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なぜ、日本のお母さんたちは「子供のために」自らを殺すのか

日本人は世界的に見て睡眠時間が短いという事実をご存知でしょうか。その中でも特に40代、50代の女性が突出して短時間というのですが…、今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、そんな方々に向けたあるアドバイスを記しています。

もうちょっと寝ていよう

さて、本日は早起きの原因のお話。

日本に来た外国人が驚くもののひとつが「電車の中での居眠り」だそうです。まあ、確かに爆睡していますもんね。私なんて、夢を見て足をばたつかせたことがありますモン( ̄∇ ̄)。外国ではありえないですよね、いろんな意味で。

で、なぜこんなに居眠りをするのかといえば、実は世界的にみて日本人は睡眠時間がかなり短いんだそうです。フランスなどは平均8時間超なのに、日本では約1時間ほど短いんです。で、居眠りで睡眠時間の不足を補うと。昼寝とは違うので、これで補えるかは別問題だと思いますけどね。

そして、特に突出して短いのが40代50代の女性です。これはいろんな推論が可能でしょうが、年代から考えて「中高生がいる家庭」であろうと言われています。まあ、そうでしょう。で、この時間になにをしているのかと言えば、どうやら「お弁当作り」なのです。つまり、お弁当作りのために中年女性は睡眠時間がますます短くなって疲れが取れないままでいるということです。

疲れが取れなくても、毎日でも「子供には栄養のバランスが取れた手作りのお弁当を!」ということなんでしょう。が、ワタシ的には、日本女性の真面目さが表れていると感じるんです。いや、良い意味じゃなくて、むしろ鬼気迫る(0_0;;;)とでも言いたいくらいですよね。

「寝るよりラクは江戸にもなし」と言いますね。睡眠は身体のメインテナンス上とても重要な方法です。睡眠時間が足りないのに、サプリをどんなに飲んでも間に合わないわけですよ。つまり問題なのは、お弁当を作ることじゃなく、家事のために睡眠時間を削ってしまうことです(こう書くとたいてい、「好きで削っているわけじゃない」とか言うメールが来るんですけどね)。

…家事全般に言えることだけど、もう少しイイ感じに真面目でテキトーに家事と付き合ってみましょうよ。身体のことを考えれば、睡眠時間を削るのは最終手段です。しかも毎日だなんて、ゆっくり自殺しているようなもんですよ。ちょっとくらい手を抜いたからって「こんなの、食べられない」とか言ってくる子なら、むしろその方が大問題なんじゃないですかね( ̄∇ ̄)。ま、ワタシなら「はあ?」で次からゴハンだけ詰めておかずは入れてあげないけどね。そのくらい、恩着せがましくてちょうどいいんじゃないかと思うんですよね。

疲れているなら、もう少し朝寝ていましょうよ。お弁当なんてできる範囲の物を詰めていけば十分です。お母さんが元気な方が家族も喜んでくれると思いますよ。

image by: Shutterstock.com

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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