101歳でいまだ現役の化粧品販売員がいるのをご存じですか? ギネス世界記録にも認定された女性が教える、働くということの考え方を綴った一冊を、無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』著者・土井英司さんが紹介しています。
【楽しく働くには】⇒『101歳、現役の化粧品販売員 トモコさんの一生楽しく働く教え』
『101歳、現役の化粧品販売員 トモコさんの一生楽しく働く教え』
堀野智子・著 ダイヤモンド社
こんにちは、土井英司です。
本日ご紹介する一冊は、ギネス世界記録認定の「最高齢の女性ビューティーアドバイザー」、堀野智子さんによる仕事の心構え。
著者はなんと大正12年生まれ。
発売日現在、101歳ながら現役でポーラの化粧品販売員として働いており、職業歴は61年に及ぶそうです。
もうよくわかりませんね(笑)。
長く生きて現役を続ければ、当然その分だけ辛いことも経験すると思いますが、本書では、そんな人生の先輩からの人生および仕事、そしてちょっぴり健康のアドバイスが示されています。
嫌なことがあった時の対処法や、セールスで成果を出すための考え方、人間関係の極意など、どの年齢、仕事でも通じる処世術が書かれています。
健康に関して著者がやっていることは特に興味深く、規則正しい生活は見習おうと思いました。
この辺は、ベストセラーになったシゲルさんの2時起床と似ていますね。
『87歳、現役トレーダーシゲルさんの教え』藤本茂・著 ダイヤモンド社
ちなみに著者の場合、3度の食事の時間は朝8時半、昼は12時、夜は6時半と決まっていて、ご飯の量も決まって150グラムなのだそうです。
入浴時間も18分、夜9時前にはお風呂に入らないと決めているそうで、その理由が「お客様から注文の電話が入る可能性があるから」というのに驚きました。
『報道ステーション』を見ながらお肌のお手入れをする、という記述にも、現役の気迫を感じました。
巻末には、全部で10問、質問者からの質問に答える「トモコさんのお悩み相談」が収録されていて、こちらも興味深く読めました。
さっそく、気になるポイントを赤ペンチェックしてみましょう。
思い立ったが吉日 後回しにせずその場で即決する
制約があってもやりたい仕事に挑む
仕事をすることで凛とした自分になる
ただ頑張って売るのではなく売れるポイントを押さえるドミナント戦略
うまく商売をするためには、「場所」だけではなく、「時勢」に乗ることも大切
人の内面は必ず外側に出るからキリッと凛々しく身を整える
毎日「今日は昨日よりもお客さんをお待たせする時間を短くしよう!」と張り切って仕事に向かっていました
結局、割り切って「忘れてしまう」のがいちばんいいと思うのです。夜になったら寝て、翌朝起きたら忘れている。その繰り返しです
まっとうなことをやることだけ考えて、あとは「どう思われようが人任せ」でいたほうがいい
まずは「自分がどう思われているか」と考えることをいったんやめてみてはいかがでしょうか。そして、「どう思われているか」から「自分はどうありたいか」に、軸足を少しずつ移してみるのです
人にはそれぞれ好き嫌いがあるので、万人に愛されることは不可能です。それに人は、いったん「この人は、こういう人」と思うと、めったなことでは評価を変えません。さらに、ここが重要なのですが、他人があなたを幸せにしてくれるわけでもありません
自分が働くことで誰かが喜んでくれるのは心底ありがたいこと
その日にやれることやって「今日も無事に過ぎたな」と思えれば十分
大変と思う余裕もないほど必死になれば二足のわらじならぬ三足のわらじだって履ける
お客さん同士が集まることでセールスをサロン化する
仕事を始めたときから、欠かさずオリジナルの「顧客売上帳」をつけるようにしています
失ったものを数えるより今手にしているものを数えるほうがいい
健康と幸福感の5条件
1.仕事を通じて自分が必要な存在だと感じられる
2.人との交流を絶やさない
3.規則正しい生活をする
4.日々の楽しみを持つ
5.暗いことを考えない
年齢ならではの説得力あるアドバイス本ですが、さすがに以下の記述には吹きました。
「人生100年時代といわれますが、101歳の私に言わせれば、100年たつのなんてあっという間ですよ」
なんだか、仕事に向かう元気が湧いてくる一冊です。
ぜひ、読んでみてください。
image by: Shutterstock.com