あと僅かでクリスマス。イルミネーションや大きなツリーが各所に飾られ、街も賑わいを見せています。そんな日本人も大好きなクリスマスですが、実はあまり知られていない「豆知識」が山ほどあるのをご存知でしょうか。目からウロコなその「事実」が、無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』で詳しく紹介されています。
クリスマスのあれこれ
日本は面白いことに
- クリスマス:キリスト教
- 大晦日の除夜の鐘:仏教
- お正月の初詣:神道
と、3つの宗教に関連するものをわずか1週間ほどの間に立て続けに経験することができる、という不思議な国です。
今回はクリスマスについていくつか四方山話をしてみましょう。まず、「クリスマス=キリストの誕生日」ではないということ。「ええ!?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、「12月25日にイエスがお生まれになった」という記述はどこにもないようです。
このクリスマスは、あくまでも「イエス・キリストの降誕をお祝いする日」ということで、誕生日そのものでなくてもいいのです。
そもそも、生まれた年も諸説あって定かではありません。西暦1年がキリストの生まれた年…ということで
- 紀元前:BC = before Christ
- 紀元後:AD = anno Domini(ラテン語)
という言い方が生まれたはずですが、その西暦1年を挟んで前後10年の間ぐらいで諸説あります。
また、キリストの降誕を祝うお祭りですから、キリストが生まれた時に現れたとされる星をイメージしてクリスマス・ツリーのトップには大きな星が飾られます。この「ベツレヘムの星」は、実際の天文現象として、何か関連するようなものがあるのかどうか。さまざまに検証はされていますが、今のところ決め手はないようです。
さて飾りといえば、「ヤドリギ(mistletoe)」もあります。聖なる木として西欧では見られてるのですが、日本ではあまりそういう感覚はないですね。クリスマスにおけるヤドリギは特別な意味があるようで、ヤドリギの下ではキスをすることが許されるというのがあります。
マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」という、この時期の定番中の定番の曲がありますが、その中にも
I’m just gonna keep on waiting Underneath the mistletoe
という一節があります。これはヤドリギの下で待つことの意味を知らないとちんぷんかんぷんになりますね。
Harry Potterシリーズ第5部『不死鳥の騎士団』の中では、ハリーが初恋の人チョウ・チャンとキスをするシーンがあります。本文でもmistletoeに関連してのセリフがあり、映画ではmistletoeが画面に出てくる演出があります。
ヤドリギにも注目してみると面白いですよ。