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ロシアや中国が「日本侵略」を実現することができない明確な理由

ロシアや中国が不穏な動きを見せるなか、日本はどのような対応をすればいいのでしょうか。今回のメルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』では、人気コンサルの永江さんが、不安を抱える読者からの質問に答えています。

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ロシアや中国は本当に日本を侵略しに来るのか?

Question

ロシアや中国が日本を攻めてきたとき、日本はどのように対応すべきだと思いますか?私は取られたものは取り返すまで徹底抗戦すべきだと考えています。

ただ、たかがコロナの死者程度で全体主義を作って、未だに騒ぎを続ける有様ですから、厭戦気分の全体主義を作って尖閣諸島や北海道を諦めるとか、平気でやりそうで怖いです。

 

 

永江さんからの回答

よくこうした不安を聞きますが、ロシアや中国の軍が日本本土に上陸して来るなんてことはまずあり得ないでしょう。それより少子化と人口減少の方が現実に起こっている憂慮されるべき非常事態です。

先に、もし日本が他国軍に上陸されたら厭戦気分云々の議論に及ばず、降伏する以外ありません。日本の陸上自衛隊の軽量化・小型化され反撃能力のない装備とたった15万人の陸上自衛隊員では、陸軍が主力の中国とロシアには抵抗できる術はなく、士気云々の前に戦力差が歴然です。おとなしく占領され弾圧されるしかないでしょう(中国陸軍は兵員約100万人/戦車等6,000台以上・ロシア陸軍は兵員約30万人・戦車等約3,000台に対して、日本は兵員15万人と戦車500両だけです)。

※ 「令和4年度版 防衛白書 3 軍事態勢と動向」より

島国の日本が制海制空権を取られて占領されたら、ウクライナのように他国から武器を援助してもらうこともできません。日本は潜水艦と迎撃能力は世界トップクラスですが、対地攻撃能力がほぼ全くないので一度占領されたら取り返すことができないんです。

ただ肝心なのは、日本に本格的な上陸をするには制空権と制海権を取る必要がありますが、そのためにはアメリカ軍の基地が併設されている日本の航空・海上自衛隊の基地を攻撃しなければならないということです。つまり、駐日アメリカ軍が撃滅されるか、アメリカ軍が日本から引き揚げない限りは上陸できないので、現実的には日本本土には侵攻できないでしょう(アメリカ出てけとか言うパヨクの人たちはこの防衛の仕組みを全く理解していませんね)。

加えて、ロシアと中国も海軍や上陸戦力も陸軍ほどでなく、とても日本本土に上陸する軍備は整えている様子もありません。日本の離島が占領されることはあっても本土が侵略されるというようなことはないでしょう。

なので、ロシアと中国の日本侵略は、日米同盟と駐日米軍がある限りは、現実的ではないですね。それよりも、現実的かつ確実に進んでいる少子化と人口減少による国家消滅を危惧するべきでしょう。人口5,000万人を切って高齢者比率4割を超えていたら防衛もできないし国も成り立たず、将来はアメリカに併合してもらうくらいしか道はなくなります。

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