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Facebookページへの「いいね」拒否で怒る友人とは縁を切った方がいい

人気コンサルの永江一石さんが、さまざまな質問に答えてくれる人気メルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』。今回は「よく知らないサービスへのFacebookページに「いいね」を求められたら?」という、誰しも経験があるシチュエーションへの対応について。そもそも、どうしてFacebookページに「いいね」をしてもらいたいのか? 「いいね」にマーケティング効果はあるのか? 使っていても意外と知らないSNSの真実について、永江さんがわかりやすく回答しています。

友人からFacebookページへいいねを求められた時の最善策

Question

友達からFacebookページへの「いいね!」をリクエストされた場合の対応について、質問です。

会ったばかりの方から、あるいは存じ上げているものの、その方の扱う物やサービスは購入したことがない、という方から、その店舗やサービスのFacebookページに「いいね!」をリクエストされることがあります。今までは、「良い方(あるいは良さそうな方)からのお願いだし」と特に何も考えずに、「いいね!」しておりました。

私は芸能人でもないので影響力もないですし、また、友達が何に「いいね!」しているかに興味も無く、わざわざ見に行くこともありません。

しかし、最近、気づきました。時々、自分のウォールに、「○○さんがいいねしています」という広告が表示され、興味もないのにスクロールが余計にかかり、とても鬱陶しいことに・・・。あまりそれが多いと、その方を嫌いになる程です(笑)。

いいね!しているご本人は全く気付いていないでしょうが(勿論、Facebookを無料で使用できている代わりに広告が表示されていることは理解しておりますので、スルーするにしても、通常の広告は認めています)。

ということは、私の友達にも、私が「いいね!」したお店なりサービスなりの広告が表示されてしまっているのでしょうか? 会ったばかりの人や、そこの商品もサービスも知らないものの広告が私の名前と共に表示され、鬱陶しい結果や迷惑になっているのではと懸念します。

尚、私が自分で「いいね!」しているものもいくつかあります。それは、セールや入荷の情報がほしいところで、ページはほぼ毎日チェックするので助かっています。

そもそも、会ったばかりの人や、物やサービスの購入をしたことがない人に「いいね!」をリクエストするのはなぜでしょうか。

私でしたら、お願いするにしても、物やサービスの購入(あるいはモニター)をしていただいた後にすると思います。また、私はお店やサービスをチェックする時には、通常はWebsiteを見に行きFacebookページは見ませんので、いいね!の数を気にしたことはありません。それに、こんな感じでお願いされているのなら、いいね!の数イコールファンの数ではなさそうです。

何となくですが、どこかに“Facebookページにいいね!をお願いしましょう”というノウハウがあるから皆リクエストをしているだけで、実は大してMarketingの効果はないのではないかとも思います。(Facebook広告を買わない限り)。

永江さんが私の立場でしたらどうされますか? 永江さんは以前からSNSについてよくお考えをメルマガやブログに書いておられるので、質問させていただきました。

永江一石さんの回答は?

率直に言って、自分が興味のないものに「いいね!」する必要は全くないと思いますよ。Facebookページに「いいね!」するということはそのページに関する情報を受け取ってもいいし広告に使われても良いという承認です。

わたしなら毎回つまらない通知を受け取るのは煩わしいですし、もし「何でリクエストしたのにいいね!してくれないんだ」と言われたら友達やめてもいいと思うレベルです。

「自分のウォールに◯◯さんがいいねしていますという広告表示が出る」というのはその通りで、先日ブログにも書きましたが、よくシェアされている無料の鑑定・診断系アプリを利用すると意図せずその運営会社にいいね!したことになるんです。皆さん後で恥をかくので利用は控えましょうw

また「会ったばかりの人や、物やサービスの購入をしたことがない人に『いいね!』をリクエストするのはなぜか」ということですが、単にFacebookページのファンが少ないとみっともないからです。

ただぶっちゃけ、Facebookページにマーケティング効果はほとんどないと思いますよ。元々ファンの多いJALやANAなど大企業は別として、個人や中小企業ではファンの数%にしか投稿が出ません。

image by: Shutterstock

 

永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ
著者:永江 一石
商品開発や集客プロモーションを手がける会社を設立し多くの企業のマーケテイングを行う。メルマガでは読者から寄せられたマーケティングのお悩みに対し具体的な解決策を提示。ネットショップや広報担当を中心に多くの購読者から支持されている。
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