2025年度前期のNHK朝の連続テレビ小説『あんぱん』。あの『アンパンマン』を生み出した、やなせたかしさん夫婦をモデルとする本作のヒロインに、女優の今田美桜さん(26)が決定しました!と、ここであなたに質問。あなたはNHK朝ドラ「ヒロイン抜擢の法則」を知っていますか?業界関係者たちは、この「法則」を用いて日々、「次のヒロイン」を予想しているのだとか。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんに、「朝の顔」が誕生する舞台裏を聞いてみましょう。
今田美桜が朝の連続テレビ小説『あんぱん』のヒロインに
いつキャスティングされるのかとファンの間では数年前から期待が高まっていた今田美桜の朝の連続テレビ小説ヒロインがとうとう決まりましたね。
2025年前期の『あんぱん』…橋本環奈『おむすび』の次クールです。
“アンパンマン”生みの親、やなせたかしさんの妻・暢(のぶ)さんを演じるそうで、脚本は『Doctor-X 外科医・大門未知子』シリーズや2014年前期の朝ドラ『花子とアン』、2018年の大河ドラマ『西郷どん』の中園ミホが担当するそうです。
“随分時間がかかったなぁ…”は私の個人的見解ですが、2021年前期の朝ドラ『おかえりモネ』に出演中だった頃からその噂は毎期囁かれていたことでした。
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NHK朝ドラヒロインの法則その1「脇役でお試し」
NHK朝ドラというのは、昔から“何度か番手で出演させて様子を見てからヒーローやヒロインに抜擢する”というのが暗黙のルールになっているようで、これは昔の『太陽にほえろ!』や『傷だらけの天使』、『探偵物語』などで多く試されたやり方です。
ヒーローやヒロインが注目されるのは当然の事ですが、その姉妹や兄弟、配偶者等で「あれは誰?」という問い合わせやコメントが多ければ多い程、何作か後の主演候補となっていくわけです。
現在の『ブギウギ』の趣里は2016年前期の『とと姉ちゃん』、『らんまん』の浜辺美波は2015年前期の『まれ』…そして今田…該当しないのは“はしかん”位でしょう。
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NHK朝ドラヒロインの法則その2「事務所ごとに公平に割り振り」
2025年前期の朝ドラのキャスティングに関して、芸能記者たちの間では大まかな絞り込みが密かに行われてはいました。
朝ドラのヒロインというのは、実は大手芸能プロダクションの間で実に公平に平等に担当されているものなのです。
ですから2025年前期は、例えば上白石萌歌や福田莉子といった『東宝芸能』所属のヒロインでは無いことは易く想像できていました。
なぜなら2023年前期は浜辺美波、2021年後期の『カムカムエヴリバディ』は上白石萌音と、同事務所の所属女優がすでにブッキングされているからです。
同じことは2022年後期『舞いあがれ!』の福原遥、2020年後期『おちょやん』の杉咲花といった『研音』にも言えるでしょう。
こう考えれば2025年前期は『スターダストプロモーション』か『アミューズ』あたりに順番が回ってくるという考え方ができます。
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今田美桜の「次」は蒔田彩珠か山田杏奈?
『スターダスト~』に関しては2018年前期『半分、青い。』の永野芽郁以来、所属役者が朝ドラの主演を務めてはいませんが、『おかえりモネ』ヒロインの妹役には蒔田彩珠が出演していました。
『アミューズ』に関しては『おかえりモネ』の清原果耶以来ご無沙汰ですが、朝ドラではないものの2022年5月のNHK土曜ドラマ枠に、高齢者が多い視聴者層から若年層の視聴者を呼び戻したと評判になった『17歳の帝国』に山田杏奈が出演していました。
結局、今田のキャスティングが発表されたわけですが、ヒロイン候補の最前列に蒔田や山田が待ち構えていることは間違いないでしょう。
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伊藤沙莉、はしかん、今田美桜の次は誰になるのか…楽しみですね。
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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」
image by: 今田美桜 Official Web Site