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雑談で盛り上がらない人がついついやってる「8つの禁じ手」とは

相手と良好な関係性を作るために必須と言っても過言ではない「雑談力」。とはいえ、「どうも話が弾まない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』では、「雑談力を高めたければやってはいけない」という、8つのポイントが紹介されています。

雑談べからず集

こんにちは。

弁護士の谷原誠です。

雑談は、相手と良好な関係を作るために行います。そうであれば、その目的に沿う行動と沿わない行動があるはずです。自分の好き勝手に話していたら、相手に嫌われてしまった、というのでは、何のために雑談をしているのかわかりません。

戦略的に雑談を行うのであれば、相手から嫌われるような雑談はしてはいけません。ここでは、雑談における「やってはいけないこと」を8つにまとめてみました。雑談がうまくいかない、という人はここで挙げた話し方をしていないか、もう一度確認してみてください。

1.自分の話ばかりする

雑談は、相手の話を聞くことが基本

「自己開示」といって、自分の話をすることで、相手との距離を縮めてゆくことも大切ですが、自分の話ばかりすると相手をしらけさせてしまいます。

人は自分の話をするときに、気分良く話を続けられるものです。そうであれば、相手に気持ち良く話してもらいましょう。

自分の話は、会話を展開させ再び相手に話してもらうためのものと位置付けたほうが良いでしょう。

2.他人の話を遮る

会話は相手の話を聞き、それを受けて自分が話すという言葉のキャッチボールです。相手の話を遮る態度は、相手が投げようとしている手をはたいてボールを落としてしまう行為と同じで、相手の感情を著しく損ねます

この行為は、必ずしも悪気があって行っているわけではなく、むしろ話すことが好きな人が、ある種の癖で繰り返していることも多いようです。自分の話し方を振り返ってみるとよいでしょう。

3.他人の話を自分の話にすり替える

会話は、相手の話に興味を持ち、理解しようとする態度がなければ展開しません。自分の話は、相手の話を受け止め、話題を引き継いで行うものです。

相手が、「先週、ディズニーランドに行ってさ」と言ったのに対し、「私も行ったよ。すごく混んでたんだけど●△×※…」などと自分の話にすり替えてしまっては、相手は興ざめです。

4.否定する

雑談は、議論や交渉とは異なり、意見の対立は不必要であり、説得により自分の考えを通すものではありません。相手の言葉を否定して、自分の考えを述べるようなことはしてはなりません。

「でも」「しかし」といった逆説言葉を使うこともできるだけ避けたいところです。

5.相手より自分が上であるとアピールする

最近は「マウンティング」という言葉で表されるこの行為。たとえば相手が最近の仕事の話をしたとき、自分のほうが大きな仕事をしていることをすぐに言いたがる人がいます。いうまでもなく、これは不快感を与えます。

その手のことを言いたがる人は、実は自己評価が低く相手を下に見ないと自尊心が保てない寂しい心の持ち主なのではないでしょうか。

6.質問し、相手が答える前にさらに質問する

会話はクエスチョン&レスポンスで進んでいくもの。

たまに、質問に対しじっくりと時間をかけて考え、なかなか答えを出さない人もいます。そのとき、沈黙を極度に恐れるあまり、あるいは気を使っているつもりで、相手が答えないうちに違う質問をかぶせてしまう人がいます。

しかし、これでは相手がせっかく考えた答えを無駄にしてしまいます。質問をしたら答えまでじっくり待ちましょう

7.質問の連打

自分の情報を明かさず、また相手の言葉から話題を展開させることもせず、質問だけを繰り返す態度。まるで「名前は」「年齢は」「職業は」と、次々に聞いていく警察の尋問のようで圧迫感があります。

こちらの質問に答えてくれたときは、その答えから話題を展開させるように努めましょう。

8.相槌や共感をしない

雑談は、論理・理性のやり取りではなく、感情のやり取りであり、「共感」のコミュニケーションです。

相手の話への興味、共感を示すため、大きくうなずいたり、「なるほど」、「そうですね」といった相槌の言葉を入れたりするのを忘れないようにしましょう

詳しくは、こちらの本をご参照ください。

雑談の戦略」(大和書房)

image by: Shutterstock

 

弁護士谷原誠の【仕事の流儀】
人生で成功するには、論理的思考を身につけること、他人を説得できるようになることが必要です。テレビ朝日「報道ステーション」などでもお馴染みの現役弁護士・谷原誠が、論理的な思考、説得法、仕事術などをお届け致します。

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