YouTubeをはじめとする動画配信サイトに多数存在する政治系チャンネル。そんな中にあって今、保守系メディアが「保守潰し」に走っているという状況が生まれているようです。そんな理解し難い現状を取り上げているのは、作家で国史研究家でもある小名木善行さん。小名木さんは自身のメルマガ『ねずさんのひとりごとメールマガジン』で今回、一部保守系媒体が日本人の利益を毀損している事実を紹介するとともに、その裏工作を行なっている勢力の正体を明かしています。
保守言論が日本を潰す??
希望を持ち、日本を護り、日本を再生する。これが、この15年来、一貫して追い続けているテーマです。
信長も光秀も生きていたかもしれないなどというお話も、自分の頭で考えようよ、いまある常識をもういちど根底から振り返って考えてみようよ、というそのテーマに基づくものとして発信したものです。
何が真実かはわからない。その瞬間瞬間に、自分が信じることができる、あるいは自分の魂が納得できることを、まじめにひたむきに追い続ける。そういうことが大事なのだと思っています。
名聞名利という言葉がありますが、ただバズれば良い、ただ儲かればよいということではなく、すこでも良い未来のために役立つかどうか。そのために自分にできる精一杯を尽くしていくことではないかと思い活動しています。
そしてその活動は、日本的精神というか、日本の歴史伝統文化に基づくものを起点としています。すなわち、日本は天皇のしらす国。この原点を常に踏まえること。現実の問題には、いろいろな考え方もあり、利権ももちろんあるでしょうから、様々な対立がありますけれど、たいせつなことは、根底に和を置くこと。そして議論は尽くしても、人の名誉を奪わないこと。これが大事なことだと思っています。
ただ、そうしたなかにあって、たいへんに残念なことがあります。それは、大手メディアのみならず、youtubeなどにおける保守系媒体が、むしろ保守つぶしに走ってしまっていること。
それはどういうことかというと、いたずらに陰謀論に走り、日本人を被害者に仕立て上げることで、いわゆるバズることで利益を得ようとする方向に、やや極端に走りすぎているという部分です。
言論というのは、ただ「言いたいことを言う」というだけでは、実は何も変わらないのです。ひとつの言論をもとに、共感の輪を広げ、仲間をつくり、議会であれば、その意見について党内での合意形成を図り、多数議員の賛同を得て、はじめてひとつの政策が実現されていきます。党内の大物議員が何か言ったら、それで党がまとまるといった簡単なものではない。
このことは民主主義であれば当然のことですし、企業内でも同様です。合意形成。そのための多数派形成。これを行うことで、はじめて世の中が動いていきます。
この記事の著者・小名木善行さんのメルマガ
ところが残念なことに、ただいたずらに誰それが悪いと人を攻撃する。しかもその攻撃内容が、取材もしていない、ただの思いこみであったりする。これによって、結果として、野党有利な法案が通ったり、外国資本による日本の産業買いをむしろ促進することになったりと、つまり日本人にとっての不利益が現実に発生していることが、現実に起きています。
この結果、近年では、それなりに責任ある政治家の先生が「保守系チャンネルには出るな!」「保守が来た!逃げろ~!」となってしまっていると仄聞します。
実際、保守系で力のある国政の先生方が、近年では、自分のチャンネル以外では、ほとんど保守系媒体に出演していません。まさに分断が起こってしまっているわけです。そしてこうした分断工作には、必ず中共などの裏工作があったりもします。
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