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優柔不断な自分と決別。ネガティブ思考の原因は過去に捉われすぎること

あなたは過去のことを考えるタイプですか?それとも未来のことでしょうか?今回のメルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では現役精神科医のゆうきゆう先生が、この質問でわかる性格傾向と思考のバランスについてお話しています。

過去タイプ?未来タイプ?答えで分かる優柔不断!

こんにちは、ゆうきゆうです。

みなさん元気でお過ごしでしょうか。

さて、皆さんは過去のことを考えるタイプでしょうか?もしくは未来のことを考えるタイプでしょうか?

人生について考えるとき、過去のことを色々考える人もいれば、未来のことをよく考える人もいるでしょう。

実際、過去・未来にまつわるさまざまな心理学的な調査が行われています。今回はその一つをご紹介します。

優柔不断の調査

心理学者マーク・スペクター博士は、大学生に対して

「あなたは過去のことをよく考えますか?未来のことをよく考えますか?」

と質問する形で調査を行いました。併せてその学生たちの性格傾向も調べました。

すると、過去のことをよく考える人ほど意思を決定するまで時間がかかってしまい、優柔不断の人が多かったのです。

逆に、未来のことをよく考える人は優柔不断ではなく、決断も早いということがわかりました。そして同時に、ポジティブな人も多かったという結果になりました。

すなわち、過去についてよく考えることと優柔不断であるという性格傾向は、非常にマッチしていたのです。

重要なのは判断する「スピード」

優柔不断な人というのは、

「将来のことをどう決めたらいいか」とか「何かを選択する際に、どうしたらいいか」など決断をするのに時間かかってしまう人です。

これは、過去のことばかり考えていることが原因として挙げられます。例えば「過去にこんな失敗した…。もう失敗するのはイヤだから、もうちょっと考えよう」と判断を先延ばしにする傾向が多いわけです。

そのため優柔不断になりやすい人は、なるべく過去のことを考え過ぎず、積極的に未来のことを考えるようにしてみましょう。

未来のことをよく考える人というのは、あまりくよくよ悩みません。その分判断が早く、ミスをすることもあるし判断間違いすることも多いのです。

しかしながら、判断が早いためにその分たくさん行動できることになり、最終的にうまくいくチャンスを得やすくなると言えます。

優柔不断をやめるコツ

もちろん、過去について考えることも重要なことです。

ただし、過去のことを何度も何度も考えてしまうのでしたら、どんどん優柔不断になってしまうのです。そして多くの時間をムダにしてしまいます。

考えるのであれば1回だけにして、なおかつ今度はこうしようと反省までを引き出しましょう。過去のことは「いったん手放そう」と切り替えやすくなりますよ。

過去・未来とさまざまな思考がありますが、バランス取ることは大切です。特に、できれば未来を優先的に考えることがおすすめです。

人間は、無限に生きられるわけではありません。未来のことを前向きに考えて、新しい行動を取っていきましょう。それこそが、優柔不断になって考え続けるよりも、もっと良い判断をもたらしてくれるのです。

何か少しでも参考になれば幸いです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 大和まや・ゆうきゆう 【発行周期】 週に1度、宝石が届きます。

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