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こんなクリスマスプレゼントが、子供の成長の芽を摘む

良かれと思って贈ったクリスマスプレゼントが、逆に子供の成長を妨げるとしたら…。こんな事態を避けたい方、無料メルマガ『子どもが育つ「父親術」』で紹介されている「贈ってはいけないプレゼント」とその理由を熟読してみてください。確かにそうだ、と頷けるはずですよ。

プレゼント選び

あっという間に年末ですね。

子どもたちにとっては、クリスマスを迎えるのがだんだん楽しみになってくる季節です♪ 大人にとっては、プレゼント選びに頭を悩ます時期でもありますが(苦笑)。

というわけで、今日は子どもへのプレゼント選びについてお届けします。かなりハッキリした意見も書きますが、あくまでも私個人の考えということでご容赦くださいね。

まず最初に「お勧めしないもの・その1」から。

子どもに与えるプレゼントとしてお勧めしないもののひとつが、室内遊具。室内に設置して遊ぶための、小型のジャングルジムやすべり台などで構成された商品です。

理由は2つ。1つは、これがあると外に行く機会が減ってしまうから。

「子どもには、体を動かして遊ばせてあげたい」と思っていても、大人の事情(忙しい、疲れている、家でやりたいことがある、など)で面倒な時もあるでしょう。そんな時に、室内遊具があると「今日は家で我慢してもらおう」と判断してしまう場面が、必ず出てきます。

一度その判断をしてしまうと、外遊びをサボることのハードルは一気に下がり、次からは簡単に「今日はお家でね」になってしまうもの。子どもにとって非常に重要な外遊びの機会を奪ってしまうことが、とても心配です。

もう1つの理由は、すぐに使えなくなってしまうから。

買ってから1~2年は、楽しく遊べるかもしれません。ですが、子どもの成長は早く、すぐに「普通の遊び方」では物足りなくなってしまいます。子どもというのは存分に体力を使って遊ぶことで身体の発達に邁進するイキモノです。

普通の遊び方で物足りなくなると、

─てっぺんに立って一気にジャンプ降下
─助走をつけて飛びつく
─ジャングルジムの上に、さらにタワーを建築

など、創意工夫を発揮して新しい遊び方を開発し始めます(苦笑)。

しかし、親から見れば、こういった遊び方は危険だし、騒音・振動も大きいため室内では控えてほしいと感じるのが自然な反応ですよね。止める・叱る・禁止する、そして最後には撤去する、となってしまう可能性があります。

なので、室内遊具が欲しいと思うなら、外に連れて行く機会を1回でも増やしてあげるのが正解です。

遊具のある公園でももちろん良いですし、遊具のない公園だって、楽しく遊べます。公園でなくても、近所を散歩するだけでもOKです!

子どもって、石を拾ったり、落ちてた木の枝であちこち叩いたり、段差を登ったり、いろいろやりますよね。こうして様々なものに興味を抱いて、楽しむことができるんですよ。

次に「お勧めしないもの・その2」について。

いわゆる「知育玩具」と呼ばれるものの一部も、お勧めできないプレゼントです。

手指を使い、頭を働かせて遊ぶ──というコンセプトは良いのですが、問題は「遊び方が決められている」ものが多いこと。

作った側が「ここは、こう動かす」「この部品をここにはめる」などと決めてあるものについて、その仕掛けを見抜いて正しく操作する…という遊びをさせるタイプの玩具は、お勧めしません。

もちろん子どもは逞しいので、そうした玩具でさえ自由に(無茶な使い方も含めて)遊びだします。

でも、多くの大人は

「そうじゃないよ」
「そんなことしちゃダメだよ」

と子どもを止めたくなってしまうもの。

そうやって、子どもが創造性を伸ばそうとする瞬間に芽を摘みたくなってしまうメカニズムが、そうした玩具には潜んでいます。

このタイプの玩具で育つのは「用意された正解を探す・見つける」能力。その能力が悪いとか不要だとか言うつもりはありません。ですが、小学校の6年間でイヤというほどトレーニングできるものでもあります。

せめて幼児期くらいは、あるいは家にいる時間くらいは、「自由な発想で楽しみを見出す」能力を伸ばしてあげたいもの。

代わりにお勧めするのは、子どもが使い方を自由に決められる玩具。シンプルな積み木が代表格ですね。

レゴなどのブロック類も良いのですが、一部の商品は特定の完成形が決められているので、それは避けましょう。どうしてもその「指定された完成形」を作ろうとする方向に意識が向けられてしまって創造性が発揮されにくいですし、だんだん面倒になって「パパ、作って~」になる可能性も高いですから(笑)。

その他にお勧めしたい物は、子ども本人が好きなもの。ミニカー・電車、人形・ぬいぐるみなども、子どもの発想で遊ぶことができます。子どもの大切な宝物・コレクションにもなります。

好きなものに関する図鑑・本などもお勧めです。動物・昆虫・恐竜が好きな子に、実物はプレゼントできませんからね (^_^;)

子どもへのプレゼント選びに、参考にしていただけたら嬉しいです!

image by: Shutterstock

 

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