2022年のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』で夫婦役を演じた宮沢氷魚さん(29)と黒島結菜さん(26)が、このたび妊娠と事実婚を発表。若い二人があえて婚姻届を提出しない選択をしたことで、今どきの愛の形として注目を集めています。ただしこの「選択」は、世間の祝福ムードと裏腹に、芸能界的には困った「問題」も生じさせるようで!? 芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。
『ちむどんどん』夫婦役の2人が示した愛の形
朝の連続テレビ小説『ちむどんどん』で夫婦役を演じた宮沢氷魚と黒島結菜が“事実婚”を発表、新しい命を授かったことも公表しましたね。
おめでとうございます。
2人は朝ドラ撮影中から愛を育み、終了後の昨年2月には一部週刊誌に仲良く愛犬との散歩デートを撮られていました。
しかし水を差すわけではありませんが、宮沢はインスタグラム・ストーリーで「籍を入れる予定はありませんが」と綴っているこの“事実婚”、彼等をマネージメントする側にとってはあまり“よろしくない”公表だというのが透けて見えてきます。
紙1枚の入籍届を出すか出さないかの違いで、2人にとってはそんな手続きより気持ちがしっかり寄り添っていれば関係無い…という感じなのかもしれませんが、私にはマネージメント側とタレントとの軋轢のようなものがチラついて見えるのです。
別れさせられない“妊娠”という事実の公表に…。
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「事実婚」でどんな問題が発生?
特に黒島をマネージメントする側から考えれば、結婚に待った!をかけたい気持ちは手に取るように理解できます。
まだ26歳、大女優への登龍門と見られている朝ドラのヒロインも務めた約1年半後にいきなり結婚、出産は少々早過ぎるように思えます。
『サントリー』や『アットホーム』といったメジャー・スポンサーとの契約も順調で、これからもっとCMも増やしていきたいと思っていたであろう事務所にとっては“ちょ、ちょっと待ってよ…”という本音ではないでしょうか。
特に『サントリー』は“黒烏龍茶”は置いておいて、妊娠中には御法度とされている“ビアボール”のCMもありましたから、クライアントにとっても“聞いてないよ~”となったのではないでしょうか。
黒島結菜といえば『ちむどんどん』の収録が始まるか始まらないかぐらいまで交際していたのは、大河ドラマ『花燃ゆ』や2019年12月に公開された『カツベン!』で共演した高良健吾でした。
2020年6月には、やはり愛犬との散歩デートが『FRIDAY』に撮られていました。
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