フェイスブックの「いいね!」ボタンに加えて5種類の感情を選べるリアクションボタンが導入されました。海外メディアと100億人のユーザーたちの反応は実に様々。あなたは今回の機能アップデートに「いいね!」しますか? それとも?
リアクションボタン導入について批判的な声も
今年1月からフェイスブックで「リアクション」ボタンが追加され、ユーザーは「LOVE(超いいね)」「Haha(うけるね)」「Wow(すごいね)」「Sad(悲しいね)」「Angry(ひどいね)」からも自分の感情を表すボタンが選べるようになりました。
みなさんはもうこれらの機能を使ってみましたか?
このリアクションボタンの導入については、海外のメディアやユーザーの反応も大きいようです。
Slateは先月25日、「フェイスブックのリアクションボタンはWOW(すごいね)ではない」という記事を掲載し、今回の新機能に批判的な理由を述べています。
「投稿をしたユーザーからすれば、友人がどのリアクションボタンを選んだかは重要ではない。投稿者が気にするのはどれだけ多くの人があなたの投稿に反応してくれたかだ」。
また、GIZMODEでは「6種類のうちのどのリアクションボタンが正しいのかをいちいち考えなくてはいけなくなった。新機能はオンライン・ライフをただ複雑にしただけ」と述べています。
一方で、友達が結婚した時には「いいね!」では物足りないから「超いいね」ボタンがあるのは良いというコメントや、ペットが死んでしまったという投稿には「いいね!」できなかったけれど、今は「悲しいね」で反応を返すことができるのは便利だという肯定的な意見も。
その他にもユーザーからはいろいろなコメントが。
「新機能が導入されてから20分しか経ってないのに、間違えて10年も話していない人の投稿に”Wow”しちゃったよ…」
「いいね!以外の反応を返したい時にもコメントじゃなくて、リアクションボタンから選べるのは便利だと思う。慣れるまでに時間はかかるかもしれないけどね」
「皮肉を表現したいときのオプションはまだないわけね」
「必要なのは混乱を表現するオプションよ。フェイスブックのこういう不可解な機能アップデートに混乱している人たちのためにね」
「フェイスブックはリアクションボタンの導入をはじめたのに、ツイッターはまだ投稿編集機能を導入してくれないねぇ」
「ねぇ、一番大事なリアクション忘れてない?(一番大事なのは親指を下げるやつでしょ)」
「親指を上げるか、下げるか。フェイスブックに必要なのはそれだけだよ。こんな絵文字使ってたら自分が中学生の女の子になったような気分になる…」
また、Mashable Asiaでは先月、「私達が本当に欲しかった10のリアクション」という記事で、以下を取り上げています。
「You’re insufferable(おまえにはもう耐えられない!)」
「Cringe(ちぇっ!)」
「Drunk(酔っぱらった)」
「Smiling through the tears(泣き笑い)」
「Vomit(吐く)」
「Minion(ミニオン)」
「Feelin’ aggro(カッとなる)」
「Horror(ホラー!)」
「Deeply Depressed(すごく落ち込んだ)」
「Dead(死亡)」
「ミニオン」ってどんなシチュエーションで使うのでしょうね…。
リアクションボタンの代わりに…
ユーザーの中には今回のリアクションオプションのデザインが気に入らないという人もいるようで、その場合は自分の好きな絵文字をコメント欄に張り付けて反応を返しているようです。
また、アメリカでは「リアクションの顔が気に入らなければポケモンかトランプ大統領候補の顔文字はいかが?」という記事もダウンロード先のリンクとともに紹介されています。
image by: Mashable Asia
今やフェイスブックのユーザー数は100億人を超えています。
すべての人に納得してもらう機能を作るのはなかなか難しそうですね。
あなたは今回の新機能の導入にどんなリアクションボタンで答えたいですか?
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source by Slate/ GIZMODE/ Mashable Asia
文/長塚香織