志尊淳、佐藤健でテコ入れも?NHK大河『光る君へ』超低空スタートで憶測「吉高由里子さんが登場すれば」関係者は強気だが…

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NHK大河ドラマ『光る君へ』の初回視聴率が過去ワーストの12.7%(関東地区)をマーク。7日放映の第1話では、主人公の紫式部(まひろ)を演じる吉高由里子さん(35)はまだ登場せず、幼少期を子役の落井実結子さん(9)が熱演。SNSでは「天才子役だ」「かわいい!」など好評を博したものの、番組の数字はふるいませんでした。それもあってか業界内では早くも「テコ入れ」の噂が。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが注目ドラマの今後を予想します。

NHK大河ドラマ『光る君へ』まさかの爆死スタート

7日にいよいよ始まった今年の大河『光る君へ』の初回視聴率がビデオリサーチ社から発表されました。

世帯で12.7%(関東地区)…1963年以降、残念ながら大河史上最低の数字になってしまったようです。

初回放映時は京都市南区でワールドカップやオリンピックさながらのパブリック・ビューイングも行われたようですが、期待虚しくワースト記録を更新してしまいました。

この衝撃の事実をどうとらえているのか、NHK関係者に聞いてみました。

「まだ吉高さんは登場していないですから、これからですよ」

虚勢を張ったような、少々強気の答えが返ってきました。

芸能記者歴30年を超える私がNHKの看板番組と言っていい大河と紅白歌合戦に持つ漠然としたイメージといえば“大河20(%)、紅白40(%)”ですから、本当に隔世の感は否めません。

30余年前には、国を代表するテレビ局の看板番組が“12.7%、31.9%”を記録するなんて想像もできませんでした。

大河の平均視聴率で現在の歴代ワーストは8.2%という2019年の『いだてん~東京オリムピック噺~』です。

その『いだてん~』の初回視聴率を見てみると、15.5%…『光る君へ』が初回ワースト記録を塗り替えるまでは1989年『春日局』の14.3%が最低でした。

話題性や期待度がそこそこあって初回は良かったものの、第2回以降に視聴率は急落、約1ヶ月後にはひと桁台に突入してしまったのが『いだてん~』の経緯です。

『春日局』は初回は最低だったものの、その後平均視聴率は歴代3位となる32.4%、最高視聴率は39.4%にまで挽回しています。

それを考えれば、NHK関係者の返答も瘦せ我慢の虚勢ではなくなるということですよね。

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番組スタッフが「8月」を危惧するワケ

私が同じくNHK関係者から昨年話を聞いていたのは、スタッフが危惧するのは『パリオリンピック』だと言っていた事です。

今年8月に開催されるパリ五輪で、毎週大河が見られず、放送回の間が空いてしまうことで視聴者が離れてしまうことを心配する声でした。

ドラマを制作する側にとって、視聴習慣が失われてしまうこと程恐いものは他にない…ということです。

『光る君へ』初回視聴率が発表された後、私の元には複数の、感想と視聴率回復のための“テコ入れ”に関する取材がありました。

初回だけでは何とも言えないのがその答えなのですが、仮に第2回以降も視聴率の低空飛行が続けば、必然的に“奇策”に頼るのもひとつの解決策となってくるかもしれませんよね。

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テコ入れの最有力は志尊淳。佐藤健を投入も?

キャスティングのテコ入れを仮定するならば、その最も近いポジションにいると思われるのは、昨年の朝の連続テレビ小説『らんまん』で好評を得た志尊淳でしょう。

あのルックスで平安貴族たちの愛憎劇に参加するともなれば、『らんまん』の視聴者層だった女性たちは日曜夜8時にチャンネルの権威を持つことになるでしょう。

志尊も昨年末に大手事務所を独立し、今後の役者生活に“景気づけ”が欲しいところでしょうし。

吉高由里子繋がりでいえば、元の所属事務所で先輩後輩の関係だった佐藤健も見逃せませんね。

志尊同様、あのルックスで貴族の恋愛事情を演じれば、女性たちの悲鳴が聞こえてくるのは必須ですし、吉高の苦戦に佐藤が助け舟を出さないわけがないですから。

パリオリンピック後の後半戦に“テコ入れ”が入るのか、それとも吉高の登場で視聴率が右肩上がりになっていくのか…今後の推移を見守りたいと思っています。

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プロフィール:芋澤貞雄

1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by: NHK大河ドラマ『光る君へ』オフィシャルサイト

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