水上恒司に山﨑賢人は負けるのか?記者も驚いた『あの花』vs『ゴールデンカムイ』新春映画対決ウラ事情

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この年末年始に公開された新春映画の動員数と興行収入が出揃ってきました。もともと期待度が高すぎた山﨑賢人さん(29)主演の『ゴールデンカムイ』がイマイチ振るわない一方、水上恒司さん(24)と福原遥さん(25)のW主演が話題となった『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は7週目で興収約35億と予想外の大ヒットに。“あの山﨑賢人を水上恒司が圧倒!?”というまさかの展開を、業界関係者はどう分析しているのでしょうか?芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。

山﨑賢人『ゴールデンカムイ』に関係者落胆

19日に公開された『ゴールデンカムイ』が初週末の観客動員ランキングで堂々の1位を記録しました。

公開3日間で約35万6,100人、興行収入も約5億3,400万円は立派な数字だと思うのですが、配給元の『東宝』周辺からは「もっと集客があると予測していたのに…」という声が漏れていました。

原作の根強い人気と、『今際の国のアリス』や『キングダム』シリーズも好評で、役者として円熟味を増してきつつある山﨑賢人の立ち位置を考えれば確かにこの数字でさえ少ないのかもしれませんね。

改めて製作者側を取材してみると、彼等が頭の中で思い描いていたのはやはり、昨年7月に公開された『キングダム 運命の炎』だったようです。

昨年の実写版邦画ランキングでは『ゴジラ-1.0』を押さえ、堂々の1位に輝いた人気シリーズ作品です。

この『~運命の炎』は公開3日間で観客動員数は約70万7,300人、興収も約10億5,000万円でしたから、それぞれが半分位の数字しか残せなかった『ゴールデン~』には少々落胆しても当然なのかもしれません。

ちなみに『~運命の炎』は公開14週で興収は56億円を記録していますので、この数字に追いつけ追い越せ…と、これからの挽回が期待されます。

配給は同じ『東宝』(『キングダム』シリーズはソニー・ピクチャーズ エンタテインメントとアスミック・エースも)ですから、今年7月に公開予定の『キングダム 大将軍の帰還』で“行って来い”となるのかもしれませんね。

邦画、洋画、アニメ、実写版とスクリーンを飾る作品には色々なジャンル分けがされています。

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水上恒司『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』のヤバすぎる経済効果

この『ゴールデン~』のような実写版邦画のジャンルでいえば、昨年暮れに公開された『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』が関係者を驚かせています。

“岡田健史”から紆余曲折あって芸名を本名に変えた水上恒司と、朝の連続テレビ小説『舞いあがれ!』のヒロイン、福原遥がW主演している同作は若い世代からTikTokで火が付いた人気小説が原作です。

当初“特攻隊員とタイムスリップした女子中学生の時空を超えた恋愛”物がどれほど数字を獲得できるか疑問視する関係者も実は少なくありませんでした。

それが公開から約7週目で観客動員数は約274万1,000人、興収は約34億6,200万円の数字を残していて、今のところ『ゴールデン~』を圧倒しているのです。

公開から3日間の数字を比較すれば『ゴールデン~』の足元にも及ばない『あの花』ですが、出演者のラインナップや製作費用も考えると、関係者の想像を遥かに超越した展開です。

たくさんのCMともタイアップし、豪華出演者、最新の映像テクニックを誇る『ゴールデン~』が『あの花』を、もし数字が最終的に下回ったりしたら…考えるだけでも鳥肌が立ってしまいます。

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