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Pass Japanese money

恐ろしい真実。統一教会が日本人女性を韓国人と結婚させる「本当の理由」

安倍元首相の銃殺事件の犯人が語った犯行動機から大きな批判を浴びることになった旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)。今回のメルマガ『1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』』では、この宗教の実態について詳しく語られた一冊を紹介しています。そこに書かれていた、統一教会「合同結婚式」の恐ろしい真実とは?

【一日一冊】統一教会 日本宣教の戦略と韓日祝福

統一教会 日本宣教の戦略と韓日祝福

櫻井義秀 , 中西尋子 著/北海道大学出版会

「統一教会」の教えの内容、勧誘方法、セミナーの内容、営業トークマニュアルから、会員へのインタビューと幅広く調査した内容となっています。

「統一教会」の教義は、キリスト教をベースとしながら、文鮮明がメシアであり、人々に「祝福」を与えるというものです。祝福とは教祖が配偶者を決めて信者同士が結婚するというものです。このような異様な教義のため、キリスト教各教派からは異端とみなされています。

韓国は神の国であり、地上天国を建設した後に、世界の中心になり、世界の言語は韓国語になる。そして日本は、韓国を植民地とした罪深い国家であり、韓国民に対して贖罪しなくてはならないとしています。

日本での統一教会の宣教は、キリスト教が一般的でないためうまくいきませんでした。結局、1960年代から若者をターゲットとした反共的な政治運動としてメンバーを集め、そのメンバーを統一教会員とすることで勢力を拡大させたのです。政権与党の政治家の庇護を受けたのも事実のようです。

日本の統一教会は…宣教の対象を若者に絞り込むことにした。1964年に小宮山嘉一を会長として全国大学連合原理研究会が創立され、大学生・青年の伝道が活発化した(p89)

1980年代に入ると日本の統一教会は、活動資金を調達するために該当や個別訪問で姓名判断を行い、先祖の供養や悪霊を解くといった名目で高額の印鑑、数珠、壺を売りつけ霊感商法として問題となりました。

1990年代半ばになると、日本の統一教会の幹部が韓国人に置き換えられ、日本の統一教会信者に対する献金の要請が激化ました。当時のビデオでは、韓国の幹部が日本の教会員に対して全財産を自らはき出すだけでなく、はき出す人を連れてこいと檄を飛ばしていたという。

合同結婚式も2000年代まで行われており、日本の女性信者6,000~7,000人が韓国人に嫁いだという。

日本は韓国を植民地とした罪深い国家であり、韓国への贖罪として金を支払わなくてはならず、韓国の花嫁不足問題の解消のために女性を提供しなくてはならないということなのでしょう。

日本が強制的に韓国を合併した後には、韓国民族の自由を完全に剥奪し、数多くの愛国者を投獄、虐殺し…多数の良民を殺戮した(p61)

不思議に思うのは、霊感商法で金を巻き上げているのは日本だけで、韓国、米国ではそれほど悪評がないことです。つまり、霊感商法は金を巻き上げるために日本だけで行われているのです。

統一教会の勧誘方法は、プログラム化されており、正体を隠して手相・姓名判断を受けさせ、商品を買わせるマニュアル。その後のビデオセミナー、宿泊セミナーでの教化も組織化されていることがわかります。

日本を罪深い国とし、罪悪感を利用して20歳前後の若者をターゲットに洗脳し、年間数百から数千億円の金を吐き出させ、7,000人もの日本人女性を知らない男性と結婚させるたことに、怒りの気持ちがわいてきました。金を奪うだけでなく、関係した人の人生まで奪っているのです。

そして韓国人の男性と結婚した日本の女性が、貧しい生活の中で暴力を振るわれたりしても、それに耐えることで、罪深い日本人として救われると思い込まされているという。抜け出せないように仕組まれているのです。

洗脳の技術は良い方向に使えば、強力なプラスに作用しますが、統一教会のように使えば、人を自分の思うとおりに動かせることに恐怖を感じました。

統一教会については調査を続けます。良い本をありがとうございました。

【私の評価】★★★★☆(84点)

<私の評価:人生変える度>
★★★★★(ひざまずいて読むべし)
★★★★☆(素晴らしい本です)
★★★☆☆(読むべき一冊です)
★★☆☆☆(余裕があればぜひ)
★☆☆☆☆(人によっては)
☆☆☆☆☆(こういう本は掲載しません)

image by: Shutterstock.com

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