ。見た目もキャラクターも似ているように見える2人だが、しかしそこには、田中みな実にあって弘中綾香アナにはない、大きな差があるようだ。
「あざとかわいい」の代表格・田中みな実と弘中綾香
田中みな実と弘中綾香アナが共演している番組が、テレビ朝日系「あざとくて何が悪いの? 」。不定期で放送される特番ながら、放送されるたびに話題となり、番組の公式ツイッターやインスタグラムは多くのフォロワーを抱えている。（第3弾放送の詳細は未定）
番組は「あざとい」をキーワードに、あざとい女の実例やアンケートを再現VTRで紹介。男性を手玉に取るようなあざといテクニックについて、自由なトークを繰り広げていく。
田中みな実が現在の人気を得られた理由
出演する田中みな実は、この「あざとかわいい」を自ら切り広げてきたといっても過言ではないシンボル的存在。TBSの局アナ時代からぶりっこキャラとして話題となり、人気アナウンサーへと駆け上がっていった。しかし、男性には人気があっても、女性からは極度な嫌悪感を抱かれ、嫌いな女性アナウンサーランキングの常連だった。理由は「ぶりっこ」「あざとい」など、今では田中の代名詞ともなっている言葉で嫌われていたのだ。
そんな田中のターニングポイントになったことが、自身に対する美の追求。自らを追い込むまでストイックに美を追求する姿がテレビや雑誌で取り上げられ、男性ファンだけではなく、多くの女性ファンを獲得することに成功した。ただのぶりっこではなく、裏ではさまざまな努力をしていることが共感を得たのだ。
徹底的につくりあげたボディを大胆に露出した写真集『Sincerely yours…』は60万部を超える大ヒットとなり、今やアラサーの同世代女性たちのカリスマになりつつある。
大人気の弘中綾香アナは一方で・・・
一方、テレビ朝日の弘中綾香アナも人気は上昇中だ。ここ2年ほどで好きな女子アナランキングに名を連ねるようになり、ORICON NEWSの2019年の『好きなアナウンサーランキング』で1位を獲得した。レギュラー出演している『激レアさんを連れてきた。』（毎週土曜日22時10分～）では、その魅力を存分に発揮し、多くの男性視聴者の心を掴んでいる。
テレビ朝日の公式YouTubeチャンネルやバラエティ番組で、大人気アニメ『鬼滅の刃』
しかし、人気が出ればアンチも出てくるのがつきもの。ネット上では弘中アナが何かやるたびに「うざい」「前に出すぎ」「調子に乗ってる」というコメントが出てくる。
弘中綾香は田中みな実になれるのか？
背格好も雰囲気もキャラクターも似ている2人だが、田中みな実と弘中綾香アナの違いは何なのか? 田中みな実にあって、弘中綾香アナにないもの、それは“同性からの支持”。
先に述べた通り、田中みな実はある一定の時期を境に、女性からの人気を得た。美に対してストイックに努力を重ねる姿を見せると、まるで手のひらを反すように女性たちは田中を支持するようになった。長い目で見れば、異性からの一過性の人気より、同性からの支持の方が何倍も大切なのだ。
弘中アナにはまだこれがないように思える。確かに弘中アナを「かわいい」という女性もたくさんいる。しかし、一方でまだまだアンチも多い。弘中綾香アナが第2の田中みな実になるには、同性である女性からの支持が欠かせないと言えそうだ。
1991年2月生まれの弘中アナは、来年2月で30歳を迎える。そろそろ20代の「かわいい」だけでは人気を維持することは難しくなる。これからは自身をセルフプロデュースする、「あざとい」戦略が必要となりそうだ。
source: テレビ朝日「あざとくて何が悪いの? 」
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