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外車も150万の時計も買える。話題のIPOでザクザク稼ぐノリのいい面々

最近何かと話題のIPO(新規公開株)ですが、その周辺にはどんなビジネスチャンスが転がっているのでしょうか。『六本木の公認会計士いきぬき(生き抜き)』では、会計士としてのIPOとの関わり方と理想の立場が紹介されています。

IPO畑

こんちは。すっかり涼しくなりましたね。突然ですが、ちょっと考えてみてほしいんです。皆さんは夢がありますか?

ここ数日感じた私生活のGAPがありました。自由な人、お金や時間を持っている人、影響力がある人は、大抵は夢を持ち続けている。単純だけど、これに尽きるんですよね。やりたいことをやっている。自発的に、何かをやっているんです。

逆は、何もやっていない人。これは、夢が無い人でもあると思います。

まぁ、夢のあるなしは、話の面白さを左右するのですが、お金や時間を自由にするために必要なものは、ズバリ「Do」じゃないっすかね。「Do」=やること。うじうじ考えていないで、とにかく、やりたいことをやってみることですよ。

抵抗があるような今まで未経験の事をやるときに、原動力になる活力が夢なんでしょうね。野心とか長期的な展望とか、呼び方は色々あるでしょうけど。

僕らの業界の人、特に若手。夢が足りないなと思います。資格をとって燃え尽きちゃったんですか。

経営者の集いからの、監査法人の人たちの集いに繋ぐと、残念さを感じまくってます。話の内容が人のうわさ話ばっかりです。他人の成功を妬んだり、人の評価ばかりしていないで。

さて、そんな中ですが、僅かに元気がいいメンバーがいるのが、やっぱりIPO畑の人々でしょうか。

IPOの川上から川下まで

上場支援を行う公認会計士さんって、今は書き入れ時ですよね。

 ・近い将来にIPOを目指している成長企業の求人

 ・証券会社の公開引受部など金融機関

 ・監査法人内でミドルマーケットをターゲットにする部門

 ・コンサルティング会社や独立会計士

大きく、上記4つのカテゴリーに分けることが出来ると思います。

成長企業では、もちろん企業内会計士として財務に詳しい人が求められるポストで働きます。早いステージで入社して、その後にIPOまで辿り着くと若い頃から上場企業の取締役というポストが得られるかもしれません。

金融機関は主幹事証券として、会計を超えた部分を含めたコンサルティングができる上に、取引所の審査基準や証券の内部審査に詳しくなれますが、こういう所まで出来る会計士は少ないです。

投資側としてベンチャーキャピタルというのもあります。投資ファンドです。VCでは、投資後にスタートアップからミドルステージの管理を担当して、一緒になって成長していく醍醐味を話す人が多いです。

監査法人は、トーマツTSや企業公開部といった部門以外の普通の監査事業部でもIPO担当者として関連業務は行えます。個人的には、この立場がお勧めかも。

そして、IPOは旬なのでコンサルや独立会計士は上記の経験を売りにして、自分を売り込みます。コンサルティングフィーを頂くこともあれば、顧問報酬という形で関与して、社外役員に就任するという方向もあり得ます。

IPO畑でも立場が違えば色々違います。もちろん年収も結構差があります。

私の周りのIPOコンサルちゃん

もちろん、独立している僕の周囲には日常的に「IPOコンサル」を売りにしている独立会計士たちがいます。彼らの中には数人でブティック系コンサルを開業している人もいます。

最近、金回りがいい人がおおいから、やっぱり相当儲かってるんじゃないかなー。A君は今年になって外車を買っていたし、時計もROLEXのデイトナ(150万円くらい)に代わっているのであります。

分かり易い感じです。

そう、この「分かり易さ」が彼らの特徴でして、お金があるときはパーッと使っちゃう一方で、貧乏なときは車や時計を売ったり、監査パートでも仕訳打ち込みでもなんでもやって凌ぐ辛抱強い面がある方々でして。

会計士の中でもノリがいい人種のるつぼでして、その源流は監査法人の公開系の風土にあるかと思います。

image by: Shutterstock

 

『六本木の公認会計士いきぬき(生き抜き)』
著者/JoJoの奇妙な公認会計士
事業会社、ベンチャー企業を経て大手監査法人へ。採用担当やIPO担当、大企業の主査業務を経験後にアドバイザリーチームに移籍。さまざまな業界とつながりを持つ著者のメルマガは具体的ですぐに使えるビジネスヒントに満ち溢れている。
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