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深刻な相談には「そこまで言う?」レベルの助言の方が深く刺さる

ギャンブル漬けのフリーター生活から一念発起し、現在の地位を築いた無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』著者の佐藤しょ~おんさんは、様々な人から個人的な相談を受けることが非常に多いそうです。しかもその内容が「友人が自殺したいと言っているけどどうすれば?」などと言った大変重たく究極的なものばかりなんだとか。しょ~おんさん、どのように答えているのでしょうか。

究極の選択を迫られたら

セミナー後の2次会や、たまにはメールなどで個人的な相談というか質問を受けたりするんですが、そういう時に究極の質問をする人がいるんですね。今までで記憶にあるのは、

なんて感じの質問で、どれもかなりヘビーな問いです。というか、2次会で酔っぱらっている時に質問されると瞬間で酔いが醒める感じがしますよね。

そして問題なのは、こういう難しい問いを投げかけられた時に、究極の選択から逃げる、つまり、「それは難しい問題ですねぇ~」なんて感じで回答を保留しちゃいけないんです。いわゆるお茶を濁すような回答なら「分かりません」と言う方がまだマシだと思うんですよ。特に人に何かを教える商売とか、人間を導くような職業に就いている人は、この返事はヤバいと思うんですよ。

だって全然親身になってないじゃないですか。こういう問いを発するということは、この人は相当煮詰まっているんです。自分で考えて考えて、考え尽くして、でもどうしたら良いか分からないから訊いているのに、ここでテキトーな返しが来たらガクッというか、ムカッとしますよね。

こういう質問には、かならずホンネで答えなきゃダメなんです。ありきたりな常識的なものは役に立ちません。

なんてのは本人が一番感じているんです。そんなヤワな対応じゃどうしようもないくらい切羽詰まってるわけですよ。

で、私ならどうするかというと、必ずやるのが、「相手の胸に迫る質問を突きつける」のです。

最初の同居については、「じゃ、離婚できますか?」でした。嫁として名字まで変わってダンナの一族になったのに、同居がイヤって言うんなら、最悪離婚も考えなきゃならないでしょ。それがフツーですよ、と言ったんです。次に訊いたのは、「施設か病院に押しつける事は出来るんですか?」でした。これはカネさえあれば出来るはずなので、要するに「おカネで解決出来るだけの余裕はあるわけ?」という質問と同じなんですね。

引きこもりについては、「なんでそんなボンクラを追い出さないの?」でした。そうするとあれこれと事情を言うわけですよ。でもそのまま子供が25歳になり、30歳になったらもう人生詰みですから。一生仕事も出来ず、社会から隔絶されることが決定したらどうするわけ? どうせ親が先に死ぬんですけど、そのあと子供はどう生活すると思うんですか? とたたみかけ、「親が死んだ後メシが食えなくて犯罪者になっちゃいますよ」と冷厳な事実を伝え、あなたが死ぬ時には子供を道連れにしてちゃんと始末して下さいね、社会にとって迷惑だから、とまで言いました。

こういう難しい問題って本人も薄々やらなきゃならないことを分かっているんです。それを認めたくない、そうしたくないだけでね。それを厳しく背中を叩いてあげるのが本当の親切なんだと思うんですよね。どこに行ったって、口当たりの良いマイルドな回答はもらえるんですから。

この考え方は相手に深く刺さりますよ。

image by: Shutterstock

 

サラリーマンで年収1000万円を目指せ。
著者/佐藤しょ~おん
高卒、派遣社員という負け組から、外資系IT企業の部長になった男の、成功法則を全て無料で公開。誰にでも、どんな状況、状態からでも自分の力で人生を変えるための情報と知性を発信する。
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