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都内で男性が暴行被害に。日本でも牙を向き始めた中国「秘密警察」のやりたい放題

中国政府は全否定の姿勢を崩さないものの、世界各国での存在に疑いの余地がない中国の秘密警察機関。先日、そんな組織による東京都内での暴力活動が発覚し、地上波のニュース番組が報じる騒ぎとなっています。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では台湾出身の評論家・黄文雄さんが、他国でも暗躍する中国秘密警察の実態と、英国政府の毅然とした対応を紹介。さらに日本政府に対しては、事が大きくなる前に手を打つべきとの警告を発しています。

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※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2023年6月14日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

東京都内で暴力沙汰。明らかになった中国秘密警察の凶暴性

“都内などで脅迫や暴行受けた”中国の民主活動家が独自証言 “中国の秘密警察”日本で活動か その実態は?

本メルマガでも何度か取り上げましたが、最近、中国の秘密警察についてのニュースが日本の主要メディアで頻繁に報じられ、その実態が少しずつ明らかになってきました。53カ国102カ所あると言われている中国の世界に散らばる秘密警察が、活動を活発化させているということでしょう。

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今や、中国で政府や公安に目を付けられた中国人は、世界各地に逃亡しています。その多くは、人権活動家や政府批判をした反体制の人々であり、そうした人々が世中国政府の存在を脅かさないよう世界各地に拠点を持つ秘密警察が目を光らせているわけです。

冒頭のニュースでは、都内で働く中国人の民主活動家の男性が、都内で暴漢に襲われ脅されたと告発しています。一度は車に連れ込もうとされ、もう一度は横道に連れ込まれてスパイ活動をするよう脅され、断ると、別の日に道を歩いていて、突然、頭からビニール袋をかぶせられて叩かれ、みだりに口を開かないよう脅されたとのことです。

また、文春オンラインでは、『中国「秘密警察」日本での設立と活動の証拠写真を入手』と題した記事が配信されています。記者による独自取材の記事で、とても具体的に地名や人名などが記載されています。この記事によれば、東京の秋葉原にも中国福建省福州市の海外派出所があるそうです。

中国「秘密警察」日本での設立と活動の証拠写真を入手

5月15日も、以下のような報道がありました。

モンゴルに滞在していた中国・内モンゴル自治区出身の著名作家ラムジャブ・ボルジギン氏を拘束し、中国に連れ戻したと伝えた。米国に拠点を置く人権団体「南モンゴル人権情報センター」の情報としている。事実なら、「海外警察」と呼ばれる出先機関を巡って、国際社会で批判が強まる中国警察の活動への懸念がさらに強まりそうだ。

 

同センターは、ボルジギン氏が首都ウランバートルで、車両2台に分乗した中国の警察当局者4人に拘束されたとしている。人権団体関係者の間では、陸路で中国に連れ戻され、現在は自治区のシリンホトにいるとの見方が出ている。

モンゴル滞在の著名作家、中国「海外警察」が拘束か…当局者4人に陸路で連れ戻される

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「イギリスが中国の顔に泥を塗った」。逆ギレの中共

もちろん中国政府は、秘密警察の存在そのものを完全否定しており、諸外国に対する内政干渉のようなマネは一切していないと、堂々と言っています。内政干渉は前記事でも述べたように、あからさまに行っていますから、とんだ嘘です。

欧米でも中国の秘密警察についての様々な証拠が出てきており、アメリカは「主権侵害だ」と抗議、イギリスは「中国がイギリスに設けていたとされる『警察業務拠点』を閉鎖したと議会で明らかにしました。

英で中国警察拠点を閉鎖について 中国外務省報道官「中国の顔に泥を塗るな」

ここまで暴かれても中国は、その存在を否定し続け、逆にイギリスが中国の顔に泥を塗っていると非難する有様です。

日本ももっと積極的にこうした動きを取らなければ、中国の甚だしい主権侵害はエスカレートしていきます。イギリスは、中国の反応に対し、「政府は外国人による国内での内政干渉と、国境を越えた脅迫行為を極めて懸念される事象と認識している。それは全く容認できず、こうした事象を阻止するためあらゆる措置を講じる」述べています。

英、国内の中国秘密警察署を容認せず 「極めて懸念」

これまでも述べてきましたが、事が大きくなる前に日本政府も早々に手を打つべきです。

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