人気コンサルの永江一石さんが、さまざまな質問に答えてくれる人気メルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』。今回は、ネット上でビジネス書を販売している著書の方からのご質問。マイナスレビューや、コンテンツの無断転用など、同業他社による著書へのネガティブキャンペーンにお悩みのご様子。こんな事例に対して、永江さんの提示した解決策とは?
著書に対する同業他社からのネガキャンに対抗する方法は?
Question
(1)マイナスレビューに対する対応
お陰さまで、大手オンライン書店で好評価のレビューを沢山頂いています。
しかしながら、数点、明らかに同業他社が書いたと思われる、本の内容とは関係のないマイナスレビューがあります。(書店さんにレビュー規約に反しているのでは?と問い合わせましたが、それも一つの感想ということで削除対応頂けませんでした)
マイナスレビュー以外の「レビューが参考になった」の総人数は10~20人程度なのですが、なぜかマイナスレビューだけが50人前後と特別に多いです。
このため、購入者が一番初めに目に触れるのがマイナスレビューとなっています。
はじめは、コメントで反論してもイタチごっこになるかもしれないので、スルーが良いと思っていましたが、最近、それが本当に良いものか悩み始めました。
これといった正解はないかもしれませんが、永江様でしたら、どのような対応をされますでしょうか。
(2)第三者による名前やサイトコンテンツの利用
有名なまとめサイトで、当方の名前をタイトルに含ませたページがあります。
そのページを見ると、はじめだけ当社のサイトのコンテンツを引用しているのですが、後は一転、同業他社の我田引水となる引用が続いています。
もう一つ、当社のサイトの画像を利用して作成している動画があります。概要を見ると、同業他社の宣伝ページのURLが貼っています。
この二つについては、著作権の侵害として削除の要請をしようと思っていますが、結局また同じような手口で、湧いてくる予感があります。
こういった他人の名前やコンテンツを利用して、自社の宣伝をする人たちへの対応について、永江様なりの方針や対策がありましたらぜひお教えください。
永江一石さんの回答
1番目ですが、まずは本当に本の内容が良ければ気にすることはないでしょう。
言ってる事も一理あるなと思えば改善すれば良いだけです。
しかし全く事実でないなら、法的手段をとるというのもありです。
訴訟までいたらなくとも、顧問弁護士から内容証明が行くとだいたいのケースでは軋轢を恐れて取り下げてくれます。日本の会社ですからね・・・
誹謗中傷なら弁護士経由で相手の接続情報を開示してもらえば、プロバイダとあわせると高い確率で個人を特定できますので、警告文を送ればいいだけです。
普通は、個人特定されるだけでかなりビビルと思います。商売敵なら営業妨害で損害賠償請求もできます。
2番目ですが、これってアフィリエーターじゃないですか?
よくやる手です。
止めさせたいのであればこちらも裁判所に申し立てして個人情報の開示をして相手を特定し、著作権侵害費用として弁護士から50万円とか請求してください。
一発でビビって泣きついてくると思いますし、2度とやらないと思います。
いずれにせよ、ネットでは匿名なんてないんです。匿名性がないことが分かれば相手は2度とやりません。ネットに詳しい弁護士さんと顧問契約されるといいと思います。それだけで仕掛けてくる奴らは激減します。
image by: Shutterstock
著者:永江 一石
商品開発や集客プロモーションを手がける会社を設立し多くの企業のマーケテイングを行う。メルマガでは読者から寄せられたマーケティングのお悩みに対し具体的な解決策を提示。ネットショップや広報担当を中心に多くの購読者から支持されている。
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