永江さんが使っているAIサービスや活用術を知りたい!…そんな質問が人気コンサルタントの永江一石さんに届きました。永江さんは自身のメルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』の中で、自身のAI活用法とよく使うAIサービスを詳しく紹介。その理由についても語っています。
わたしのAI活用法について
Question
AI活用について質問です。永江様はコンサルティング業やブログ、メルマガの執筆でご活躍かと思いますが、永江様が普段の仕事でのAI活用術やよく使うAIサービスについて、是非教えていただけますでしょうか。
永江さんからの回答
AIは「あったら便利」から「ないと仕事にならない」レベルになりました。わたしも当然毎日使っていますし、使っている人といない人では仕事の質に大きな差が出ています。今の時代、AIが使えないということはパソコンやスマホが使えないのと同義です。
前回の参院選でも「どこに投票していいか分からない」という人を多く見かけましたが、これこそAIの出番です。先日、わたしが政党を「子どもが自由に将来を選べる」「今より金銭的に貧乏になっていない」「社会保険料に潰されるような世界ではない」という3つの条件でランキングさせたところ、1位が維新、2位が立憲(この2つは上下することもあります)、最下位がダントツ参政党でした。
AIをこのように使うと、自分が投票すべき政党が分かりやすくなって投票率も上がると思います。全ての政党の公約を調べるのは大変なので、AIにお任せして診断してもらうんです。
また、SNSの投稿前の事実確認のためにもAIを使っています。例えば「中国人留学生が日本の奨学金を独占している」というデマが流れてきた時、ChatGPTに精査してもらいました。最初は公式データがなかったのですが、何回も探してもらったら出てきたので結果を見ると、1位は中国ではなくインドネシアで、中国は全体の10%もいないくらいでした。中国人も、いまや自国より遅れていると思っている国に留学したくないですよねw
また具体的な仕事での活用法としては、例えば先日Shopifyのプラグインを調べたい時「こういう機能があるプラグインを探して、各値段と機能について精査して」と依頼したら、全種類出してくれました。英語版、日本語版の情報、機能、金額まで全てです。
また経理の帳簿をPDFにして読み込ませて「自分の会社のどこが資金的に使いすぎているか、削れるポイントはあるか」と聞くと、全部コメントしてくれます。AIには国税庁から始まり、様々な専門書の知識が埋め込まれているからです。
この記事の著者・永江一石さんのメルマガ
他にもAIを使うようになってから、ブログを書く速度が3倍になりました。「少子化対策で一番効果があったのは何か、調査資料を全て出して」と尋ねると、関連する膨大な資料を読み込んで適切なものを出してくれるので、これまで自分で探していた時間が大幅に短縮されました。
変な話、プライベートでも「結婚式に呼ばれたのですが、このネクタイはおかしいですか?」とか「子どもがこういうことをやりたいと言っています。東京都の通学1時間圏内の高校でどこが一番適正ですか」とか、全部精査してくれます。自分でゼロから調べるより、AIが出力した上位3つから検討した方が断然効率的でしょう。
どのサービスをよく使うかというと、今のところChatGPTが最も安定しています。わたしは主に有料版のo3を使っていますが、世界中の論文から情報を持ってくるので信頼性が高いんです。月3,000円程度のお金を惜しむのはアホですね。携帯電話を楽天モバイルにしてもChatGPTの有料版を契約しろと言いたいです。
Grokも初期はよく使っていましたが、最近はあまり使わなくなりました。GrokはXの投稿から情報を引っ張ってくることが多くて「永江さんもこのように言っています」とわたしの質問にわたしの例を挙げてくることもw都合が悪くなると回答しなくなったり、実はPV重視で設計されていると言っちゃったこともあります。
イラスト作成も動画作成も、この1年で驚くほど進化しました。3年~5年後にはAIがないと何もできない時代が来ると思います。AIを使えない人に限って「機械に依存するなんて」「自分の意見はないのか」と言いますが、バカかと呆れます。AIには情報収集や整理を任せて、最終的な判断や意見は自分で決めているんです。それが分からない人は本当に低リテラシーとしか言いようがありません。
今の時代、AIを活用できるかどうかが仕事の質を決める決定的な要因になっています。わたしのメルマガ読者さんでまだ使ったことがない人は、今すぐChatGPTの有料版を契約して始めてみることを強くおすすめします。
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