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なぜ「腹へった」が口グセの人に限ってちっとも痩せないのか?

「疲れた」「ムカつく」「お金がない」などなど、ついつい口にしがちなこんな独り言が、あなたの人生の「困り事」を生み出しているとしたら…。無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』では著者の佐藤しょ~おんさんが、かつての自分の経験から、人生を変えるには「意識して独り言を停止させる時間を持つのが良い」との納得の理論を記しています。

あなたを、そして私を作るもの、それは…

人間が人間として機能するために必要なものは、「思考」なんです。我々の人生は自分が日々行っている思考が結晶化したものなんです。

ご飯を食べるのだって、「腹減ったな」と思考したから、「何か食べないとな」と思考した結果、食事をするという行為に至ったのです。今から会社に行くのだって、「会社に行かなきゃな」と考えたから行くことにしたんですよ。今日休んでいる人は、「今日は休もう」と初めに考えたんです。決断は思考の後にそれを採用しようと決める行為で、その前段階に「考える」という行為があるんです。

そんなバカなと言う人は、今から3分で良いから「何も考えない」ということにトライしてみて下さい。たぶん1分もしないで、何かを考えている自分に気付くはずです。ここでいう「考えている」というのは、独り言を言っている自分がいるということです。

人間って起きてから寝るまで、実はひたすら独り言を言い続けているんです。人生って独り言の連続なんですよ。さしずめ現代人に多い独り言は、「疲れた」、「腹減った」、「面倒くさい」、「ムカつく」、「カネが無い」だったりします。こういう言葉を起きている間中ずっと内言で言い続けているんです。

そしてここからが重要なんですけど、こうやって言語を使って思考したもののうち、頻度の高いものが現実になるんです。

私は結婚した直後あたりから、3年、4年という期間は体重がバカバカ増えたんです。スーツのパンツがあっという間にサイズアウトしちゃうんです。たいていのスーツってパンツがウエストを広げられるようになっているんですが、10センチくらいはすぐに出しちゃうんですよ。だいたいウエストって1センチが1キロに相当するみたいで、つまり1年やそこらで10キロ太ってしまったんですね。

前半生でビンボーだった頃は痩せこけて体重が43キロとかしかない時代もありましたから、後半生はデブるという選択もアリでしょとか言ってたんですが、私が太った理由も思考にあったんです。

原因は簡単で、結婚して食事の質が急激に良くなったんです。家で食べるご飯が美味い美味い。家人は料理が上手なので、今まで食べたことがない料理が食卓に並ぶワケですよ。それが美味いモノだから、いつの間にか口癖が「あ~腹減った」になっちゃったんです。そしてこのセリフを言うとホントにお腹が空いて来るんです。休みの日にランチを食べて2時過ぎに「あ~腹減った」と言ったら家人がメチャメチャキレまして、

 ■ 年がら年中、腹減った、腹減ったってうるさいんだよ!

って叱られて気付いたんです。これってオレが腹減ったって言うからホントに腹が減るんじゃないのか? ってね。これはホントに真実で、断食に失敗する人は断食中に「腹減った」って口に出しちゃうんですよ。思考して言葉にしてしまうと、それが現実になってしまうわけですから、言えば言うほどお腹が空いてくるんです。

同様に、「ムカつくぜ」って言えば言うほどあなたがもっとムカつく事態がどこかからやって来ますから。「疲れた」と言えば言うほど、もっともっと疲れて来るんです。

私は2014年の9月に断食をして、それ以降基本的に1日1食という生活をしているんですが、断食以降独り言で「腹減った」って言わなくなったんです。そうしたらホントに全然違うんです。

同じように昔は、「ムカつく」とか「ふざけんなよ」という独り言が多かったんですけどこれを言わなくなってからムカつく出来事がガクッと減ったんです。

実はみなさんのお困りごとって、それを誘発する独り言によって作られているんですよ。私はビンボーな頃には「カネが無い」、「カネが欲しい」ってヒマさえあれば言ってましたから。その結果、カネが無い現実、もっとおカネが欲しくなる人生を生み出していたんです。

だから人生を変えるには、そんな思考を変えるか、意識して独り言を停止させる時間を持つのが良いのです。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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